Microsoftは、同社のクラウドOSが絵空事ではないことを人々に納得してもらおうと努めている。 ソフトウェア大手のMicrosoftは、2008年10月のProfessional Developers Conference(PDC)で「Windows Azure」を発表した。それ以来同社は、Azureの構成要素は2009年内に最終的な形で用意できると述べているが、現段階でのAzureの状況についてはほぼ沈黙を守ってきた。 3月第1週に行われた電話インタビューで、Microsoftのシニアディレクターを務めるSteven Martin氏は、Azureユーザーは日々増えていると述べたが、現時点におけるサービスの利用者数は明らかにしなかった。 「われわれが承認を与える開発者の数は、日を追うごとに増えている」(Martin氏) Microsoftはさらに、ストレージモデルを変更するとともに、リ
日本IBMは12日、顧客のIT基盤をクラウド・コンピューティング環境とする、「エンタープライズ・プライベート・クラウド」のための一連の新サービスの提供を開始した。 エンタープライズ・プライベート・クラウドは、クラウド・コンピューティング技術を企業内や企業グループ内のプライベートなネットワーク環境で活用するもの。ビジネス・ニーズに応じた迅速なITサービスの提供とその拡張・縮小の実現、企業内のシステム運用効率の向上やワークロード減少を顧客企業にて可能とする。 今回提供される新サービスは「クラウド・ビジネス・コンサルティング・サービス」「クラウド・テクノロジー・コンサルティング・サービス」「エンタープライズ・プライベート・クラウド設計 / 構築サービス」の3種。「クラウド・ビジネス・コンサルティング・サービス」では、クラウドを活用した改革のポテンシャル領域の洗い出しと効果の見積り、、パブリック・
IBMがプライベート・クラウド支援、“社内Amazon EC2”実現へ:2009年はプライベート・クラウド元年 日本IBMは3月12日、企業が社内で利用するクラウド・コンピューティング環境の構築支援を開始すると発表した。米アマゾンや米グーグルが提供するパブリック・クラウドとは異なり、社内のシステムとリソースを活用し、社内向けにITリソースを提供する「プライベート・クラウド」を実現するための各種サービスを提供する。 プライベート・クラウドは社内データセンターのITリソースを統合し、新しいビジネスやシステムに対して、迅速かつ柔軟にITリソースを提供できるようにする。データセンターの運営はできるだけ自動化し、運用管理コストも下げる。これまでのデータセンターは手作業の運用が多く、新ビジネスの立ち上げなどでIT環境を新しく用意するために時間がかかることが多かった。 日本IBMの執行役員 未来価値創造
Technology Adoption Programにクラウドを適用したところ、年間運用費用を84%も削減できた 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3月12日、「エンタープライズ・プライベート・クラウド」実現に向けた新サービスを提供すると発表した。社内のITリソースをプール化し、必要に応じて柔軟に提供できるシステムの構築を支援する。 エンタープライズ・プライベート・クラウドとは、仮想化・標準化・自動化といったクラウドコンピューティング技術をプライベートな環境で活用し、ITリソースを柔軟に提供できるシステムのこと。インターネットやキャリア網を通じて提供される「パブリッククラウド」と対比され、エンタープライズクラウドとも呼ばれる。 IBMでもワールドワイドでクラウドサービスを検討・検証しており、例えば、基礎研究所の3000名の研究員に対し、必要なITリソースをオンデマンドで提供する
Microsoftのホスト型データベース・サービス,Tabular Data Streamをサポートへ 米Microsoftは米国時間2009年3月10日,同社が開発中のホスト型データベース・サービス「SQL Data Services(SDS)」において,SQL Serverの既存のネットワーク・プロトコルである「Tabular Data Stream(TDS)」をサービス・プロトコルとして採用する計画を発表した。TDSのサポートにより,同サービスにリレーショナル機能を追加する。 Microsoftは,サービス・インタフェースとしてRESTを採用するSDSサービスのCTP(Community Technology Preview)版を4カ月前に公開している。コミュニティから,SQLクエリー,リレーショナル・スキーマ,ストアド・プロシジャといったより直接的なリレーショナル機能を求める声が多
米マイクロソフトは2009年3月10日(米国時間)、クラウド型データベース「SQL Data Services(SDS)」の開発方針を変更すると発表した。開発者が慣れ親しんだリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)の機能を、SDSでも使えるようにする。従来同社は、SDSはRDBMSではないので、開発者はRDBMSとは異なるデータモデルを採用する必要があるとしていた。新しいデータモデルが開発者の不評を買ったため、SDSの開発方針を変更した。 SDSは、マイクロソフトのクラウド・コンピューティング・サービス「Azure Services Platform」の中核である。SDS開発チームはブログで、SDSが今後、RDBMSが持つテーブルやストアドプロシージャ、トリガー、ビュー、インデックスといった機能をサポートすると発表した。従来の説明では、これらの機能はSDSでは使えなかった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く