最初の講演者はATR脳情報研究所の森本淳氏、「歩行中のサルの脳活動からの位相情報抽出とヒューマノイドロボットの歩行制御」と題して、米国デューク大学と共同で研究を行なっている、サルの脳活動を用いたヒューマノイドロボットのリアルタイム制御の解説を中心に講演を行なった。 この研究はデューク大学にいるアカゲザルに歩行運動をさせた際に得られる200~300ニューロンの脳信号をネットワーク経由で日本のATRへ送り、その信号から運動を構築して油圧駆動の全身51自由度を有するヒューマノイドロボット『CB-i』で再現するというもの。 発表当時は脳活動の信号から歩行の際の脚軌道を構築しロボットに再現させているが、この方法だとサルとロボットとの運動学・動力学モデルやアクチュエータ数の相違が問題になるという。そのため、現在は歩行が周期運動であることに着目し、結合位相振動子を利用してサルの歩行の位相情報を同期メカニ