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書評に関するk-5tのブックマーク (12)

  • 【書評】『新世紀メディア論』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    遅ればせながら、インフォバーンCEOの小林弘人さん(@kobahen)さんが書かれた『新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に』を読了。紹介がてら、少し感想を書いておきたいと思います。 小林弘人さんと言えば、先日3周年を迎えたばかりのギズモード日版や、WIRED日版、雑誌『サイゾー』など数々のオンライン/オフラインメディアに関わってこられたことで有名ですよね。その小林さんが最近の出版業界を俯瞰し、文字通り新世紀のメディアはどうなっていくのか、そこに関わる人々はどう行動していくべきかを論じたのが書。ジャーナリスト的に個々の事例を客観的に分析しつつ、旧態依然とした出版業界を強い口調で批判する箇所もあり、 これまで書いてきたことは未来の菊池寛(文藝春秋の創業者)や野間清治(講談社の創業者)、村山龍平(朝日新聞の創業者)に向けて書いた「新しいメディア人よ、出よ!」だと思ってください。(295ペ

    【書評】『新世紀メディア論』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
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    k-5t 2009/08/12
  • 「ブラック・スワン」、読んだ。 - finalventの日記

    とんでもないだった。 いや、トンデモではない。すごいというのとも違う。村上春樹の小説なんかに近い文体とテーマでもある。 総じて呆れた。こういうやつがいるんだなぁというか。 自分はタレブほどではないが、世界を変なふうに考えるのだけど、タレブのほうは筋金入りの変だった。 というか、これは、シリアの正教徒的というのか、とにかく私たちが現代社会普通に目にするタイプの知性ではなくて、古典の知性だ。ギリシア哲学とかに近い。 数学的にはというか、哲学的には、人口に膾炙された「ブラック・スワン」の問題というより、ベルカーブではないランダム性の持つ必然というあたりだろう。ということで、マンデルブロ的な安定分布の変異なのだろうが、つまり、それすらもわからないこともあるというのが世界認識の前提なわけか。 私はブラック-ショールズ方程式とか理解できないのだが、その前提がベルカーブだとしたら、それは必然的にブ

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    k-5t 2009/08/12
  • 『商人道ノススメ』はおすすめできません

    『商人道ノススメ』はおすすめできません:枝葉の批判 (2009/08/06, 8/11追記) 山形浩生 要約:松尾『商人道ノススメ』は、まず商人道なるものがあまりに一般的すぎ、実はそれと対比される武士道と具体的な中身は似たり寄ったり。目新しいところがまったくない。そして批判の対象となる身内主義や「大義名分/逸脱の仕組み」は、多くの事例でうまく機能して成功してきた。それをまったく無視して、「ある制度はだめ! これからはこっちの制度!」とやるのは、構造改革論者やグローバルスタンダード崇拝者やその否定論者と同じでは? そしてその論証の薄さは、書が実は商人道の主張よりはプロパガンダを重視しているだということを示している。 目次 序 「商人道」と「武士道」の中身とは? 「ナントカ主義と経済発展」みたいな議論の危うさ 身内主義って当にダメですか? いまの社会がすでに開放個人主義って当? 「大義

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    k-5t 2009/08/11
  • 2万体の死体を見続けた元・監察医が語る、兇悪事件で『死なないための智恵』

    現在、ぼくらの生活のすぐ隣には多くの危険が潜んでいる。銃、刃物、薬物、毒物、災害、事故、身近にある家庭用ガスにアルコール……、用心していても否応なく巻き込まれるケースもある。たとえば世間を震撼させた秋葉原無差別殺傷事件からおよそ一年が経ったが、その記憶はまだ、ぼくらの脳裏にはっきりと焼きついている。あの事件のように、歩いていて急に襲われたら、一体どうすればいいのだろう? このは、60万部を売り上げたベストセラー『死体は語る』の著者であり、変死者の死体を検死・解剖する監察医を30年間勤めた上野正彦氏が、万が一事件に遭遇した際、どうしたらよいか、どうしたら予防できるかの智恵を語っただ。犯罪や事件を予防し、撲滅対策を考える「予防医学」の見地から、事件とその対処法をわかりやすく説明している。 ・秋葉原無差別殺傷事件のような「街」での事件 ・池田小児童殺傷事件のような「学校に通う子ども」に潜む危

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    k-5t 2009/08/10
  • 『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』を読んでみた。

    ということで、タイトルに釣られて読んでしまいました。夏野剛さんの『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』。以下、感想などを少し。 書のメッセージはいたってシンプル。一言で言えば、「ネットビジネスがうまくいかないのは、やっている側に問題があるのだ」といったところでしょうか。「ネットビジネスなんて儲からない」という世の中の声に対して、夏野さんが「そりゃお前たちの責任だろ!」と真っ向からダメ出しすること。それが書が書かれた理由の1つという印象を受けました。 具体的に、「バカ企業」はどんなことをしているのか。書で指摘されている問題点をいくつか挙げてみると: 自分でネットを使っていない人がネット戦略を統括している。 企業側の都合でサービス設計されており、ネットユーザーの視点に立っていない。もしくはネットの特性等を理解しないまま「魔法の杖」的に使おうとしている。 自分が定年するまでアナログ

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    k-5t 2009/08/06
  • アメリカ人は「希望駆動型」、日本人は「危機感駆動型」 - モジログ

    昨日のエントリで触れた「いい加減「情緒政治」と決別せよ」という記事がとても面白く、著者である竹中正治氏の力量を確信したので、竹中氏の『ラーメン屋vs.マクドナルド』という新書を買ってみた。 新潮新書 - 竹中正治『ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層―』 http://www.shinchosha.co.jp/book/610279/ テーマとしては「経済から見た日米比較文化論」という感じので、これが予想通りの面白さだった。 竹中正治(たけなか・まさはる)氏は、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)、国際通貨研究所を経て、今年4月より龍谷大学経済学部教授になったというキャリアの持ち主である(「いい加減「情緒政治」と決別せよ」の末尾にプロフィールがある)。為替・通貨のプロであり、ワシントンDCでエコノミストとして活躍していたとのことだ。 竹中氏の文章は、その知識・経

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    k-5t 2009/07/31
    おもしろい
  • 日本語は論理的である - 池田信夫 blog

    学校文法では、「文は主語と述語によって成り立つ」と教わる・・・という文には主語がない。こういう場合、学校では「生徒は」という主語が「省略されている」と教わるが、この基準で日語の日常会話を分析すると、90%以上の文で主語は「省略」されている。世界の他の言語をみても同じで、主語が不可欠なのはインド=ヨーロッパ語族の一部に限られる。主語・述語モデルにもとづく生成文法も、「普遍文法」どころか「ヨーロッパ語文法」でしかない。 こうした英語をモデルとする文法に対する批判も古くからあり、時枝文法や三上章など、「日語の論理は英語とは違う」とする議論も多い。書は、学校文法や生成文法を否定する点ではこうした理論と同じだが、「日語特殊論」も批判し、日語も英語も基的には同じ論理の変種だと論じる。著者の理論的根拠とする認知言語学は第2章に要約されているが、くわしいことは著者の前著を読んだほうがいいだろ

  • 『ダーウィンが信じた道:進化論に隠されたメッセージ』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    エイドリアン・デズモンド,ジェイムズ・ムーア[矢野真千子・野下祥子訳] (2009年6月30日刊行,日放送出版協会,東京,8 plates + 609 + 77 pp.,ISBN:9784140813812 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2009 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved ダーウィンの生涯を貫く奴隷制度と人種差別への反感「進化論に隠されたメッセージ」という副題が示す通り,700ページにも達するこの評伝は,今年生誕二百年を迎えるチャールズ・ダーウィンがわれわれ人間の進化に関する研究と考察を進めた真の動機が,「反奴隷制度」と「反人種差別」というきわめて社会的な問題意識にあったことを示そうとしている.著者たちはダーウィンが生まれ育った家庭環境から振り返ることにより,彼が当時まだ続いていた奴隷制度に対してつねに反対の意

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    k-5t 2009/07/24
  • シンプル族の反乱、三浦展 : 金融日記

    シンプル族の反乱、三浦展 ユニクロやABCマートは史上最高益を更新する中、伊勢丹とか高島屋とかなかなか利益が出せずに苦しんでいる。 自動車をほしがらない最近の若者。 テレビを見ない若者。 海外の高級ブランドにぜんぜん興味がない若者。 とにかく見栄を張って消費することがぜんぜんない人たち。 いつのまにか気付かれない間に大増殖していた「シンプル族」。 このでは、日の多くの企業にとって非常にやっかいなシンプル族の新しい価値観を分析しています。 そういやー、俺もかなり「シンプル族」だわ。 家具とか全部IKEAで問題ないと思うし。 たぶんホリエモンとかも質的にはけっこう「シンプル族」な気がする。 新しい消費者を知るために読まなければいけないですね。 コメント一覧 (20) 1. 金髪豚野郎 2009年07月14日 23:42 金髪豚野郎:なあ、KAZU KAZU;なあに、 金髪豚野郎:KAZ

    シンプル族の反乱、三浦展 : 金融日記
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    k-5t 2009/07/15
  • 傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 - 情報考学 Passion For The Future

    ・傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 驚き。品包装用ラップで傷が治る?。2001年よりインターネットで傷を消毒しない、乾かさない「湿潤治療」を啓蒙する医師の書いた。コペルニクス的な転回が面白い。 ・新しい創傷医療 「消毒とガーゼ」の撲滅を目指して http://www.wound-treatment.jp/ 1 傷を消毒しない。消毒薬を含む薬剤を治療に使わない。 2 創面(キズ)を乾燥させない という二つの原則を守るだけで傷(擦り傷、切り傷、火傷など)が驚くほど早く、痛くなく治ってしまうという。そして消毒薬は、傷を治すどころか、人間の細胞膜タンパクまで破壊してしまうから使うべきではないとする。これまでの医療の常識を覆す最新治療法である。 傷が乾いてカサブタができたら治るというのもウソだと教える。 「カサブタは要するに、中にばい菌を閉じ込めて上から蓋をするようなものである。

  • 「自閉化」するウェブ - 池田信夫 blog

    著者は有名な経済ブログ、Marginal Revolutionの管理人。彼もインターネットの現状について怒るのは、「バカが多すぎる」ということだ。したがって今後のウェブの進化のフロンティアは、下らない情報を排除して必要な情報だけを見るしくみをつくることだろう。私が日常的に見るウェブサイトは、自分のブログと「アゴラ」以外は、RSSリーダー(20ぐらいしか登録してない)とグーグルニュースぐらいで、これで95%の用は足りる。著者も、FacebookやTwitterなどの新しいテクノロジーは、必要な情報だけを見る方向に進化しているという。 この傾向を彼は自閉症(autism)と表現する。これはかつては治療の必要な病気と考えられたが、最近では多くの人に共有される性格の一種と考えられている。人間関係がうまくいかないので社会的活動には支障をきたすことがあるが、逆に他の人間と共同作業する必要のない芸術家

  • 【書評】『インターネットが死ぬ日』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ

    なんだか最近書評が続きますが、面白いに出会う機会が増えているだけですのでお許しを。今日ご紹介する『インターネットが死ぬ日』も、多くの方々が面白いと感じる一冊だと思います。 「インターネットが死ぬ」とは少々刺激的なタイトルですが、別にサイバーテロが迫っているとか、IPアドレスが枯渇するとかいう話ではありません(ちなみに原題は"The Future of the Internet"で、文字通り「ネットの未来」といったところ)。しかし書を読み終わる頃には「むしろそういった種類の危機の方が怖くなかったのに」と感じていることでしょう。では、著者のジョナサン・ジットレイン氏が恐れるネットの未来とは何か。簡潔にまとめれば、それは「ネットからネットらしさが失われること」と表現できると思います。 よくネットの現状を「無法地帯」と揶揄する人がいますが、むしろ無法地帯に近い方が、そこから何かが生まれる可能性

    【書評】『インターネットが死ぬ日』:シロクマ日報:オルタナティブ・ブログ
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    k-5t 2009/07/13
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