新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、店頭でのマスクの品薄が1カ月ほども続いている。いっこうに変わらない状況に政府も危機感を強め、メーカーは24時間体制で増産している。それでもマスクが行き渡らないのはなぜなのか。 【写真】「マスク全品欠品中」「次回入荷未定」と貼り紙を出した薬局の店頭。朝に入荷した消毒剤もすぐに売れてしまうという=27日、東京都千代田区 厚生労働省と経済産業省は26日深夜、マスクの生産状況を知らせる一般向けの特設ページ(https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html)を開設した。国内の生産体制や輸入状況のほか、マスクの使い方や感染を防ぐ方法、感染が疑われる場合の対処法などを紹介している。特設ページの開設を決めて、即日立ち上げた。 対応を急いだ背景には、マスクの品薄がなかなか改善しないことへの政府の焦りがある。政府は13日、使い捨てマスクの