外国人技能実習生に対して雇用主が適正な賃金を支払わなかったり、無理な残業を強いたりするケースが長崎県内でも一部で横行し、失踪の原因になっている。不当な扱いを受けた外国人労働者を保護する佐賀県内の「シェルター」で実態を取材した。 6月のある日。長崎県内の縫製工場で働いていた20代と30代のカンボジア人女性2人が職場から逃げ出した。度重なる不当な残業や賃金未払いなどが理由。2人が向かったのは佐賀県内のシェルターだった。 支援者の越田舞子さんが手探りで設けた外国人の一時保護施設。いわば「駆け込み寺」だ。女性2人は、先に入所していたベトナム人2人と共同生活を始め、落ち着きを取り戻した。越田さんは「言葉もよく理解できない子たちをだますのは許せない」と憤る。 カンボジア人2人は2017年3月、技能実習生として来日。長崎県内の縫製工場で働き始めたが、残業が常態化。彼女たちが毎日書き留めた日記によると、朝
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