財政難の三浦市は、本年度から市立図書館の運営費を前年度比で約15%削減している。図書購入費のカットや開館時間の一部見直しなどを進めるが、利用者からは戸惑いの声も上がっている。 市内3館のうち、南下浦、初声の両分館は2日から、開館時間を午前9時から同10時に繰り下げた。南下浦分館については、火~金曜は午後7時だった閉館時間を水、木曜は同5時とした。両館に配置している非常勤職員の人件費を抑えるためだ。 市の本年度当初予算では、人件費を含む図書館費は前年度と比べて約426万円減の約2297万円とした。このうち、図書購入のための費用は2割減の120万円、新聞・雑誌の購入費は4割減の27万2千円になっている。 週1回以上、南下浦分館を利用する主婦(37)は「9時からだと買い物の前に立ち寄って利用することができたのに」と開館時間の変更を残念がる。「本の購入費が減ると、子どもたちの読書離れが進んで
■読書活動日本一めざそう 読書活動日本一を目指す豊中市は、市内の小中学校全59校に学校図書館の電算化を図る「学校図書館支援システム」を導入した。 同システムは、蔵書管理システム▽授業活用データベース▽情報共有システム-の3つのシステムから構成。 システム導入前、市内の学校図書館での蔵書管理は各校で行われ、紙媒体で運用していた。今回の導入で蔵書にはバーコードが添付され、校内で蔵書検索や在庫確認が瞬時にできるほか、全学校図書館や公立図書館の蔵書約170万冊の貸し借りや在庫確認もできるようになった。 中豊島小学校(同市曽根東町)では、児童が新しいシステムの操作方法を覚え、貸し借りの操作をしていた。教員が本を授業に活用することを支援する授業活用データベースなど、今後は他のシステムも順次活用していく。 市読書振興課は「システム導入で、多くの情報を得て共有する機会が増える。図書を活用した授業づくりを支
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く