社会保障や税の情報を一元化するため、国民1人1人に番号を割りふる「共通番号制度」の導入に必要な法律は24日、参議院本会議で採決が行われ、自民党や民主党などの賛成多数で可決・成立しました。 制度の本格的な運用は、平成29年7月をめどに、始まる予定です。 この段階では、これまで国の省庁や市町村の部署ごとに、管理されてきた社会保障や税の個人情報が、一元的に把握されます。 その結果、その人が「どんな社会保障給付を受け、どれくらい納税しているか」などが、一度に分かるようになります。 この制度で、私たちの暮らしがどう変わるのか見てみます。 手続きが簡単に 情報の一元化によって、社会保障や納税の手続きなどの際これまで必要だったさまざまな添付書類を、省くことができます。 例えば、▽会社を辞めて、国民健康保険に加入する場合、以前、加入していた健康保険組合の、資格がなくなったことを証明する書類が必要ですが、こ