【第94回】 2009年06月25日 飽和市場で外国人正社員を大量採用 ローソンが“純血主義”を捨てた理由 「お店の仕事から、一生懸命頑張ります!」 今年4月、浅黒い肌に白い歯をのぞかせながら、初々しい声が店頭ではじけた。真新しい制服に身を包んだ外国人の新入社員が「ローソン」で働き始めたのだ。 ローソンでは、大卒の新入社員も全員店頭業務からスタートするが、今年は「新入社員122人中、実に3割にも上る39人が外国人」という異例の多さとなった。 国籍は、中国が33人と大多数を占める。その他にベトナム、台湾、韓国、インドネシア、バングラデシュの出身者がいる。男女比は約半々だ。皆日本の4年制大学を卒業し、日本人の大学生と全く同じ条件でローソンの採用試験に合格して入社して来た。入社後の待遇もすべて日本人と同じだ。 筆者はたまたま4月の研修の模様をテレビで見ていたが、彼らの日本語の受け答えは