日本一高い超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の地上約300メートル地点にある展望台で、夜間だけ、大阪のシンボル「通天閣」(同市浪速区)があるはずのない場所にくっきりと浮かび上がる不思議なスポットがある。 本物の通天閣の東に突然浮かび上がる幻の通天閣。目撃した入場者は「なんで~」と驚きの声を上げ、ハルカスの関係者は「スタッフの間でも知る人ぞ知るハルカスの『トリビア』。新たな話題のスポットになれば」と期待を寄せる。果たして怪現象の原因とは?(吉国在) 本物の120度東に「もう1本」 夜も更けた頃、通天閣が2本くっきりと浮かぶ現象が起きるのは、大阪市内が一望できる全面ガラス張りのあべのハルカス60階展望台(約1千平方メートル)の中でも、北東角にある1~2メートル四方の一角だけだ。 1本はハルカスの北西約900メートルにある本物の通天閣。そして、そこから約120度東に目を向けると、ハル