日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズ(OIS)は9月28日、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)製品のビジネス戦略を発表した。「Siebel CRM」を中核にした金融、通信など業種別ソリューションの販売強化を打ち出したほか、OIS社内の営業体制を倍増する計画を明らかにした。また同日、オンデマンド型のCRMサービス「Siebel CRM On Demand」を2006年10月1日から提供開始することを発表した。 日本オラクルとOISの両社は、「Siebel CRM」「Oracle E-Business Suite CRM」「PeopleSoft Enterprise CRM」という複数のCRM製品をラインアップしている。今後は新規の顧客開拓には、「Siebel CRM」を中心に提案していく。金融、通信、ハイテク、自動車など、業種別に用意したソリューションの
日本オラクル株式会社と日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社(以下、OIS)は9月28日、CRM(顧客連携管理)システムをサービスとして提供する「Siebel CRM On Demand」を、10月1日より提供開始すると発表した。価格は1ユーザーあたり8750円/月で、「競合の半分の価格ながら、広範囲な機能を持ち、より速く、安全で、ユニークな分析機能を強化したものを提供する」(OISの代表取締役、村上智氏)。 Siebel CRM On Demandは、CRMアプリケーションの「Siebel CRM」の機能を、月額料金制で利用できるサービス。マーケティング、営業支援、サービス、分析などの機能を持ち、最小1名からの利用に対応する。SaaS型の提供によって、「顧客で従来必要であったトレーニングや運用管理が不要になり、導入初期コストを劇的に削減可能」(村上氏)なメリットがある。 OIS
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズが、ついにソフトウェアのサービス化に本腰を入れる。両社は9月28日、ソフトウェアをウェブ上でサービスとして提供するSaaS(Software as a Service)モデルのCRMとなる「Siebel CRM On Demand」を10月1日より提供開始すると発表した。 同サービスは、1年前の2005年9月に米Oracleが買収を発表したCRMベンダー、Siebel Systemsによって2003年より提供されていたものだ。自社サーバへのインストール型アプリケーション「Seibel CRM」の機能を月額一定料金で利用できるというサービスで、すでに日本語化はされていたものの、国内で本
日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは9月28日,CRM(顧客情報管理)アプリケーションを月額料金で提供するSaaS(software as a service)型のサービス「Siebel CRM On Demand」を10月1日に開始すると発表した。 Siebel CRM On Demandは,米国では2003年に開始したサービス。マーケティング,営業支援,サービス,分析などの機能を持つが,他社と最も違うのは情報の分析機能だという。テキサス州オースチンにある88万平方メートル,4ペタバイトのストレージ容量を誇るデータ・センターから,日本企業に対してもサービスを提供する。 同サービスの月額料金は,1ユーザー当たり月額8750円(税抜き,データ容量10Mバイトまで)。1名から利用できる。 またオラクルは同日,CRMの営業体制を拡充し,業種別の専門組織に変更したと説明した。人
Microsoftの参入やSalesforce.comのオンデマンドサービスによって、しだいに活気づいている国内のCRM市場だが、マーケットリーダーであるオラクルが、Siebel CRM On Demandの投入を機に市場拡大を狙う。 日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは9月28日、マーケットリーダーであるSiebel CRMの機能を月額8750円で利用できるサービス、「Siebel CRM On Demand」を10月1日から提供することを発表した。すでに世界4000社、460万人のユーザーを誇るCRMアプリケーションをSaaS(Software as a Service)型で提供するのを機に、営業体制を強化し、市場拡大を目指す新しいCRMビジネス戦略も明らかにした。 都内のホテルで記者発表会に臨んだ日本市場のアプリケーション事業を担当するディック・ウォルベン上級副社
日本オラクル株式会社は7月31日、カスタマーサポート事業を拡大するにあたっての戦略を発表した。 常務執行役員 カスタマーサービス統括本部長の細谷哲史氏によれば、「サポートビジネスは昨年6割伸びた」とのことだが、国内における売り上げ構成比のうち、サポートが占める割合は47%に過ぎず、米Oracle本社の59%に比べれば、まだ低いという。細谷氏は、「全世界のカスタマーベースに比べるとまだ少なく、逆にいえばまだビジネスが伸びている」として、サポートサービス事業に注力して同分野の売り上げを伸ばしていきたいとした。 サポートサービス事業は、大きく2つに分かれる。1つは、「ソフトを購入いただいた時に半ば自動的に購入いただくサービス」(細谷氏)と表現される製品の保守サポートで、ここは、通常日本オラクルだけが提供できる部分である。この部分をおろそかにしないのはもちろんだが、同社が注力しようとしているのは、
2006/8/1 日本オラクルは7月31日、顧客システムの運用管理を代行する「Oracle On Demand」の大幅強化を柱とするサポート・サービス事業の新戦略を発表した。すでに米オラクル本社が始めている業務アプリケーションのネットワーク経由でのサービス提供を今年度(2006年6月-2007年5月)中に、国内で始める計画。日本オラクルのカスタマーサービス統括本部 オンデマンド&ACS本部長 荻矢隆雄氏は「今後はすべてのアプリケーションをオンデマンドの形態でサービスとして提供していく」と話した。 同社は現在、Oracle Databaseや、ERPの「Oracle E-Business Suite」、グループウェアの「Oracle Collaboration Suite」にオラクルのエンジニアがリモートでアクセスして運用管理するサービスを、Oracle On Demandの名称で展開してい
オラクルのカスタマーサービスの新戦略に関する、記者向けブリーフィングに参加した。買収したPeople SoftやSiebelの製品を含め、顧客にとってワンストップでのサポートサービスを提供できる体制を実現していくとのことだ。 今日の発表のなかで、オラクルにおけるサポート関連とライセンス販売のビジネスの割合についての話があった。昨年度、日本においてはライセンス販売が53%、アップデートおよびサポートが47%でライセンス販売がまだ多い。しかしながら、米国オラクルコーポレーションの場合は、ライセンス49%、サポート59%とサポートビジネスが6割近くにまで増えているとのこと。 この話を聞いて、このままいけばオラクルのようなエンタープライズ系のソフトウェアは、ゆくゆくはタダになるのだろうなと思った次第。なんだか発想が、飛躍しているように思われるかもしれない。 SaaSが普及して、エンタープライズ系ソ
2006/6/27 日本オラクルの執行役員 アプリケーションマーケティング本部長 藤本寛氏は6月26日会見し、米本社が買収したシーベル・システムズのSaaS(Software as a Service)型CRMについて「早いうちに提供開始したい」と語り、SaaSに本格的に取り組む姿勢を示した。SaaS型のほか、日本オラクルがすでに提供開始しているホスティングサービスと組み合わせたメニューも用意する。 日本オラクルは、旧ピープルソフトと旧日本シーベルが合併した新会社、日本オラクルインフォメーションシステムズ(OIS)とクロスライセンス契約を結び、お互いの製品を扱えるようにしている。両社は共同で350人規模の営業部隊を組織し、プリセールスなどを展開。日本オラクルが今後展開するCRM製品は、旧シーベルの製品が中心となる。 日本オラクルが近く提供開始するのは、SaaS型の「Siebel CRM O
顧客関係管理(CRM)業界では、OracleがSiebelとPeopleSoftを買収するなど、企業の合併が相次いだが、調査会社Gartnerのアナリストらは、同業界の整理統合の動きは今後も続くと予想している。 Gartnerのアナリストらは、最新のリサーチノートの中で、「CRM市場における整理統合の動きは今後も続く」とした上で、過去2年間で「特に注目すべき」12件の買収を挙げている。 GartnerはCRM業界で整理統合が進んでいる1つの理由として、CRM企業の創業者や企業の取締役会の間に広がる幻滅感を挙げている。CRM企業の創業者らは(買収に対して)抵抗もせず会社を売り払っており、また各CRM企業の取締役会では、成長の遅さ(あるいはマイナス成長)に対する失望感が広がっていると同社は分析する。 これらの要因が、将来のさらなる整理統合を暗示している、とGartnerは指摘する。また、市場で
読者の皆さんは「SaaS(Software as a Service)」という言葉をご存知だろうか?「サービスとしてのソフトウエア」という意味で,具体的にはインターネット経由のサービスとしてソフトウエアを提供する形態のことだ(SaaSに関する最新動向・詳細情報については特番サイト「Saas & Enterprise2.0」を参照のこと)。 こういうと「ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービスといっしょじゃないか」と思われる方も多いだろう。 記者自身も,米ネットスイートの記者会見でCEO(最高経営責任者)のザック・ネルソン氏がSaaSという言葉を使っているのを聞いたときは「SaaS=ASPサービス」だと思い,記事にもそう書いた。ネットスイートは米オラクル創業者のラリー・エリソン氏が出資するSaaSベンダーであり,CRM(カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)やERP(統
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Oracleなどの大手ソフトウェアベンダーが一部のソフトウェアのサービスメニューをASP形式で提供していることを除いては、これまで日本進出を果たしたASP事業者というとSalesforce.comのみというのが現状だった。そこへ新たに日本進出を果たしたのがNetSuiteだ。 NetSuiteは、くしくもSalesforceのCEO Marc Benioff氏と同じくOracle出身者で、現在NetSuiteのCTOを務めるEvan Goldberg氏と、現在もNetSuiteの大株主となっているOracleのCEO、Larry Ellison氏が、NetLedgerとして1998年に米国で創業した企業だ。1999年に最初の製品を導入し
ベルシステム24(東京都豊島区、園山征夫社長)と日本オラクルは2月8日、マーケティング支援システム「PROGRES(プログレス)システム」を共同開発したと発表した。ベルシステムは同日、このシステムを使ってイベント集客・効果測定サービス「PROGRESイベント支援ASP」を開始した。 PROGRESシステムは、オラクルのWebマーケティングシステム「OCD(Oracle Contact Database)」と、ベルシステムのCTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)システム「CMS(Call Management System)」を組み合わせたもの。イベントへの来場者などの潜在顧客や顧客のデータを一元管理し、購入可能性が高い潜在顧客を選出したり、マーケティング施策の効果を測定したりするといった機能を持つ。 オラクルの新宅正明社長は、「当社自身もマーケティングの効果を定量的に図る
日本オラクルと新日鉄ソリューションズは9月1日、オンデマンド型のITシステム運用管理サービス「Oracle On Demand@NSSOL」を提供開始すると発表した。オラクルの統合業務アプリケーション、Oracle E-Business Suiteを導入した企業は、ハードウェアおよび運用管理サービスを月額3万円/1ユーザー(最小構成50ユーザーから)の従量課金制で利用できるというものだ。 新日鉄ソリューションズの代表取締役社長 鈴木繁氏は、企業の情報システムにおいてTCO(総合的保有コスト)の削減、ROI(投資対効果)の明確化、効率的なIT投資への需要が高まっており、特にITコストの半分以上を占めるといわれる保守運用コスト削減のため、メインフレームやオフコンなどからオープンシステムへの移行を希望する企業が増えていることを指摘する。「ただ、オープンシステムの導入には高度な技術を保有する運用管
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