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  • 世に怪談の種は尽きまじ~遺伝子組換えトウモロコシの健康リスク(上)

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年8月19日 月曜日 キーワード:アレルギー バイテク 栄養 品表示 2013年7月24日、米国版Elle誌の「髪と美容」コーナーは、様々な体調不良に悩んでいた米国人女性が、アレルギー専門医師の助言に従って自身の生活からGM(遺伝子組換え)トウモロコシを完全排除したら、ウソのように完治したという長文の手記を掲載 した。 Elle誌は、女性ファッション誌として1945年フランスで創刊され、現在では60カ国以上で43の版が刊行されている世界最大級(日版の発行部数約10万)の女性向けライフスタイルマガジンである。「悪い種子:遺伝子組換えトウモロコシの健康リスク」と題された手記を書いたのは、メイン州ポートランド在住でライターと舞台演出家を仕事

    世に怪談の種は尽きまじ~遺伝子組換えトウモロコシの健康リスク(上)
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/08/19
    『2013年7月24日、米国版Elle誌の「髪と美容」』 『ライターと舞台演出家を仕事とする主婦Caitlin Shetterly女史』 『食生活からGM(遺伝子組換え)トウモロコシを完全排除したら、ウソのように完治したという長文の手記』
  • 「奇跡のリンゴ」から考える日本農業論〜農家、商店主が本音で語る食の未来 第1回 | FOOCOM.NET

    で一番、農薬にやさしい有機農家、久松達央さん、日で一番、リンゴとリンゴジュースの味にこだわる農家、水木たけるさん、自分が好きなものしか店に置かない、日で一番わがままな店主、安井浩和さん。この3人にFOOCOM.NET編集長の松永和紀が加わって、有機農業のこと、世界に日のリンゴを売る方法、客の胃袋をつかむべ物のこと……縦横無尽に3時間語り合った。べ物をめぐる「音」の話を4回にわたってお伝えしよう。 まず盛り上がったのは、話題の「奇跡のリンゴ」。どうも、有機農家にも、農薬を使うリンゴ農家にも評判はよろしくないようで……。 周囲のリンゴ農家が農薬を使うからこそ、無農薬が可能になる 水木:奇跡のリンゴの発祥の地、弘前市でリンゴを栽培して、ジュースなどの加工品も売っています。奇跡のリンゴは映画にまでなりましたから、地元は、大学や銀行などがとても盛り上がっています。でも、ほかのリンゴ農

    「奇跡のリンゴ」から考える日本農業論〜農家、商店主が本音で語る食の未来 第1回 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/08/16
    『奇跡のリンゴ」。どうも、有機農家にも、農薬を使うリンゴ農家にも評判はよろしくない』 『安全だという保証はないのに「安全」と説明して高く売る』 『農薬は悪い、と言ってほしい』
  • Google共同創業者が研究費を出した人工肉。面白いけど、実用化はまだまだ先 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 人工肉の試会がロンドンで6日開かれ、話題になっている。味は、試した2人の評論家によれば微妙なものだったようだが、開発研究チームは、「10年後から20年後には市販できる」としている。興味深いのは、研究費37万5000ドルを出資した人物。Googleの共同創業者、Sergey Brin氏だという。 学術誌Science Newsの記事やBBCの報道、関連する論文などを読む限り、環境負荷は低そうで、研究する価値は大きい。だが、コストの壁は高そうだ。それに、べる側には、やっぱり相当に大きな反発が予想される。今回の試会を報じる記

    Google共同創業者が研究費を出した人工肉。面白いけど、実用化はまだまだ先 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/08/09
    『最初は肉を食べないベジタリアン向けの高価な嗜好品』 『一見荒っぽい、でも、食の概念を大きく変える可能性を秘めたプロジェクトに、Google共同創業者が研究費を拠出している』
  • チャイナ・ジレンマ~安全性問題にすり替わるダイズの経済戦争

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年8月5日 月曜日 キーワード:アレルギー バイテク メディア 中国メディアが「GM(遺伝子組換え)輸入ダイズを原料としたダイズ油摂には発ガンの可能性がある」という黒龍江省大豆協会の王小語副秘書長の爆弾発言で盛り上がったのは1月ほど前だ。この騒動の背景を眺めると、品安全性論争というよりは、貿易摩擦や経済問題が根底にあることが明らかになる。 2013年6月20日に中央電視台(国営テレビ局)のウェブが最初に報じた王副秘書長の主張は、「2012年の中国ガン登録年次報告書(公式統計)によれば、胃ガンの最多発生地域はGMダイズ(搾油)処理が最大の江蘇省であり、GMダイズ油の消費量が多い河南省、河北省、甘粛省、青海省、上海市、広東省、福建省などに腫瘍

    チャイナ・ジレンマ~安全性問題にすり替わるダイズの経済戦争
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/08/05
    『中国産の非GMダイズ主産地黒竜江省の大豆生産者協会首脳によるやむにやまれぬ「自爆テロ」の目的は十分に達成された』 『経済問題を安全性論争にすり替える戦略は、別に珍しいものではない』 常に裏を疑う必要
  • アルミニウム、アルツハイマー病との関連はほぼ否定されているのに… | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 アルミニウムが多く含まれる品添加物について、厚生労働省が使用規制を検討すると6月に公表した(厚労省のアルミニウムに関する情報)。それ以来、「アルミ、どうなんですか?」とよく尋ねられるようになった。同時に、「アルツハイマーになっちゃうんですよね」と畳み掛けられる。いやいや、違いますよ、と説明することになる。 アルミニウムと認知症(アルツハイマー病)との関連はほぼ否定されていると思う。しかし、未だに古い情報が流布され、根強く不安を招いている。それに、新聞の中にも、今回の品添加物規制に絡んで「アルツハイマー病との関連を指摘する意

    アルミニウム、アルツハイマー病との関連はほぼ否定されているのに… | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/07/26
    『指摘する人はいるもんね。それは、事実だもんね。語っていることが本当かどうかは、私たちは関知しないよ。私たちには責任ないもんね」と言っている』 マスゴミの無責任主義が、アルツハイマー問題にも
  • いつだってオレは正直さEUでも評判さ~Monsanto社の栽培申請撤回

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年7月22日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 前回、Monsanto社のヨーロッパにおけるGM(遺伝子組み換え)作物栽培認可申請を諦めたとの報道に対して、疑問を呈した考察を紹介した。しかし、2013年7月17日に至りMonsanto社はEUへの栽培承認申請中のGM作物7系統について、それらの申請を撤回すると発表した。 Monsanto社ヨーロッパ部門のJose Manuel Madero社長兼常務取締役への電話インタビューを掲載した7月17日付Reutersから。「今後の数ヶ月で認可申請を撤回し、ヨーロッパにおいては非GM種子ビジネスを拡大することと、米国や南アメリカで栽培されるGM作物の輸入認可を獲得することに注力します。」 撤回の

    いつだってオレは正直さEUでも評判さ~Monsanto社の栽培申請撤回
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/07/23
    『2013年7月17日に至りMonsanto社はEUへの栽培承認申請中のGM作物7系統について、それらの申請を撤回すると発表』『経済的実害を伴わないトレード・オフとしては頷けるものの、反Monsanto勢力をすます勢いづけさせてしまう』
  • 「暮らしの放射線Q&A」が本になった | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 日保健物理学会の有志が運営してきたウェブサイト「専門家が答える暮らしの放射線Q&A」がになり、6月に朝日出版社から発売された(朝日出版社のページ)。になったといっても、サイトと記述が大きく異なるQ&Aも多く、サイトとはまた別の価値を持った内容になっている。ご紹介したい。 の帯に『事故後、1800余の質問に答えてきた専門家たちの記録、福島第一原発事故「以後」を生きる私たちのガイドブック』とある。ウェブサイトはまさに、多くの市民の指針となり、市民を支え続けたと思う。 日保健物理学会の有志が2011年3月15日から準備に入

    「暮らしの放射線Q&A」が本になった | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/07/19
    『現時点で最善の科学的、でもわかりやすい記述に、というのがこの本の姿勢』 『あやふやな情報や科学的に明らかに間違った見解を流す科学者やメディア等への目は厳しい』 『ECRRを手厳しく批判』
  • 食品安全委員会の10年を振り返る

    執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 の安全・考 森田 満樹 2013年7月11日 木曜日 キーワード:発がん物質 農薬 品安全委員会が内閣府に設置された2003年7月1日から、10年が経ちました。リスク管理とリスク評価を分離、独立させることで、何ができて、何ができなかったのか。品安全委員会の10年間を振り返り、今後の課題を考える機会はないものかと思っていたところ、ぴったりのシンポジウムがありました。 6月14日に開催された、日リスク研究学会シンポジウム「品安全のためのリスク分析のこれから」です。 日リスク研究学会は、品安全分野だけでなく、防災、医療、公衆衛生、安全、公害、環境汚染など、関連研究分野におけるリスク研究の相互理解と協力を促進し、国際的な連携を深めるために設立された

    食品安全委員会の10年を振り返る
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/07/12
    『純粋な科学と行き過ぎた独立性を重視するために起こる様々な問題』 『EFSAでは法令や政策の助言を行うことを目的としており、リスク評価の事例も政策と直結』
  • アマゾン熱帯林とヨーロッパのダイズ輸入の関係

    執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農との周辺情報 白井 洋一 2013年7月3日 水曜日 キーワード:バイテク アマゾン熱帯林の違法伐採を禁止したブラジル国内法(法定アマゾン)の成果か、最近は熱帯林の伐採面積はやや減っているが、それでも地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの吸収源としてアマゾン熱帯林を守れと言う世界の声は強い。 中国など新興国の生活レベルの向上で、家畜飼料のダイズや牛肉の輸出が増え、ダイズ畑や牧草地に変わったためというのが熱帯林減少の理由になっているが、一時期、ブラジルからヨーロッパへのダイズや牛肉の輸出も急増した。これにはヨーロッパで発生したBSE(牛海綿状脳症)が関係していることはあまり報じられていない。 人間の消費活動と熱帯林伐採の関係を分析 今年(201

    アマゾン熱帯林とヨーロッパのダイズ輸入の関係
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/07/04
    『科学的理由で判断していると言いながら、そのときそのときの政治や経済事情で承認するしないを決めている』 欧州のいつもの手口。
  • DHA、EPAのうつ改善効果に疑問? 規制改革と発表バイアスを考える | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 規制改革会議が6月5日、「規制改革に関する答申 ~経済再生への突破口~」を出し、健康品の機能性表示を可能とする仕組みの整備を求めた。 さらに、安倍晋三総理も「成長戦略第3弾スピーチ」を行った 安倍総理のスピーチは、かなり思い切った内容だ。健康品に触れた部分をそのまま抜粋しよう。 健康品の機能性表示を、解禁いたします。国民が自らの健康を自ら守る。そのためには、適確な情報が提供されなければならない。当然のことです。 現在は、国から「トクホ」の認定を受けなければ、「強い骨をつくる」といった効果を商品に記載できません。お金も、時

    DHA、EPAのうつ改善効果に疑問? 規制改革と発表バイアスを考える | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/06/28
    『安倍総理のスピーチに、健康食品業界は「これで効果をうたえる」と大喜びだ。でも、表示を見て「それ、ホント?」と疑える力を持つのが「国民が自らの健康を自ら守る」ことにつながる』
  • 「牛乳は危ない」説で気になること

    瀬古 博子 2013年6月20日 木曜日 キーワード:アレルギー メディア 栄養 ある大手投稿サイトでこんな趣旨の投稿をみつけました。 “自分の子どもは牛乳アレルギーではないが、給の牛乳は飲ませていない。かかりつけの小児科医が牛乳は体に悪いと言うからだ。給費から牛乳代を返してもらうには診断書が必要らしいが、他の学校ではどうなのだろうか。” これに対して、多くの意見が寄せられました。大方は「返金はむり」との内容でしたが、「牛乳は体に悪い」、「自分も子どもに飲ませていない」など同調する意見も少なからず出てきたことに驚かされました。 アンチ牛乳派の意見としては、例えば次のようなものがあります。 (1)牛乳のカルシウムは日人には不向きだ (2)牛乳は子牛のための飲み物であって人間の飲むものではない (3)えさにホルモン剤が入っている (4)牛乳ではなくて豆乳にすればよい いろいろ言われてしま

    「牛乳は危ない」説で気になること
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/06/21
    アンチ牛乳論者が『牛乳ではなくて豆乳にすればよい』ということがあるが、大豆イソフラボンの過剰摂取リスクを考えてないのでは、という指摘
  • 麦秋の候 オレゴン州の未承認小麦事件を掘りさげる

    執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農との周辺情報 白井 洋一 2013年6月19日 水曜日 キーワード:バイテク メディア 私が住んでいる茨城は今、小麦の収穫期だ。田植えを終えた水田にこげ茶色の作物が点在しているのを見て、「あれ何?」、「稲が枯れている!」と思う都会人もいるらしいが、6月は秋にまいた小麦の収穫期、麦秋(ばくしゅう)はこの時期の季語でもある。 小麦は秋にまき翌年6,7月に収穫する冬小麦と、春にまいて8,9月に収穫する春小麦がある。今年(2013年)5月29日、米国農務省が発表した米国太平洋側、オレゴン州での未承認遺伝子組換え小麦は冬小麦だったが、開発メーカーのモンサント社が2005年まで全米各地で試験栽培していた組換え小麦は春小麦だった。 このニュースは松永編集長が

    麦秋の候 オレゴン州の未承認小麦事件を掘りさげる
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/06/19
    『組換え食品・作物をめぐる事件が食の安全の本質ではなく、「各国で安全性の承認を受けているか否か」がトラブルの争点になる経済問題であることを改めて浮き彫りにした』 科学ではなく政治経済の問題、と
  • オレゴン州で見つかった未承認の遺伝子組換え小麦 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 米国オレゴン州で、未承認の遺伝子組換え小麦が畑で生えているのが見つかったと5月末に公表され、騒ぎとなっている。日でも報道されているのだが、日米共に、ポイントを押さえていないのでは、と思われる報道がちらほら。簡単に解説しておこう。 ●未承認だが、FDAが品・飼料としての安全性を確認ずみ 生えていたのは、米モンサント社が開発し、1998年から2005年にかけて16州、100カ所以上のフィールドで栽培試験が行われた除草剤耐性小麦(MON71800)だ。オレゴン州の農家が、農場の休耕地に生えている小麦が除草剤グリホサートをかけても

    オレゴン州で見つかった未承認の遺伝子組換え小麦 | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/06/14
    オレゴンでみつかった未承認GMOについて 『FDAが食品・飼料としての安全性を確認ずみ』『妨害工作の可能性も』 『日本は食用としての利用については、未承認の組換え作物の微量混入問題を棚上げにしてきてしまった』
  • Btワタはインドの小規模農家に経済利益をもたらし食生活を改善した

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年6月10日 月曜日 キーワード:バイテク 栄養 品表示 インドのBtワタ導入と農民経済との関係について新しい研究論文が発表されたので、前回の「Nature誌が「ウソ」と断定~Btワタとインド農民自殺の因果関係」に続き、これを紹介する。「遺伝子組み換え(GM)作物と料安全保障」(Genetically Modified Crops and Food Security)と題された労作は、2013年6月5日オープンアクセスジャーナル PLoS ONE誌に発表された。 著者はドイツのゲッティンゲンGeorg-August大学(GAU)のMatin Qaim と Shahzad Kouserであるが、Qaimはインド農家のBtワタの経済性研究に長

    Btワタはインドの小規模農家に経済利益をもたらし食生活を改善した
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/06/10
    『著者はドイツのゲッティンゲンGeorg-August大学(GAU)のMatin Qaim と Shahzad Kouser』 『インド小規模農民のための食料安全保証を改善したと結論』 『これらの家庭における食料不足が15~20%緩和』
  • そもそも、効くサプリはあるのか? | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 内閣総理大臣の諮問機関「規制改革会議」が、いわゆる健康品の有効性(機能性)の表示規制を緩和しようと検討している。この問題点について、特集「規制改革会議、サプリ論議は迷走中」でまとめた。 私は基的には、規制緩和による民間活力の喚起には賛成派で、国による規制を極力減らしたい、と考えるタイプだ。だが、今回のように密室審議で、市民がどのような内容なのかを知らないまま、重要な議論が進むことには賛成できない。 それに、規制緩和は企業の自由度を上げビジネスチャンスを広げる反面、企業の自己責任がより大きくなる。健康品業界の昨今の動きを見

    そもそも、効くサプリはあるのか? | FOOCOM.NET
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/05/24
    『自ら変わろうとし始めた業界が、規制改革会議主導の新制度、しかも第三者認証のような方式によって、おかしな形でスポイルされてしまうのでは、という不安』 規制改革会議の健康食品表示規制問題
  • 規制改革会議、サプリ論議は迷走中

    2013年5月17日 金曜日 キーワード:メディア 健康栄養 内閣総理大臣の諮問機関「規制改革会議」が、いわゆる健康品の有効性(機能性)の表示規制を緩和しようと議論を続けていることにお気づきだろうか。 会議が設置されたのが1月24日。2月15日の第2回会議で、「これまでに国民や経済界などから提起された課題の代表例」の一つとして、いわゆる健康品(栄養機能品や特定保健用品を除く一般の健康品、サプリメントなど)の表示が事務局から提起され、ワーキング・グループ(WG)で詳しい検討を行うことが決まった。そして、 健康・医療WGの第2回会合(4月4日)、第3回会合(4月19日)、第4回会合(5月9日)で主に取り上げられている。 いわゆる健康品の現行の制度に問題があるのはたしかだろう。だが、この拙速の審議は、私たち消費者に大きな不安を抱かせるものだ。 まずは、議論が密室で行われているこ

    規制改革会議、サプリ論議は迷走中
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/05/17
    『健康が買える」かのような欺瞞に満ちた製品を流通させることは「国」がインチキに加担すること』 『民主党の事業仕分けがまさにこれだった』 『米国はうまくいっていない」という都合の悪い事実』
  • Nature誌が「ウソ」と断定~Btワタとインド農民自殺の因果関係

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年5月14日 火曜日 キーワード:バイテク メディア 環境 インドのBtワタ導入により農民自殺が増加したという説については、2013年2月に(上) 、(下) 2回にわたり賛・否両論を紹介した。この時には、今のところ正しい結論は得られていないので、この問題の解明について進展があれば、改めて報告すると約束した。 2013年5月2日刊のNature誌Vol. 497は、「植物バイオテクノロジー~傷つけられた有望な見込み」という特集を掲載しており、GM(遺伝子組み換え)作物が誇大宣伝と憎悪を生み出しているとして、様々な角度からの検証が試みられている。 「ケース・スタディ:GM作物の綿密な検証」と題されたそれらのうちの1がBtワタと農民自殺を扱ってい

    Nature誌が「ウソ」と断定~Btワタとインド農民自殺の因果関係
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/05/14
    『Nature誌がBtワタで自殺増加論をウソ」と断定し、その主張者の中でもっともパワフルな地位と影響力を持つVandana Shiva 女史をやんわり批判』 2013年5月2日刊のNature誌Vol. 497掲載の記事の紹介
  • 中国産、気になる三つの違反事例 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 中国の公安当局が、ネズミの肉を羊肉と偽ったり病気で死んだ家畜の肉を横流ししたりするなどした容疑で、3000人あまりを逮捕したという。中国メディアが伝え、それを共同通信など日のメディアも伝えている。その後、上海市が会見したそうで、人民日報が報じたという(インサイトチャイナ記事)。たしかに、中国品は、容易ならざる事態に陥っているように見える。 だからといって、日に入ってくる中国品が危ない、ということにはならない。そのことは、前回書いた。 安全性や品質に問題のある中国品が日向けの品に混じらないように、メーカーや商

    中国産、気になる三つの違反事例 | FOOCOM.NET
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    k-takahashi 2013/05/10
    『今回のイシモチは、突出して数値が高い』 『外れてしまう業者が日本側にいる』 『特定の生産者や製茶業者による生産工程管理ミスや違反、ではない』
  • BSE検査対象月齢さらに引き上げ48カ月齢に、どうなる国産牛の安全安心とブランドイメージ

    執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農との周辺情報 白井 洋一 2013年5月6日 月曜日 キーワード:メディア 汚染物質 4月1日にBSE(牛海綿状脳症)の国産牛の検査対象基準が20カ月齢から30カ月齢に引き上げられた。1月30日の当コラム「2月1日からBSE対策変更 月齢基準のさらなる見直し作業も進行中」で、「BSE問題の次の山場は『さらなる月齢基準見直し』が答申されたときになる」と書いた。 その山場は私の予想よりもやや早く7月1日になるようだ。4月1日以降も都道府県のと畜場はすべて今までどおり「全頭検査」を続けている。経過措置として国の補助金が継続しているためだ。 しかし、次の月齢基準見直しが答申されたら、国が決めた月齢以下の検査を独自にやる場合、もう補助金は出さないと国は明

    BSE検査対象月齢さらに引き上げ48カ月齢に、どうなる国産牛の安全安心とブランドイメージ
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/05/06
    『専門家をもっと大事な別な仕事に活用できるのが、今回の全国一斉全頭検査中止の最大のメリット』
  • 英国スーパーの転向~非GM飼料が入手できない?

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年4月29日 月曜日 キーワード:バイテク 2013年4月11日、英国において売上高トップのスーパーストアであるTescoは、購買客宛にお断りとそれに関するQ&Aをリリース した。自社が販売する鶏肉と鶏卵は、非GM(遺伝子組み換え)飼料により飼育された養鶏由来の製品だという保証を、今後は撤回するという内容である。 なぜそのような事態になったのかは、次のように説明されている。 鶏肉と卵の弊社への供給元が使う飼料が、完全にGMフリーであることを保証することが困難になってきました。その二つの理由として、まず飼料の最良のタンパク源であるダイズの生産者がGMダイズの採用を増やしており、すでに世界のダイズの80%がGMであるという世界的な供給問題がありま

    英国スーパーの転向~非GM飼料が入手できない?
    k-takahashi
    k-takahashi 2013/04/29
    『ブラジルのダイズ生産拡大にインフラが追いついていない根本的問題』 『食糧危機対策を真面目に考える英国政府によるGM支持政策が、今回のスーパーの方針転向に影響を与えて具現化』