明治維新150年に合わせ、長崎税関(長崎市)が所蔵する明治期の制服や辞書など初公開品を含む12点を展示する特別展が1日から、同市の国指定史跡「出島和蘭商館跡」で始まる。30日まで。 長崎税関は1873(明治6)年に設置されたが、江戸時代にも長崎奉行管轄の「長崎会所」や「運上所」として海外との貿易を管理し、出島でも業務を担った。 特別展では、明治後期に使われた法律辞典「現行法令輯覧(しゅうらん)」や貿易品に関する説明が書かれた「商業大辞書」が初公開される。明治期の制服や、初代から3代目までの税関長のプロフィルなどを説明するパネルもある。
