ブックマーク / ja.wikipedia.org (2,401)

  • 有限生成アーベル群 - Wikipedia

    有限生成アーベル群(ゆうげんせいせいアーベルぐん、英:Finitely_generated_abelian_group)とは、抽象代数学において、アーベル群 (G,+) が有限生成 (finitely generated) であるとは、G の有限個の元 x1,...,xs が存在して、G のすべての元 x が n1,...,ns を整数として x = n1x1 + n2x2 + ... + nsxs の形に書けるということである。 この場合、集合 {x1,...,xs} を G の生成系あるいは生成集合 (generating set) といい、 x1, ..., xs は G を 生成する (generate) という。 明らかに、すべての有限アーベル群は有限生成である。有限生成アーベル群は単純な構造をもっており、以下で説明するように完全に分類することができる。 例[編集] 整数全体の成

  • 蝦蟇の油 (落語) - Wikipedia

    香具師は大抵、白袴に鉢巻、タスキ掛けの服装だった。腰に刀を差し、膏薬が入った容器を手に持ち、そばに置いた台の上にひからびたガマガエルを乗せ、口上を言っていた。 主人公は口上を蕩々と語り、腫れ物が治る上に切り傷の血もぴたりと止まると効能をうたってガマの油を売る男。儲けた金で酒を飲み、ベロベロに酔って両国橋を通りかかると、ここでもうひと儲けできそうだと件の口上をしゃべり始める。しかし酒のせいで呂律が回らず、話す内容も段々おかしくなってくる。血止めの効能を見せるため自分の腕に刀を当てると、来なら切り傷に見せるトリックを使うはずが当に切ってしまった。「驚くことはない、この通りガマの油をひと付け付ければ痛みが去って血も……止まらねえ。ふた付け付ければ……トホホ、お立ち会い」「何だ?」「お立ち会いの中に血止めはないか」 短い噺のため、マクラで、両国広小路や回向院境内のインチキ見世物(銭を客からもぎ

  • ガマの油 - Wikipedia

    ガマの油(ガマのあぶら)とは、もともとは江戸時代に傷薬として用いられていた軟膏[1][2][3]で、のちに、筑波山名物として土産物として販売されるようになったワセリンなどを成分とする商品である[1][2][3]。 ガマの油の由来は大坂の陣に徳川方として従軍した筑波山・中禅寺の住職であった光誉上人の陣中薬の効果が評判になったというものである[2][3]。「ガマ」とはガマガエル(ニホンヒキガエル)のことである。主成分は不明であるが、「鏡の前におくとタラリタラリと油を流す」という「ガマの油売り」の口上の一節からみると、ガマガエルの耳後腺および皮膚腺から分泌される蟾酥(せんそ)ともみられる。蟾酥(せんそ)には強心作用、鎮痛作用、局所麻酔作用、止血作用があるものの[3]、光誉上人の顔が蝦蟇(がま)に似ていたことに由来しその薬効成分は蝦蟇や蟾酥(せんそ)とは関係がないともいわれている[3]。主成分につ

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  • 特異日 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "特異日" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2016年2月) 特異日(とくいび)とは、その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと[1][2]。特異日は世界的に認められた概念であり、英語では「シンギュラリティ(singularity)」と呼ばれる。 転じて気候以外にも、何らかの政治事件が集中して起こる日を指すこともある。 特異日に関する研究は1920年代にドイツの気象学者アウグスト・シュマウス(ドイツ語版)によって行われた[2]。シュマウスは特異日を「ジ

  • 地球平面説という神話 - Wikipedia

    この項目では、中世の人々が地球は平らだと信じていたという歴史的な誤解について説明しています。地球が平らであるとする現代の信仰については「en:Modern flat Earth beliefs」を、反証された宇宙論的モデルについては「地球平面説」をご覧ください。 「地球平面説」を表す著名なフラマリオン版画はしばしば15~16世紀頃の作品として紹介されるが著書『L'atmosphère: météorologie populaire』(1888; p. 163)が初出の、フラマリオン自身の手になる木版画である。 ゴーティエ・ド・メッツ『L'Image du monde』(1246年頃)の写に収録された、地球球体説を表す模式図 地球平面説という神話(ちきゅうへいめんせつというしんわ)は、近代に生まれた誤解で、中世西欧では地球球体説ではなく地球平面説がはびこっていたという謬説である[1][2]

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  • ラップ・レイジ - Wikipedia

    プラスチックの包装に苛立つ女性 ラップ・レイジ(wrap rage [n 1])とはヒートシール加工したプラスチックのブリスター包装やクラムシェル包装[n 2]などのパッケージをうまく開封できないときに感じる激しい怒りやフラストレーションのことで、2000年代に登場した比較的新しい言葉である。消費者は商品を開封するときの道具あるいはパッケージそのもので指を切ったり手首をひねったりして年間に何千回もの怪我をしているため、要望に応じて開けやすい仕組みを導入することはエンドユーザーにとっての利便性の向上につながる。 背景[編集] 包装というのは、種類によっては開封することが難しい仕様にしなければならないものもある。例えば一部の市販薬は、想定されている人が利用するまえに他の人が無許可で開けたりしないように、もしくは子供が開けてしまわぬように、不正開封を防止する仕組みをそなえることを定めた法規がある

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  • 隙鬼間 - Wikipedia

    隙鬼間(すきま)は、携帯電話向けのホラーテキストアドベンチャーゲーム及びシリーズ名。 概要[編集] 株式会社セガが運営・提供する携帯サイト、★ぷよぷよ!セガアプリのコンテンツの一つ。 Docomo、Au、Softbank対応。2011年7月にAndroid版が配信。 正式タイトルは「隙鬼間-放課後のウワサ-」。 他人の過去を追体験できる『スキマ』に入り込んで怪事件の謎を解き明かすホラーアドベンチャー。 上下巻構成で第壱話〜第伍話が上巻、第六話〜第十話が下巻となり、下巻は4種類のエンドと2種類のバッドエンドに分かれたマルチエンディングとなっている。1つのアプリ内でデータを入れ替える方式で、下巻から開始することはできない。アプリの起動時に月額登録確認が行われ、初回の認証を行った月の翌月1日になると下巻データがダウンロードできる。Android版ではこの制限がなく、上下巻が1つのセットとなってい

  • モービル天ぷら - Wikipedia

    モービル天ぷら(モービルてんぷら)は、第二次世界大戦(太平洋戦争)終戦後の沖縄県でべられた、エンジンオイル(モービル油、モビール油)で揚げた天ぷらのこと。モビール天ぷらともいう[1]。 概要[編集] 第二次世界大戦後の沖縄では、天ぷらを揚げる際に用油の代用として機械用減摩油が用いられた[1][2][3]。火にかけた油は強烈な臭いを放ち黒煙を上げたというが[4]、最高のご馳走であったとされ[1]、人気があった[2]。盆・正月、結婚式などでもされたという[5]。 この天ぷらをべた後は、吐き気、腹痛、下痢などの症状が出た[2][6]。尻からぬるぬると未消化の油が流れ出て服の外にまで浸透したとの複数の証言があり[7][8]、沖縄の一定の年齢以上の人間であれば、ほとんどが経験したといわれることがある[8]。死者も出ており[2][9]、極めて危険な行為である。 石油由来の鉱物油の場合、消化以

  • サンチアゴ航空513便事件 - Wikipedia

    「事故機」とされたロッキード コンステレーション サンチアゴ航空513便事件(サンチアゴこうくう513びんじけん)とは、アメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズ、日のオカルト雑誌ムー、2001年9月放送のTBS系列のバラエティ番組「USO!?ジャパン」といったメディアが報じた、航空機が消息不明となった後、35年後に白骨死体を乗せたまま突然現れたとする架空の事件。 証拠となるものは存在せず逆に反証が多く存在しており、都市伝説、事実確認のないマスコミの情報伝達上の架空事件とされている。 アメリカのタブロイド紙・ウィークリー・ワールド・ニューズは、1989年11月14日号の15ページにおいて、以下のような事件が発生したと報じた[1]。 1989年10月12日、ブラジルのポルト・アレグレ空港に1機のロッキード・スーパーコンステレーションが、管制塔の許可を得ずに着陸した。機内を調べ

    サンチアゴ航空513便事件 - Wikipedia
  • 捨印 - Wikipedia

    捨印(すていん、捨て印、英語:marginal seal)とは、契約書、申込書、証書などを作成する場合において、記載の誤りを訂正する際の訂正印の捺印に代えて、当該書類の欄外に捺印する行為、または、その捺印された印影である。 書類を交換・提出した後に、相手方が訂正することをあらかじめ承認する意思を表明するものとして扱われる[1][2]。書類の書式によっては、あらかじめ捨印欄を用意しておき、そこに捺印させるものも存在する[注 1]。 趣旨[編集] 予め押印する訂正印であり、以後の訂正を認める意思表示である[1][2]。 一度作成した文書を訂正するには、たとえ微細な訂正であっても、訂正個所に訂正印を押さなければならない。訂正印の無い修正は無効であるし、文書の有効性が損なわれることも考えられる。しかし、都度契約者が出向いて訂正をして訂正印を捺したり、文書を交換・送付などして訂正印を押すのは煩雑であ

  • くもとちゅうりっぷ - Wikipedia

    『くもとちゅうりっぷ』は、1943年4月15日に松竹動画研究所によって製作・公開された日の白黒アニメーション映画である。原作は横山美智子の童話集『よい子強い子』(1939年、文昭社)の中の一編。 概要[編集] 1943年に松竹動画研究所(当時)によって制作されて公開された白黒アニメーション作品。太平洋戦争中(大東亜戦争)に日で制作された貴重な国産アニメである。紅系で公開された2巻の16分作品。 松竹の初のアニメーション作品ということで多大な予算をかけ、大学初任給が60円だった当時に倍以上の150円の給料で10名のスタッフを雇い、1942年から制作を開始した。16分の作品に2万枚の動画枚数をかけ、プレスコ方式が用いられている[1]。てんとう虫の声は童謡歌手の杉山美子、クモの声はオペラ歌手の村尾護郎があてて[2]、歌いながら進行するミュージカルアニメとなった。松竹動画研究所の製作課長に招か

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  • 想定線 - Wikipedia

    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "想定線" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2019年3月) 想定線(そうていせん)、またはイマジナリーラインとは、映画撮影など映像・動画収録の専門用語で、2人の対話者の間を結ぶ仮想の線、あるいは人物、車両などの進行方向に延ばした仮想の線をいい、この線を超えたカメラの移動や編集(カット繋ぎ)をしてはいけないとされている映像制作上の基原則である。 図1:イマジナリーラインと映像 映像は鑑賞する者を時間的に拘束する(その上、かつては見直しのきかなかった)媒体(時間芸術)である。イマジナリーラインとは、そんな映像を一度見ただけ

    想定線 - Wikipedia
  • シティコネクション (ゲーム) - Wikipedia

    『シティコネクション』 (City Connection) は、1985年に日のジャレコが開発・発売したアーケード用横スクロールアクションゲーム。 カリフォルニア生まれの15歳の少女・クラリスが理想の男性を捜し求め、迫りくるパトカーを撃退しながら愛車・クラリスカーで理想の男性を捜しに世界中を走り回る内容となっている[1]。当時ジャレコの社長だった金沢義秋は作をジャレコ自身が開発した最初のタイトルとしており[2]、音楽は『フォーメーションZ』(1984年)を手掛けた渥美徳弘が担当している。現在はジャレコのライセンスを取得したシティコネクションが権利を持っている。 同年にファミリーコンピュータやMSXにも移植され、その後はWindows版(内容はアーケード版のエミュレート)が発売された他、iアプリやEZアプリ対応版もリリースされている。また、2003年10月23日に発売されたPlaySta

  • 兵棋演習 - Wikipedia

    英語版記事を日語へ機械翻訳したバージョン(Google翻訳)。 万が一翻訳の手がかりとして機械翻訳を用いた場合、翻訳者は必ず翻訳元原文を参照して機械翻訳の誤りを訂正し、正確な翻訳にしなければなりません。これが成されていない場合、記事は削除の方針G-3に基づき、削除される可能性があります。 信頼性が低いまたは低品質な文章を翻訳しないでください。もし可能ならば、文章を他言語版記事に示された文献で正しいかどうかを確認してください。 履歴継承を行うため、要約欄に翻訳元となった記事のページ名・版について記述する必要があります。記述方法については、Wikipedia:翻訳のガイドライン#要約欄への記入を参照ください。 翻訳後、{{翻訳告知|en|Professional wargaming|…}}をノートに追加することもできます。 Wikipedia:翻訳のガイドラインに、より詳細な翻訳の手順・指針

  • トウキョウトガリネズミ - Wikipedia

    トウキョウトガリネズミ(東京尖鼠、学名:Sorex minutissimus hawkeri)は、真無盲腸目トガリネズミ科トガリネズミ属に属する小型のトガリネズミの1亜種である。世界最小の哺乳類の1つとされている。ユーラシア大陸北部に広く分布するチビトガリネズミの亜種である。 なお、“トウキョウ”という和名であるものの、日では北海道にのみ分布し、東京都には生息していない(後述「#和名の由来」参照)。 分布[編集] 北海道のサロベツ原野、幌延町や猿払村、東部の浜中町の火散布沼、標茶町の虹別、標津町、釧路町の入境学、白糠町、根室市、鹿追町、三笠市などで生息確認されている。 形態[編集] 頭胴長45-49mm、尾長約27-31mm、体重約1.5-1.8gである。体毛は、背面が暗褐色で、腹面が銀灰色になる[3]。体毛の長さは、背中側で約3mmである[4]。 生態[編集] ササや低木がまばらに生え

    トウキョウトガリネズミ - Wikipedia
    k_wizard
    k_wizard 2015/02/21
    Yedo、Yezo
  • ハテナ (生物) - Wikipedia

    ハテナ(Hatena arenicola)は、奇妙な細胞分裂で注目を浴びた微生物である。なお、属名は日語に由来する。 井上勲(筑波大学教授)と岡典子(日学術振興会特別研究員)によって砂浜で採集した砂から発見された。この『ハテナ(Hatena)』という属名は、研究室内での愛称であった『ハテナ虫』に由来し、種小名のラテン語で「砂の中に住む」を意味するarenicolaは、砂を採集した岡により提案された。 この微生物は、カタブレファリスの仲間の鞭毛虫である。葉緑体のような緑色の構造を持つが、これはプラシノ藻類のNephroselmisの1種に由来する共生体で、いわゆる細胞内共生である事が確認されている。細胞内共生していても、共生体には独自の核は保ったままである。 元の藻類とハテナの細胞内の共生体とを比較すると、共生体化した場合にミトコンドリアやゴルジ体が貧弱になり、基底小体などは消失して

  • 池袋の女 - Wikipedia

    池袋の女(いけぶくろのおんな)は、江戸時代末期における日の俗信の一つ。池袋(現在の東京都豊島区の一部)の女性を雇った家では、怪音が起きる、家具が飛び回るなど様々な怪異が起きるというものである[1]。 概要[編集] この俗信が登場する最初の文献は寛政11年(1799年)に書かれた『耳袋』で、江戸幕府の幕吏(幕臣)が池袋出身の下女と通じたところ、行燈や茶碗、臼などが飛ぶ現象が現れ、下女に暇をだしたら怪奇現象がやんだという話である[2]。 文化時代の地誌『遊歴雑記』には、「池袋の女」の話が以下のように述べられている。文政3年(1820年)3月、小日向の高須鍋五郎という与力が、自分の雇っている池袋出身の下女につい手をつけた。ある日の夕方、勝手口に来訪者が来たので下女が応対したところ、叫び声と共に戻って来た。鍋五郎が事情を尋ねると、ほっかむりをした男が現れたと言う。鍋五郎が周囲を捜したところ、怪し

  • 機能不全家族 - Wikipedia

    この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2018年5月) 独自研究が含まれているおそれがあります。(2018年5月) 出典検索?: "機能不全家族" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL 機能不全の家族は家族の絆に影響を与え、同じ家族空間に葛藤を引き起こす。 機能不全家族(きのうふぜんかぞく、英: Dysfunctional family)は、家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家族を指す。機能不全家庭(きのうふぜんかてい)とも称され、その状態は家庭崩壊(かていほうかい)、もしくは家族崩壊(かぞくほうかい)といわれている。

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  • ベルトランの逆説 - Wikipedia

    この項目では、確率論におけるベルトランのパラドックスについて説明しています。経済学におけるベルトランのパラドックスについては「ベルトランのパラドックス (経済学)」をご覧ください。 ベルトランの逆説(ベルトランのぎゃくせつ、英: Bertrand paradox)は、確率論の古典的解釈において発生する問題である。ジョゼフ・ベルトランが著作Calcul des probabilitésで、確率変数を導入する方法やメカニズムが明確に定義されない場合、確率がうまく定義できない場合があることを示す例として与えた。 ベルトランのパラドックスは以下のようなものである。 「円に内接する正三角形を考える。その円の弦を1無作為に選ぶ。その弦が正三角形の辺よりも長くなる確率はどれだけか?」 ベルトランはこれに関して3つの主張を述べた。どれももっともらしく見えるが、結果は異なるものとなる[1]。 弦の選び方1

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  • 蝦夷共和国 - Wikipedia

    12月15日には諸役を決定するための入札(公職選挙のこと)が実施された[4]。この背景として、脱走軍は榎武揚が指導者になっているとは言え、元藩主や元幕府老中といった大名クラスも参加しており、君臣の関係が複雑であったこと。また「陸軍派」と「海軍派」のグループもあり、「陸軍派」の中も、「彰義隊」と「小彰義隊」等の小グループがあり、全体として一枚岩に纏まってはいなかったことが挙げられる。ただし、この入札(投票)に箱館の住民は参加しておらず、旧幕府軍でも入札に参加したのは士官以上の者で旧幕府脱走軍の総数の3分の1程度にすぎず共和制といえるような公選ではなかった[4]。 「投票」総数856票の内訳は、以下の通りであった[7]。 榎釜次郎 156 松平太郎 120 永井玄蕃 116 大鳥圭介 86 松岡四郎次郎 82 土方歳三 73 松平越中 55 春日左衛門 43 関広右衛門 38 牧野備後 3

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