あまり「憂国」テーマばっかりでも、息が詰まります。また、「なるようにしかならない」(*1)ことを、ああでもないこうでもないと、あげつらったあげくに、いい歳したオヤジが悲憤慷慨する姿をさらすのも、度が過ぎると決して見好いものではありませんので、今週は趣向を変えます。 私が、1993~4年にかけてイギリスの法廷弁護士の資格勉強をしていたとき、またその後5年間の実務の中で、当然、 「法廷弁論とはいかに行うべきか」 というスキル(技術)の部分の訓練を、クラスごとの模擬裁判や、ビデオ収録した自分の「パフォーマンス」の講評などを通じて鍛えられました(*2)。 しかし、スポーツをやっている方は皆さんごぞんじのとおり、スキル・トレーニングと共に、基礎体力をきたえるためのフィットネス・トレーニングも欠かせません。 法廷弁論の基礎体力は、演説、ようするにスピーチにあるわけですが、この「スピーチ・フィットネス・