史上初の永世七冠を獲得した将棋の羽生善治さんと2度の七冠を達成した囲碁の井山裕太さん。2人が到達した「前人未到の世界」とは?「独創的な一手」や深い「大局観」を生み出す秘密はどこにあるのか?そして、2人が目指しているという「真理」とは?国民栄誉賞の受賞が決まった羽生さんと井山さんへのダブルインタビューで徹底的に迫る。
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2018年4月2日(月) 放送予定 “史上最強”の軌跡スペシャル 棋士・羽生善治 前人未到の「永世七冠」を達成し、棋士初となる「国民栄誉賞」を受賞した羽生善治(47)の特別編。これまでに勝ち取ったタイトル数は通算99期。他の追随を許さない、圧倒的な強さはどのようにして生まれ、育まれたのか。“史上最強”へと至る軌跡をたどる。 「プロフェッショナル」では、2006年・08年に羽生を主人公とした番組を放送。若くして天才と呼ばれた陰にあった「苦悩」、ライバルとの「死闘」を通して浮かび上がる勝負師としての生きざまを生々しく記録してきた。今回、その2本を再編集し、インタビューを新たに収録。密着取材した30代から10年あまりを経た今、どんな地平を目指すのか。羽生は、驚くほど赤裸々に47歳の心境を語った。人生において長きにわたる「仕事」、そのさまざまなステージで闘う人たちに向けた特別版。
『真田丸』での秀次は、意外な動機で死を選びます。 演じた新納慎也さんに秀次の心境を語っていただきました! 舞台俳優として、今年で25周年を迎えます。大河ドラマへの出演は、日本で役者として生きる者にとって大きな目標のひとつであり、名誉なことです。収録が終わった今でも信じられない思いです。 三谷さんからは「ただただ、飄々(ひょうひょう)と、繊細に演じてください」と言われ、脚本でも初登場から屈託がありませんでした。史実では、このころ家康との小牧・長久手の戦いで敗北しているのですが、『真田丸』の秀次は基本的に戦には興味がありません。幼くしていろいろなところに養子に出され、叔父が秀吉という権力者ですが、マイペースに生きています。“飄々と”をベースに、“人の心の黒い部分を知らずに生きてきた秀次”を表現しようと思いました。 秀次の人物像は、資料として読んだ本それぞれに違っていましたが、僕は実直で穏やかな
正直、板部岡江雪斎のことは、この役をいただいてから知りました。戦国時代といえば武将というイメージが強かったので、外交僧として力ではなく頭脳で戦う江雪斎の役割は面白いな、と思いました。 人物によって立ち姿、声の出し方、歩幅や歩速などは違うと思っているので、役作りはいつもそこから考え始めます。江雪斎に関しては、脚本のト書きに「説得力のある声で朗々と」と書かれていたので、特に声には気をつけようと思いました。個人的にお坊さんは声が良くて、しかも響くというイメージがあるので、参考にして演じています。 業種が何であるかはわからないですけれど、江雪斎は“老舗の大番頭”というイメージです。先代である氏政のことはもちろん、息子の氏直のこともよく知っていて、信頼されているという自負もあるような気がします。他人と議論し、論破するのが好きな人だとも思えました。第21回「戦端」で氏直に上洛(じょうらく)を勧めますが
大河ドラマ出演は3作目になります。稲は最後まで生き残る人なので、長い時間役を演じられるのが嬉しいです。ただ、第16回からの登場なので、すでに出来上がった座組に入っていく不安と緊張感がありました。けれども、それぞれが役になじんでいる撮影現場では、余計な心配など必要なく、皆さんのお芝居に反応するだけで大丈夫でした。今は、共演者の皆さんに刺激をいただく毎日です。 脚本では、稲のクールで気の強い部分を意識して書いてくださっているようです。今のところ、稲は真田の人たちを拒絶しています。なるべく自分の温度を消し、セリフでも言葉尻で自分を表現するように。真田の情報を徳川に伝える役割を担って嫁に来た稲ですから、家族の会話を聞いているようで、聞いていないような……そんな役作りをしています。 演じるにあたり、歴史の大きな流れを勉強しました。けれど、史実にとらわれすぎないよう、あまり勉強しないでほしいとも言われ
上杉の人質生活を経て、大坂へ向かうことになる信繁ですが、僕は田舎で青春期を過ごした若者が都会に出て就職したようなものかなと思っています。豊臣という大企業に入社したサラリーマン。新入社員ですが、信繁は秀吉のお世話係になり、大事な会議にも出席したりします。裃(かみしも)も、現代で言えばスーツのような感覚だったのではないでしょうか。ただ信繁は真田からの出向の身で、地元にも利益を誘導したいと思っている、少々やっかいな新入社員なのですけれども(笑)。 セリフでも「私はどうすればいいのでしょう」「私はどこに向かうんでしょう」など、これまでは「私」が多かったのですが、大坂に来てからは大きな組織の歯車となったせいか「私」がなくなります。ぴょんぴょん飛び跳ねていた信繁が、ようやく信濃の大地に足を下ろしたと思ったら、梅の死を経て、世の趨勢(すうせい)に流される身になってしまう。大坂では、雰囲気に飲まれ、秀吉に
時代劇に出演するときは、いつも「どうしよう?」と悩んでいますが、梅役は楽しく演じることができました。これまでの時代劇出演は明治、大正、昭和あたりまでで、戦国時代は初めて。梅もそうですが、戦国の女性はたくましくて素晴らしいです。でも、今の女性もたくましいので、いつの時代も女性はすごいのだと思っています。梅は優しく、女性的。でも、お百姓として生きてきたので、力持ちでもあります。その差が人間らしくて、演じていてとても楽しかったです。 本音を言えば、歴史は苦手です。資料を読んでみましたが、似ている名前がいっぱい(笑)! 歴史の授業よりも『真田丸』の脚本は面白く、わかりやすくて助かりました。衣裳も、お百姓なので袖など気にしないで済むし、利便性に優れたものを着せていただいたので楽でした。シーン中で縄を編んだのは初めてです。少しだけ、難しかったかな……。 兄・堀田作兵衛役の藤本隆宏さんとは3度目の共演に
出演のお話をいただいた際に、番組プロデューサーから手紙をいただきました。そこには景勝と信繁の関係がわかりやすく書かれていて、「人質から始まり、一旦別れた後、二人が再会するのは大坂の陣。三谷さんが『そのときの景勝の顔が見てみたい』とおっしゃっている」とありました。『天地人』(2009年)を見ていたので、大まかに上杉景勝を把握していた程度でしたが、その手紙は大事な部分を抽出し、丁寧に説明してしてくださっていたので、歴史にあまり詳しくなくても十分理解できました。それで信繁と景勝の間には人間的な何かがあったのだと感じ、喜んで上杉景勝役をお受けしました。 先代である上杉謙信は、義に徹しながらも相応の実力があった人物です。けれども養子として上杉を継いだ景勝は、義父と同じく、純粋な部分がとてもある男なのですが、知恵や判断力、行動力などはどうしても劣ってしまっている。謙信のように義に徹し、理想に生きようと
『真田丸』で直江兼続役が決まったという事務所からの連絡メールを目にした瞬間、うれしいというよりも頭が真っ白になりました。知名度がある武将で、2009年の大河ドラマ『天地人』では主人公でした。戦国ゲームなどでも人気の格好いいキャラクターですから、歴史はあまり詳しくないという方にもよく知られた人物です。それを僕が!?という感じでした。 撮影前に資料となる本を読んだり、米沢へ兼続公の墓参りに行ったりしましたが、僕が今回の兼続役で最も役作りの基礎になると思ったエピソードが、「閻魔大王への手紙」です。 演じる上で気をつけているのは、まず姿勢です。どの武将よりも凛としていようと思っています。僕の声がいいと言ってくださる方もいて、ありがたい限りですが、自分ではよくわかりません。逆に、響きすぎているのではないか?マイクに乗せる音量はどれくらいなのだろう?と、探りながらやっているというのが正直なところです。
最初に脚本を読んだとき、かなり驚きました。いわゆる戦国の三英傑・家康像とかけ離れた、臆病で、慎重で、情けない部分が誇張されて描かれていましたから。最初は「なんなんだこの家康は?」と悩みました。 三谷さんは家康をいわゆる英雄と考えていない。みんなが知らない人間くさい部分を出してほしいと言われました。「期待しています」とも言われてしまい、「いや、期待されても…」と思ったのですが(笑)。 もともと自分自身、石橋を叩いて、叩き壊して、あげく泳いで渡るような慎重派。そういう私が本来持っているところを見抜かれたのかもしれません。自分が持っている情けなさ、おかしさを、家康役に投影させればうまくマッチングできるかもしれない。そう考えました。 一番の不安は、徳川家の末裔の方々を落胆させるのでは? ということ。撮影に入る前、静岡県・久能山東照宮に参拝に行ったのですが、徳川の末裔の方々は実際に沢山いらっしゃる。
僕が『真田太平記』(1985年)に真田幸村(信繁)役で出演していた時、昌幸役は丹波哲郎さんでした。今回、『真田丸』での昌幸役の話を聞いた時は驚きました。丹波さんが昌幸役をやっていた年齢は、くしくも僕と同じ63歳。丹波さんの昌幸はインパクトがあり、とてもいい味を出されていましたからね。イメージがずっと強く残っていました。 しかし脚本が来て、読んでいくうちに、そのイメージはちょっとずつ離れていきました。脚本の三谷幸喜さんからは「丹波さんを超えようね」と言われました。「がんばります!」というところです。セリフは大変ですけれど、脚本がとにかく楽しい。60歳を過ぎて、こんなにやりがいのある大役…しかもオイシイ役をいただいて、本当に感謝しています。 同じ真田家を描いていますが、二つの作品はまるで違うもの。丹波さんの昌幸は、丹波さん自身がとても明るい人でしたから、持っている明るさが出た昌幸像でした。僕は
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