和束町が町立和束保育園内に「わづかおもちゃ図書館」をオープンして19日で1年を迎える。土曜日の午前中2時間だけの開館だが、周辺市町村に同種施設がほとんどない中にあって、町内外から1日平均10人以上が訪れる人気施設となっている。 おもちゃ図書館では、ゴムボールを敷き詰めたプールや積み木、知育玩具など150点を用意しているほか、絵本116冊を所蔵。町内外の乳幼児や障害のある児童らが図書館内で遊ぶことができ、町内の人なら2点までの限定でおもちゃを借りられる。 同様の取り組みは、木津川市の社会福祉協議会や城陽市内の寺などでも行っているところがあるが、周辺では市町村が直接実施しているケースはないという。 このため、20キロ以上離れた場所から来る町外の利用者もおり、和束町福祉課では「町外の人にもどんどん利用してもらえたら」と話している。(飯塚隆志)