現存する江戸時代の建築物としては最大級の規模を誇る京都市の西本願寺の「御影堂」と、並んで建つ「阿弥陀堂」が新たに国宝に指定されることになりました。 これは、16日開かれた文化庁の文化審議会が下村文部科学大臣に答申したものです。 国宝に指定されるのは京都市の西本願寺の「本願寺御影堂」と「本願寺阿弥陀堂」の2件です。 1636年に完成した御影堂は浄土真宗を開いた親鸞の像が安置され、参拝などのための外陣の広さが441畳あるなど、現存する江戸時代の建築物としては最大級の規模を誇ります。 御影堂の北に並んで建つ阿弥陀堂と併せて、「多くの門徒によって支えられた浄土真宗の信仰の象徴として高い価値がある」と評価されました。 また、新たに9件の建造物を重要文化財に指定することも答申され、このうち兵庫県西宮市にある「神戸女学院」は昭和8年から10年に建てられた12棟のキャンパスが、自然と調和し統一感がありなが