新たな万能細胞、「STAP細胞」を作る研究に共同で携わったアメリカのハーバード大学の研究チームでは、この手法を活用して、気道が損傷したヒツジを治療する研究を始めており、ヒトへの臨床試験の申請に向けて準備も進めています。 STAP細胞は、神戸市にある理化学研究所発生・再生科学総合研究センターやハーバード大学医学部などの研究グループが作成に成功した万能細胞で、生後まもないマウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸して培養すると、体のさまざまな細胞になる万能性が確認されたということです。 ハーバード大学医学部の研究チームでは、STAP細胞を作成する方法を活用し、再生医療への応用を目指していて、さまざまな研究を進めています。 人工的に気道の一部を損傷させた若いヒツジに、STAP細胞を作成する手法を活用して作り出した組織を移植することで気道の再生を目指す研究も始めているということです。 ハーバード大学の研究