プロよりおいしく作れる 野菜料理の“ちょっとしたコツ”365 身近な野菜で、プロよりおいしい野菜料理を作ってみませんか? 銀座の日本料理店「六雁(むつかり)」の店主・榎園豊治(えのきぞの・とよはる)さんに、家庭だからこそ実践できる“ちょっとしたコツ”を毎日教わります。一覧はこちら>> 若水菜の辛子ひたし、味噌汁 今は水菜もハウス栽培などが進んでほぼ通年出回りますが、本来は冬から早春の野菜で、出始めの柔らかくて香り高いものを若水菜と呼びます。「みずな」という名は畑に堆肥をせず、畦(あぜ。畑で作物を作るために細長く直線状に土を盛り上げた所)の間に流水を引き入れるだけで育てたことからつけられたといいます。 もともとは京都を中心とした関西で栽培されていました。面白いことに「小松菜の松の実焼き、ごま和え」で紹介した、関東から全国に広がった小松菜とは対照的ですね。 スーパーマーケットなどで売られている