かつて伊勢湾有数の漁師町として栄えた名古屋市中川区の下之一色。そんな往時を回想してもらおうと、地元・正色(しょうしき)学区の住民有志らがインターネット上で昔の写真が見られるデジタル地図「下之一色町案内」を作製した。三月末の閉鎖が決まっている魚市場や昭和時代の市電下之一色駅といったレトロな風景の数々。有志らは「懐かしさを住民と共有しながら地域の魅力として発信していきたい」と力を込める。
![漁師町・下之一色をデジタルで残す 魚市場、市電、伊勢湾台風:中日新聞Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c3c736abc288db35833678653cdbf241bc0bb915/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.chunichi.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2F8%2Fd%2Fc%2Fe%2F8dcedc40aa335e77fb561087c64c16db_1.jpg)
ナゴヤドームは10日、医薬品メーカーの興和(名古屋市中区)とネーミングライツ(命名権)契約を結ぶことで大筋合意したと発表した。契約期間は2021年1月から25年12月末まで。これに伴いプロ野球・中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドーム(同市東区)は来季から「バンテリンドーム ナゴヤ」に変更される。
契約更改で早くも保留者が3人も出て大荒れの様相を呈している中日に対し、日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長が28日、中日・加藤宏幸球団代表に対して異例といえる抗議文を出した。 選手会が出したリリースによると「11月26日から始まりました中日ドラゴンズの契約更改交渉においては、中日球団代表による所属選手に対する査定方法の事前説明が二転三転したり、不十分な点がありました。また所属選手との契約更改交渉後に同代表が、メディアに対して、一方的に所属選手が年俸金額で揉めているかの印象を与える発言をするなど、選手と球団の信頼関係を維持できない状況が発生しています」と指摘。そこで「球団代表の言動に強く抗議し、所属選手に対する十分な説明、誠実な協議を求める申し入れを行いました」とした。 これに対し、中日・加藤球団代表は本紙の取材に応対。「抗議文は見ました。選手に直接、説明しています。その都度、契約の細かいとこ
修学旅行の予約がなくなり、大広間はひっそりとしていた=14日午後、名古屋市中区の名古屋クラウンホテルで 新型コロナウイルスの影響で、四〜九月に名古屋市内を修学旅行で訪れ、宿泊した学校はゼロだったことが、公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」のまとめで分かった。昨年度は同時期に五十四校を受け入れていたが、感染流行地域とみなされたことが影響した。定番の東京や京都も失速し、旅行先の勢力図が一変する中、ビューローは「ものづくり名古屋」をPRし、巻き返しを図る。(清水大輔、諏訪慧) ビューローによると、昨年度は九月までに五十四校の二千八百四十人、一年間で計九十四校の四千三百六人の宿泊を確認。訪問先はリニア・鉄道館(港区)やトヨタ産業技術記念館(西区)の人気が高く、市科学館(中区)や東山動植物園(千種区)も目立った。 これまで来訪が多かったのは京都市の小学校。アクセスの良さから名古屋を選ん
名古屋高速道路公社は22日、料金収受会社に所属する60代男性事務員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。事務員本人は料金所に勤務していないが、料金所勤務の職員ら52人が濃厚接触した可能性があり、同高速は自宅待機を命じた。これに伴い22日午前9時から、六番南(名古屋市熱田区)、木場(名古屋市港区)、六番北(熱田区)、船見(港区)、烏森(名古屋市中村区)の5料金所が閉鎖された。 5料金所は、自動料金収受システム(ETC)用の入り口も使えない。さらに23日午前9時以降は、東海新宝(愛知県東海市)の料金所も封鎖する。 名古屋市が同日に発表した市内在住の新たな感染者4人のうちの1人。 名古屋高速によると、男性は料金収受会社の職員だが、料金所には勤務していない。男性事務員と濃厚接触した可能性がある収受担当の事務員ら52人を、22日までに業務から外した。 名古屋高速は全9路線で、総延長は81・2キロ
名古屋グランパスは8日、沖縄県南風原町の黄金森公園陸上競技場でJ2北九州と練習試合(45分3本)を行い、6―1で勝利。戦術の磨き上げなどを目指した、春季2次沖縄キャンプを打ち上げた。約3週間のキャンプを終えたチームは、16日のルヴァン杯開幕・鹿島戦(パロマ瑞穂)や、22日のリーグ開幕・仙台戦(ユアスタ)に向けた調整を進める。 攻守で理想型の片りんは見せた。速い仕掛けを目指すグランパスは序盤から、新チームで取り組んできたハイプレスを実践。前線のスペースを突くパスも交えて徐々に相手を翻弄(ほんろう)し、フィッカデンティ監督は「今までの練習試合よりも、比較的長い時間やりたいことができた」と評価した。 4日のJ3八戸との練習試合(45分3本)で不発気味だった攻撃も、この日はかたちが見えた。2本目。相手陣の中盤でボールを受けたMF阿部が、素早く駆け上がって前線へ縦パスを供給。その流れのまま相手守備を
現役時代は中日の名二塁手として活躍し「ミスタードラゴンズ」と称された中日元監督の高木守道さんが17日、急性心不全のため名古屋市内で死去した。78歳だった。葬儀は家族葬で営まれる。 2013年限りで中日の監督を退任していた高木さんは、ここまで大きな持病もなく元気に過ごしていた。今月12日には名古屋市のCBCラジオ「坂東サンデー」に出演。パーソナリィーで親友の板東英二さんとともに現役時代の思い出話を披露。同番組では来月15日に名古屋市内でイベントすることも告知されていた。 ▼高木守道(たかぎ・もりみち) 1941(昭和16)年7月17日生まれ。岐阜市出身。県岐阜商から1960年に中日入団。同年5月7日の大洋戦で初打席初本塁打デビュー。63年に50盗塁をマークして盗塁王となり、以降65年、73年と計3度の盗塁王に輝いた。77年の4打数連続本塁打はプロ野球タイ記録。二塁手としてベストナイン7度、ダ
四月の酒税法改正にクラフトビール(地ビール)の業界が期待している。これまでは香り付けのハーブや味にこだわった副原料を使うと安価なイメージの「発泡酒」に分類されたが、定義の拡大で「ビール」と表記して販売できるようになるためだ。各社は右肩下がりのビール需要をてこ入れする好機と捉え、個性的なビールの売り出しに力を入れている。 バケツいっぱいのかつお節が麦汁の釜に投入された。クラフトビール最大手ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)が同県佐久市に持つ仕込み室。井手直行社長(50)は「世界では麦芽やホップ以外のさまざまな副原料を使ってもビールと見なされる。やっと世界に追いついた」と笑顔を見せた。 現行の酒税法でビールとされるのは麦芽比率67%以上。副原料は麦や米などに限られる。ヤッホー社が二〇一六年に限定発売した「ソーリーウマミアイピーエー」は麦芽比率96%以上だが、副原料にかつお節を使っており、分
スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を操作しながら運転していたとされる男のトラックにはねられ、愛知県一宮市の小学四年則竹敬太君=当時(9つ)=が死亡した事故を受け、同市が年度当初に計画していたスマホゲームを利用した観光イベントを断念していたことが分かった。 ゲームは、ポケモンGOと同じ米ナイアンティック社が運営する「Ingress(イングレス)」で、スマホの位置情報機能を使い、地図上で架空の「陣取りゲーム」を楽しむ。「ポケストップ」と呼ばれる場所を巡るポケモンGOと類似点が多く、イベントやゲームの安全性を検証した結果、「今のシステムでは『ながらスマホ』の防止策が十分ではない」と判断し、中止を決めた。 市企画政策課によると、計画はJR尾張一宮駅周辺などを巡る一~数キロほどの六つのコースを設定した街歩きイベント。期間中に巡ると、ゲームの称号のメダルがもらえる計画で、二〇一六年度の一般会計予
蟹江町須成の小さな酒蔵「山田酒造」が、思いがけない「特需」に沸いている。主力銘柄の一つ、特別純米酒「最愛」を求めて、関東や関西などから買い求める人が急増しているのだ。その訳は、国内外で人気を誇るメタルダンスユニット「BABYMETAL(ベビーメタル)」のメンバーの名前と同じだかららしい。酒造の関係者は「日本酒が飲まれなくなってきている時代にうれしい話だ」と驚く。
国の地方活性化策の一環として県が売り出したプレミアム付き宿泊券・観光券のPRポスターや動画の人気が高まっている。豊橋市出身の俳優松平健さん(61)を起用し、奇抜な変装と「待つ県」というキャッチフレーズが「一度見ると頭から離れない」と、ネット上で話題沸騰。県の担当者は「お堅い産業県というイメージの愛知に、少しでも観光面の注目が集まれば」と期待を寄せる。 ポスターと動画は、県内各地の宿泊施設や飲食店などで使える二千五百円(額面五千円)のプレミアム宿泊券と七百五十円の観光券(同千円)の購入を呼び掛けるため、県が広告会社や旅行会社とともに作製。七月三十一日から東京や大阪など県外の主要駅にポスターを張りだし、ネットで動画を公開した。 どちらも松平さんが犬山城やフグの刺し身、小原の四季桜などにふんし、「モノスゴ愛知でマツケン(待つ県)」と発信する。松平さんは「カツラ以外のかぶり物はしない」方針のため、
野菜不足だと知っていますか-。国の調査で、愛知県の野菜摂取量の平均値が男女とも全国最下位だったため、地元企業が中心となって野菜を食べてもらう取り組みを進めている。行政もワーストワン返上に向けて動きだした。 同県東海市の市複合施設。1月上旬、食品会社のカゴメ(名古屋市中区)が提供した「トマトジュースの出る蛇口」が設置された。子どもとともにジュースを飲んだ市内の女性(34)は「家でも野菜ジュースを飲んだり、野菜を小さく刻んで料理に入れたりしています。それでも十分ではないかも」と自信なさそう。 全国最下位が分かったのは、厚生労働省が2013年末に公表した「国民健康・栄養調査」の都道府県別ランキング。同省が目標としている成人の1日の野菜摂取量は350グラム。全国平均は286・5グラムで、愛知県は男性243グラム、女性240グラムだった。 この結果に危機意識を持ったのがカゴメ。日本で消費される緑黄色
プロ野球中日で本塁打王、打点王の2冠を獲得した強打者、大豊泰昭(たいほう・やすあき)さんが18日午後10時41分、急性骨髄性白血病のため名古屋市内の病院で死去した。51歳。葬儀は近親者で行う。 台湾出身で名古屋商科大に留学。1年間の中日球団職員を経て、1989年にドラフト2位で中日に入団。巨人と最終戦で優勝を争って敗れた94年には、38本塁打で本塁打王、107打点で打点王を獲得。ベストナインにも選ばれた。 ナゴヤドームが開場した97年のオフに、阪神へトレードとなったが、2001年から再び中日に復帰。02年に引退した。 引退後は台湾担当のスカウトや少年野球の普及活動に力を入れ、中華料理店の経営も手掛けた。 通算成績は14年間で1324試合に出場。4097打数1089安打、277本塁打、722打点。10573振。打率2割6分6厘。(中日新聞)
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