遅ればせながら、インフォバーンCEOの小林弘人さん(@kobahen)さんが書かれた『新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に』を読了。紹介がてら、少し感想を書いておきたいと思います。 小林弘人さんと言えば、先日3周年を迎えたばかりのギズモード日本版や、WIRED日本版、雑誌『サイゾー』など数々のオンライン/オフラインメディアに関わってこられたことで有名ですよね。その小林さんが最近の出版業界を俯瞰し、文字通り新世紀のメディアはどうなっていくのか、そこに関わる人々はどう行動していくべきかを論じたのが本書。ジャーナリスト的に個々の事例を客観的に分析しつつ、旧態依然とした出版業界を強い口調で批判する箇所もあり、 これまで書いてきたことは未来の菊池寛(文藝春秋の創業者)や野間清治(講談社の創業者)、村山龍平(朝日新聞の創業者)に向けて書いた「新しいメディア人よ、出よ!」だと思ってください。(295ペ