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ブックマーク / hyoshiok.hatenablog.com (13)

  • 9月末で60歳定年退職しました - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    当社の規定により満60歳で定年退職をした。長いようで短かった会社員生活も一区切りだ。自分のプログラマとしての会社員生活を振り返ってみる。無駄に長いし結論はないのでお忙しい人は飛ばして欲しい。 9月末なのでブログ界隈では退職エントリーがそこかしこに書かれると思うが、その中で自分の退職エントリーを連ねることにどれほどの意味があろうか。もちろんないのだが、それでも多くの書き手の年齢を考えると満60歳定年退職というところに若干の希少価値を見出せなくもない。 1984年に大学院修了して以来、プログラマとしてのキャリアを重ねてきた。大学時代の同期でプログラマとして就職したものは皆無だ。当時、工学部の同期はメーカーに就職するのがほとんどで、大手家電メーカー、自動車メーカー、電力会社などなど、当時の誰でも名前を知っている人気企業に就職するものが大半だった。 その中で、日ディジタルイクイップメント(DEC

    9月末で60歳定年退職しました - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)について知りたかったら、闘うプログラマを読め - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    継続的インテグレーション(CI - Continuous Integration)と継続的デリバリー(CD - Continuous Delivery)について知りたかったら、闘うプログラマー[新装版]を読もう。 これはWindows NTの開発物語だ。大規模基盤ソフトウェアの現場の葛藤を生々しく描いていて、ソフトウェア開発に従事しているものには必読書といっても過言ではない。 デスマーチ、ドッグフードをう、ビルド、業界人なら誰でも聞いたことがあるジャーゴン(業界用語)がちりばめられている。書によって、それらの用語を覚えた人も少なくないと思う。 「カトラー(開発の総責任者、伝説のプログラマー)は、オペレーティング・システムを開発するときは、機能を増やすより、スケジュールを短縮するべきだと考えている。最初のバージョンは、機能を減らしても、早くリリースしたほうがいい。最初は機能を最小限にして

    継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)について知りたかったら、闘うプログラマを読め - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/06/26
  • チームで学ぶ - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    PBL(Project Based Learning)の授業を持っていて、その教員が集まってあーだこーだという会に参加している。PBLという手法は必ずしも教員にとっても経験豊富なものではないので学生の指導方法とかに悩みが多いので、いろいろな立場の人が集まって、あーだこーだ試行錯誤や悩みについて披露し合う。 産業技術大学院大学でのPBLはウェブアプリケーションの作り方を学ぶというもので、モダンなソフトウェア開発手法やクラウドを前提としたツールなどを利用してチームで実際にものを作る。 *1 キーワードとして、Continuous Delivery (CD), Test Automation, Continuous Integration (CI), Version Control System, Test Driven Development (TDD), Platform as a serv

    チームで学ぶ - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/06/08
  • ICT Design Trek 2016に参加した - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    はこだて未来大学で開催されたICT Design Trek 2016 (冬)に参加した。 SF映画をみて映画の世界のインタフェースを作ろう!ワークショップです。段ボールやスチロールなどを使って動くプロトタイプを3,4人のチームに分かれて作ります。 <動くプロトタイプ> プロトタイプ作成のためにArduino、iPad、プロジェクタ、スクリーン等を用意しています。もしこだわりの機材、使ってみたい機材がありましたら各自持ち込み歓迎です。 https://ed4bffb52a20331e96dfe5eb2a.doorkeeper.jp/events/38387 Star Trekを観て、それを題材に映画に出ていない何かを妄想して、それのプロトタイプを作るというワークショップである。(何を言っているかわからない。私もよくわかっていなかった) スター・トレック?/リマスター版スペシャル・コレクターズ

    ICT Design Trek 2016に参加した - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/03/19
  • 数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    工学部を卒業したので、大学時代は数学を勉強したはずなのだがすっかり忘れている。小中学校の頃は算数とか数学の最初の方は結構好きだったのであるが、高校の中盤から後半にかけてすっかりちんぷんかんぷんで理解が遅れてしまい、大学の数学はさっぱりだった。 大学の物理や数学は何のために学ぶのかというモチベーションを見つけられないまま単位を取るために仕方なくこなしていた。 正直言って電子回路の設計とか構造体の設計の仕事にでも従事しない限り大学時代の物理や数学を日常的に使うということはない。 コンピューターサイエンスの勉強もちょっとはしたが、物理や数学のような学問に比べると、理論的な積み重ねは薄いし、コンピューターサイエンスをサイエンスと呼ぶのはおこがましいような気もしないでもない。 なんてことをつらつら思っていたのだが、最近数学をガッツリ学び直したいと思っている。 数学を学んだところで仕事にすぐに役立つわ

    数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    jusei 2016/03/12
  • なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか。 2011-03-05 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    「現代の二都物語」を読んだ。 米国東海岸ボストン近郊の、ルート128。そのまわりには、70年代ハイテク企業がひしめいていた。ボストンにはMITやハーバート大学がありハイテク産業に人材を供給していた。DECや、DG、ワングなどのミニコンピュータベンダーがそこにはあった。 そのベンダーがなぜ競争力を失って、シリコンバレーに破れるのか。地域としての優位性を保てなかったのか。それについて書は書いている。 結論から言えば、一社で上から下まですべて作り上げる垂直統合型のビジネスモデル、それが東海岸ボストン・ルート128の企業の典型だった、それが自社の技術に固執するばかりに時代の変化に取り残されて、破れさっていくということである。 シリコンバレーでは、各社は自分の得意なところ以外は積極的に外部から調達する。コンピュータベンダーですら、CPUからなにから何まで外部に依存したりする。水平分業型のビジネスモ

    なぜシリコンバレーは復活し、ボストン・ルート128は沈んだか。 2011-03-05 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    jusei 2016/03/06
  • 職業としての小説家、村上春樹、読了 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    職業としての小説家 (Switch library)を読んだ。 1)小説家は寛容な人種なのか、2)小説家になった頃、3)文学賞について、4)オリジナリティーについて、5)さて、何を書けばいいのか?、6)時間を味方に付けるーー長編小説を書くこと、7)どこまでも個人的でフィジカルな営み、8)学校について、9)どんな人物を登場させようか?、10)誰のために書くのか?、11)海外へ出て行く。新しいフロンティア、12)物語のあるところ・河合隼雄先生の思い出 村上春樹が自身が取れなかった芥川賞のことや海外での自作のプロモーション方法などを赤裸々に語っている。作家論でもあり人生論でもある。 職業としてのプログラマというフレームを思いついた。 プログラミングについて語ります、というと最初から話の間口が広くなりすぎてしまいそうなので、まずとりあえずプログラマというものについて語ります。その方が具体的だし、目

    職業としての小説家、村上春樹、読了 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/02/25
  • なぜDECは市場から撤退しなければならなかったのか。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    DECの企業文化について、先日記した。(昔DECという会社があった。エンジニアとして必要な事はDECで学んだ。) *1 そんなに優れた技術があり、優れた企業文化を持ち、優秀な技術者を多数抱えたエクセレント・カンパニーが21世紀を待たずしてなぜ市場から消えなければならなかったのだろうか。 経営者が愚かで放漫経営をしていたからとか、法律に違反するような経営をしていたとか、そーゆー話であればわかりやすい。その経営者が愚かであったということで決着がつく。 DECの凋落の原因は、むしろ無能な経営者によって引き起こされたというよりも、むしろ、有能だったがゆえに、成功の呪縛から逃れられなかったという風に考えられる。既に起きてしまったことをあれやこれや言っても所詮結果論にしたすぎないが、あえてそれを考えてみたい。 「イノベーションのジレンマ」では、利益を最大化させる資源配分メカニズム(プロジェクト投資

    なぜDECは市場から撤退しなければならなかったのか。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
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    jusei 2016/02/18
  • 昔DECという会社があった。エンジニアとして必要な事はDECで学んだ。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    大学を1984年に出て、新卒で入社した会社がDECという会社だった。その当時日デジタルイクイップメント研究開発センター株式会社というのが日にあってそこに新卒バリバリで入社した。その会社は米国のDigital Equipment Corporation (以下DECと称す)の日子会社であった。当時はDECの販売子会社日ディジタルイクイップメント株式会社と別会社で、後に合併して日ディジタルイクイップメントになる。 エンジニアリング部門の子会社なので、トップはPhD(博士号)を持っているし、米国社からの出向者もいて、技術系の外資という感じだった。一方で、新卒入社ということもあり、同期も少ないながら(6名)いて、日DECの同期と合わせれば、200名近くいて、日企業的な感じもあった。 DECをコンピュータ産業史的な観点から眺めると、当時コンピュータ産業を支配していたメインフレーム、す

    昔DECという会社があった。エンジニアとして必要な事はDECで学んだ。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/02/13
  • CROSS 2016 に行って来た - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    勉強会コミュニティCROSS2016に行って来た。チラシ200枚と楽天のステッカー500枚を配布した。 http://2016.cross-party.com/ 会場は今年も横浜港大さん橋ホール。天気にもめぐまれ気持ちいい。 及川さん、伊勢さん、森藤さんとのパネルディスカッションに出た。 http://2016.cross-party.com/program/x4 会場の様子 伊勢さんと森藤さん 及川さん 会場から、会社から勉強会の参加が禁止されているという話を聞くのですが、そのような場合はどうしたらいいですか、という趣旨の説明を受けた。 世界はソフトウェアで出来ているという時代にわれわれは生きている。ソフトウェアは人が創る。そのためによい人材を雇用するのが経営のトッププライオリティになる。勉強会への参加や発表を奨励することはあっても禁止することはナンセンスだ。そんなこともわからない経営者

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    jusei 2016/02/06
  • 許可を求めるな謝罪せよ

    インターネットなんつーものはね、許可なんか求めていないクレージーな人たちによって作られてきたんだよ。それによって社会はすごくよくなったんだ。もし彼らが許可を求めていたら何も起こらなかった。そんな社会を我々は求めているのか。そーゆーことだと思う。許可を求めるな。謝罪せよ。 http://twitter.com/#!/hyoshiok/status/33183999060873216 この「許可を求めるな。謝罪せよ」というフレーズは@kawagutiに教えてもらったのだが、彼は@hiranabeから3Mの社是として聞いていて、その心はというと、ともかく試してみてうまくいかなかったら、その時また考えるというような趣旨の行動規範ということらしい。*1 関係各位の許可を求めていたら絶対物事は進まないし、何も始まらない。何かをやってうまくいくこともあれば失敗することもあって、その試行錯誤によって人は学

    許可を求めるな謝罪せよ
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    jusei 2016/02/06
  • リモートチームでうまくいく、倉貫義人著、読了 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    傳智之さんから送っていただいた倉貫さんの近著リモートチームでうまくいく マネジメントの?常識?を変える新しいワークスタイルを読んだ。ありがとうございました。 わたしじしんは現在在宅勤務をしているわけではないが、いろいろと倉貫さんらの試みについて聞いたり、を読んでみたりして、想像するに、新しい働き方のひとつであることは間違いないのだけど、マネジメントおよびチームメンバーには高度な専門性や自立性が要求される仕組みだと思った。 会社に行って仕事をするという「従来型」の仕事になれたものにとってリモートでの仕事の進め方には、それなりに必要なスキルがあって、チーム運営でのコツが必要かと思う。そのコツについて、書はこれでもかこれでもかと記している。 在宅勤務の人たちがチームになって働くことをリモートワークと言う。フリーランスの人がひとりで在宅勤務をするという形ではなくて、チームで働くことが特徴になる

    リモートチームでうまくいく、倉貫義人著、読了 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2016/01/30
  • デブサミに行った。ドワンゴの川上さんの話が面白かった。 #devsumi - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    キーノートはドワンゴの川上さん。はじめて講演を聞いたのだが、キレキレで面白かった。言いたい放題。 クラウドの登場でウェブエンジニアが簡単にサービスを作れるようになった。それがエンジニアの質の低下を招いているのではないかという指摘をしていた。 スクリプトエンジニア、コンピュータの動作原理を知らないエンジニア、性能の理論的限界を計算できない、開発手法の宗教的依存度が高い、自分の頭で考えるより結果をググって覚えるだけ。二流のエンジニアの大量生産という現象を指摘していた。 自分の会社の会長が、エンジニアをdisるというのは自分がその会社にいたらちょっときついなあという印象を持つのだけど、ベースには技術者に対する愛があるので、ちゃんとコンテキストを理解すれば、そんなこともないのかなと思った。 一つ一つを文脈を無視して切り取ると誤解を招きかねないフレーズである。技術者に取ってのレッドオーシャンを避ける

    デブサミに行った。ドワンゴの川上さんの話が面白かった。 #devsumi - 未来のいつか/hyoshiokの日記
    jusei
    jusei 2015/02/21
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