職場につきものだった「飲みニケーション」が、不況や酒そのものが敬遠される風潮から、ずいぶん変化しているという。というわけで今回は、“サラリーマンの飲み会”事情をさまざまな調査結果から浮き彫りにしてみる。 ■月1・5回、費用は平均4000円台 「酒でコミュニケーションをはかるのはもう古い」「誘っても断られるだけ」などと、近年はネガティブなレッテルを貼られがちな「飲みニケーション」。“誘う側”の人が多いと思われる夕刊フジの読者諸兄にとっても大きな関心事だろう。 実際、データを見ると、職場で上司・同僚などと飲む機会は、年々減少している=表(1)。1回にかける「飲み代」も2007年をピークに減ってきている。リーマンショック後の不況の影響が大だが、急激にガクンと落ちているわけではない。回数、金額とも微減で、「年に20回程度、金額は1回につき4000円台」くらいはキープしているようだ。 「飲ん