cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
講演会でお話をした中身を改めて読みました。 今、自分で読んでも訳が分かりません。まず身分制度の話と暴漢に襲われる話が全くリンクしていません。皆さんが読んでも意味が分からないと思いますが、僕が今読んでも意味が分かりません。ただ、とんでもない差別発言であることは、まぎれもない事実であることに気づきました。 江戸時代を含めた中世・近世の身分制度について、きちんとした知識を有しないにもかかわらず、安易に「一部の身分の被差別者を犯罪集団だった」と言及したことは、「差別の助長」「差別の再生産」を聴衆の皆さんにもたらす弁解の余地のない差別発言です。 私自身の「潜在意識にある予断と偏見」「人権意識の欠如」「差別問題解決へ向けた自覚の欠如」に起因する、とんでもない発言です。 人間としてあってはならないことを犯してしまい、慙愧の念に堪えません。 この発言を全面的に謝罪するとともに、完全撤回させてください。 こ
東京23区の大学定員を抑制する法律が施行された。一極集中化対策として地方の若者の東京流入を抑える狙い。だが「東京の大学に来るな」という不公平なメッセージにならないか。 地方に仕事を 山内マリコさん(作家) 「模試でA判定だったのに落ちた」という受験生の嘆きを今春SNSでいくつか目にしていました。 それがまさか、東京23区の私立大学の定員数を抑制する国策の影響だったとは、驚きました。とりわけ地方の受験生が東京の大学に入りにくくなっているという仕組みは、とてもショックです。 東京圏と地方では、本人の学力や資質とは違うレベルで、そもそも教育環境の格差があります。私立中高一貫校の進学指導や大手予備校の受験ノウハウは、長年蓄積されたものです。学費に加え、一人暮らしは金銭面で親の負担も大きい。地方の受験生はそんなハンデに負けずに、東京をめざしているのです。 東京は、地方出身者にとって…
日本でも起こった性犯罪判決への抗議デモ 2018年4月にスペインで起きたデモを知っている日本人は少ないかもしれない。これは、18歳の女性を集団レイプした男たちに対して、裁判所が強姦罪ではなく性的虐待の罪で禁錮9年と判決を下したことに対する抗議デモだった。裁判所は「暴行や脅迫」が認められなかったと判断し、強姦罪を適用しなかった。デモは3日にわたって続き、3万人以上が参加したと報道されている。 2018年11月にアイルランドで起きたデモについても日本ではあまり知られていないだろう。これは性犯罪の無罪判決に関する抗議デモで、裁判中に被告人側弁護士が「被害者(17歳少女)はTバックを履いていた」と主張したことが大きな反感を買った。 性犯罪判決に関する抗議デモは近年に始まったことではない。1999年にはイタリアで「ジーンズデモ」があった。被害者の女性がジーンズを履いていたことから裁判所は「きついジー
安倍晋三首相が政権に復帰して6年半。権力が放つ強い磁力に吸い付けられるように、首相官邸の意向が霞が関で忖度(そんたく)される構図が強まっている。それが社会に影響を及ぼし、さらに政権基盤を強める「磁界」を形成していく――。長期政権がもたらす政治、社会の変容について、夏の参院選を前に考える。 21日夜、東京都内のホテルであった自民党細田派のパーティー。同派出身の安倍晋三首相が12年前の参院選敗北から野党転落までを振り返り、「悪夢のような民主党政権が誕生した」と語ると会場は拍手と笑い声にあふれた。14日には麻生派パーティー、16日、20日の党会合でも民主党政権を「悪夢」と表現している。 この6年半、首相にとって、政権批判には民主党政権批判で切り返すのが定番だった。政権の強い磁界の外にあり、自らが「敵」と見定めた相手には、容赦ない言葉で攻撃する。それが2012年12月の政権復帰以来の姿勢だ。 「攻
「これだから『昭和を遠く』しちゃいかんのだよなあ…」。テレビのニュースを見ながら、私はしみじみ思った。日本維新の会に所属していた丸山穂高衆院議員が、北方領土の元島民に、戦争による北方領土奪還をけしかけるような発言をした一件である。 35歳の丸山氏は今月11日、北方領土へのビザなし交流訪問団に参加した際、酒を飲んで元島民の訪問団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと詰め寄った。 これに対し、89歳の団長は「戦争はすべきでない」「戦争なんて言葉は使いたくない」「戦争は必要ない」と繰り返した。団長はソ連(現在のロシア)によって島を追われた当事者である。無念や恨みはあって当然だが、それでも「戦争で奪還」を全否定した。 これはやはり、戦争を知る世代が身をもって獲得した見識、信念なのだろう。強さと重みを感じる。 ◇ ◇ 丸山氏の
白いナンバープレートを付けた軽乗用車が茨城県内で増えている。きっかけは、ラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピックを記念する白色プレートの交付。背景には、「黄色ナンバー」へのコンプレックスがあるようだ。 ナンバープレートの交付を行う関東陸運振興センター茨城支部(水戸市)によると、白色プレートの交付が始まったのは、ラグビーW杯の記念プレートが2017年4月、五輪のプレートは同年10月。通常は黄色のプレートの軽自動車でも付けられる。 県内で交付された記念プレートの数は、今年1月末時点で8万803枚(ラグビーW杯が1万6776枚、五輪が6万4027枚)。うち約9割を占める7万2369枚が軽用だった。交付費用は県の場合、一般的な普通自動車や軽自動車に差はなく、7千円強かかる。 記念プレートのデザインは、ラグビーW杯、五輪ともに2種類ある。ほぼ白地で右上に小さく大会エンブレム
野党による辞職勧告決議に対し、丸山氏は言論の自由などを理由に「絶対に辞めるわけにはいかなくなった」などと抗弁しているが、「戦争発言」以外にも問題となる言動が多数あったことが「週刊文春」の取材で明らかになった。同行した複数の訪問団団員が取材に応じ、当日の丸山氏の行状を証言した。
はじめに:満員電車では、とるべき“動き方”が存在する 新年度が始まって1カ月がたった。この4月に新しい職場、新しい部署、新しい環境で生活を始めた人も多いだろう。 特に新社会人は早速「満員電車」の洗礼に遭ったのではないだろうか。朝の特定時間帯における通勤電車は常軌を逸した乗車率となりがちで、4月はTwitterで「満員電車」がトレンド入りする日もあった。 熟練の社会人たちは、長年の経験から混雑した電車内において、瞬時に人の流れを察知し、うまく乗降者のラインコントロールを行い、不用意に人とぶつかることを避けることができるだろう。 しかし、満員電車に慣れていない人たちが多いとポジショニングが難しかったり、動き出しのタイミングをつかめなかったりするため、乗客同士の衝突が生じ、“お客さま同士のトラブル”による電車遅延が発生することになりかねない。 そこで、本記事ではデータサイエンティストである筆者が
髪の毛を洗った後、自然乾燥はいけないのはわかっている……。でも、特に髪が長かったり多かったりするとドライヤーを使っても乾かすのに時間がかかるし、どうやったらうまく髪を乾かせるの~!? という疑問に答えてくれる漫画「時短でもツヤ・手触り・まとまりに差が出るドライヤーの乾かし方」が、丁寧に細かく髪の毛の乾かし方を説明していて目からウロコです。 髪の毛を濡れたままにしてはダメ! お風呂上がりの濡れた髪は外部の刺激から守るキューティクルが開き髪内部のタンパク質や水分が失われやすい無防備な状態。そのため濡れた状態で放置したり自然乾燥はさせずに、なるべく早く完全に乾かしてあることが大切です。 そこで大切なのがただ何となく乾かすのではなく、各パーツごとにポイントを押さえて順番に乾かすこと。密集して乾きにくい髪の内側や根元から優先的に乾かすことを意識するだけで、時短でツヤのあるまとまりやすい髪の毛になると
作家・演出家の鴻上尚史氏が、あなたのお悩みにおこたえします! 夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。皆さまのお悩みをぜひ、ご投稿ください(https://publications.asahi.com/kokami/)。採用された方には、本連載にて鴻上尚史氏が心底真剣に、そしてポジティブにおこたえします(撮影/写真部・小山幸佑)この記事の写真をすべて見る 写真は本文とは関係ありません(※イメージ写真) 鴻上尚史の人生相談。「自分の不機嫌をコントロールできず、夫婦間も冷えてきている」と感じている31歳の女性。どうしたら自分の感情をコントロールできるかと問う相談者に鴻上尚史が伝えた言葉は、「分かりあうことが奇跡と思うこと」。その真意は? 【相談29】不機嫌がコントロールできず、顔に出てしまいます(31歳 女性 あーこ) 鴻上さんこんにちは。いつも楽しく、興味深く拝見
蜷川幸雄演出により2012年に初演された「海辺のカフカ」は、村上春樹の同名長編小説を原作とした作品。「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画として、今年19年2月にフランス・コリーヌ国立劇場で上演された。今回の上演版には、15年版に続き、古畑新之、柿澤勇人、高橋努、鳥山昌克、木場勝己らが出演するほか、新たに寺島しのぶ、岡本健一、木南晴夏が参加する。 佐伯 / 少女役の寺島は東京凱旋公演の開幕に際し、「村上さんの長編小説を三時間の舞台に収めた、このゾクゾクするような美しい世界を、蜷川さんの作ったセットに負けないように、一生懸命表現したいと思います」と意気込み、大島役の岡本は「ハッピーで最高!という物語ではないけれど、皆さんの心に何かを提示することが出来る大切な作品だと思います。記事や映像だけでは十分にこの魅力は伝わらないと思いますから、是非劇場に足を運んで観に来てください!」と来場を呼
作家・津原泰水(やすみ)さん(54)の刊行予定だった文庫が、百田尚樹さんのベストセラー「日本国紀」を批判したことがきっかけで出版中止になった。その経過をネット上で明かしたところ、版元である幻冬舎の見城徹社長に著書の実売部数をツイートされた(後に削除)。渦中の作家はいま何を思うのか。話を聞いた。
NHKは「朝ドラ」の愛称で親しまれている連続テレビ小説について、今は月~土曜の新作放送日を、来春の「エール」(窪田正孝主演、林宏司脚本)から、月~金曜の週5日に短縮する。NHK関係者への取材でわかった。大きな理由の一つがNHKが進める働き方改革。長時間になりがちな制作現場の負担を軽減する狙いがあるという。 朝ドラは1961年に「娘と私」で放送を開始。当時は1回20分、月~金曜の週5日で、62年の2作目「あしたの風」から現在の1回15分、週6日になった。週5日に短縮するのは、この秋から収録が始まる「エール」からとし、新作放送を取りやめた土曜日は、その週のダイジェスト版を放送する方向で調整中だという。 61年に放送が始まった朝ドラは、新聞小説を意識して生まれた長編ドラマで、主にヒロインの一代記を描いてきた。83年の「おしん」が、ドラマ史上最高の平均視聴率52・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区
保育園側が事故の状況などを説明した記者会見(8日午後6時17分、大津市) 大津市で8日に起きた保育園児らの死傷事故で、保育園側が開いた記者会見を巡り、報道機関への批判が起きています。「園は被害者なのに、なぜ取材する必要があるのか」「マスコミは園の過失を追及しているように見える」といった声が京都新聞にも寄せられています。今回、大きな批判が起きた理由と背景を探り、京都新聞の考えをお伝えします。 記者会見取材への批判 今回、事故が起きた当日の5月8日に、被害にあったレイモンド淡海保育園の運営法人が記者会見を開き、園長や法人幹部が事故の状況を説明しました。冒頭の質問で、犠牲になった園児がどのような子どもだったのかを問われた園長が涙で声を詰まらせ、25分間の会見では終始涙声で記者とのやり取りを続けました。会見の様子はテレビで生中継されたほか動画サイトにも上げられ、その映像を見たと思われる読者から「泣
就職先そのものが少ない まず就職先を考えてみると、 音大は音楽学校の教師、楽曲系エンジニア 芸大・美大はデザイナー といったところでしょうか。 しかし別に世界にそれがなくても、私達は生活をする事が出来ます。 音楽や芸術品というのは趣向品・贅沢品と言われるもので、そこにお金を出してくれる人には限りがあります。 だからそれを提供する企業や場所が多過ぎても良くないのです。 以前、芸大に行っていた知り合いの子は美術館への就職が決まりましたが、美術館の給料では食べていけないので副業をやっています。 美術館って世の中にそんなにたくさんあるわけではありませんし、 美術館がなくても私達は生活に困りません。 就職先の門が狭い これも先程と同じで、お金を出してくれる人は限られているし、 その少ないキャパの取り合いになるから、 より能力の高い人しか採用されません。 一時期、スマホのカードゲーム開発においてデザイ
今回の都知事選はいろいろな感想戦が出ているが、主な焦点は蓮舫陣営が鳴り物入りで選挙戦に入りながら失速しほぼ無名の新人に捲られて3位まで落ちたのはなぜなのか、という点だろう。私も𝕏で何ツイートか書いて結構需要があるようだったので、noteのほうでもまとめておく。 独りよがりなアジェンダ設定蓮舫陣営が選挙戦の最初に打ち出した議題は、神宮外苑の再開発の問題視であった。これは選挙期間中の世論調査で《重視する政策》の一項目に立てられる程度には力を入れていたが、その世論調査では外苑再開発は有権者全体の3%程度、蓮舫コア支持層にしか興味を持たれておらず、無党派(と立民支持層の多く)には何のアピールもしていなかったようで、アジェンダ設定に失敗したという意見があった。 これについては私は微妙に異なる意見である――本当に明治神宮とそれに付随する"100年かけて育ててきた森"が伐採されるのならアジェンダ足りえ
『行方不明展』は、誰かを捜す張り紙や異常な量の文字が書き込まれたハガキなど、リアルで不穏な断片の数々で「日常のすぐそばにある異常」を感じさせる。本展で紹介した行方不明者を捜索する必要はありません 東京・中央区の三越前にある福島ビルにて、『行方不明展』が、7月19日から9月1日まで開催されている。本展を手がける株式会社闇とホラー作家の梨氏は、昨年3月に考察型展覧会『その怪文書を読みましたか』を開催。SNSなどで大きな話題となった。今回は新たにプロデューサーとしてテレビ東京の大森時生氏が参加し、さらにパワーアップした内容となっている。 本展は、それまでそこにいたであろう人たちが失踪や失跡、蒸発、神隠し、家出など、あらゆる理由で姿を消してしまった際の残留物などを集めた「完全フィクション」のイベントである。 会場内では何が行方不明になったのか明確にするために、大きく分けて身元不明の 「ひと」、所在
沖縄県那覇市牧志の「国際通り屋台村」の周辺住民から、客の声がうるさいとの苦情が寄せられている。市によると同地域は商業地域で、客の声がうるさいという騒音トラブルはこれまでに例がない。市は昨年と今年の計2回、住民側と屋台村の管理会社が話し合う場を設けたが抜本的な解決には至っていない。
「終身雇用はもう持たない」——財界からそんな声が上がり、議論を呼んでいる。たしかにグローバル化の中、企業はコストを圧縮し生産性を上げていく必要があるだろう。しかし、戦後日本社会という仕組みの中で合理性を発揮してきた終身雇用や解雇規制を、それだけを取り出して「不合理だからやめる」とするのは乱暴ではないか。まして「国民生活の向上」を目標とする経団連は、経営の問題だけではなく、同時により慎重に「社会」のことを考えるべきではないか。東工大の西田亮介准教授が解説する。 経団連の目的は「国民生活の向上」 突然だが、「経団連」とはどんな団体か、ご存じだろうか。 一般社団法人日本経済団体連合会、通称、経団連は1946年に設立された、日本有数の経済団体であり、経済界きっての利益団体である。 経団連のホームページによれば、2018年5月31日時点の企業会員は1376、団体会員156、特別会員31と加盟者は15
資生堂が公開した日焼け止めブランド「アネッサ」のウェブCMが、わずか2日で削除された。 CMをめぐっては、出演者の過去の発言が問題視されていたが、同社は削除の理由を「プロモーション期間が終了したため」と話す。 抗議が影響? CMは2019年5月16日、同社ブランドサイトと動画配信サイト「ユーチューブ」で公開された。「筋肉」をテーマに、人気番組「みんなで筋肉体操」(NHK)の出演者である、俳優の武田真治さん、庭師の村雨辰剛さん、弁護士の小林航太さんを起用し、肉体美とともに商品の機能性をアピールしている。 しかし公開後、出演者の1人が過去にツイッターで一部の人を不快にさせる投稿(現在は削除済み)をしていたとして、起用に反対する声が寄せられていた。一方で「何が問題なの?」「資生堂は関係ない」と擁護する向きもあった。公開の翌17日にCMが削除されると、この影響なのではと指摘する声も相次いだ。 資生
資生堂が5月16日にブランドサイトとYouTubeで公開した「ANESSA(アネッサ)」のWeb動画「マッチョに学ぶアクアブースター技術の凄み篇」が、17日から視聴できない状態になっています。 資生堂アネッサのWeb動画が視聴できない状態に NHK「みんなで筋肉体操」で知られる武田真治さん、村雨辰剛さん、小林航太さんをCMアンバサダーとして起用した動画。水色の短パンにサスペンダー姿の武田さんら3人が、腕立て伏せやスクワットでアネッサの日焼け止めの「アクアブースター技術」をアピールしていくという内容でした。 「筋肉体操」でおなじみの3人衆がアネッサの日焼け止めの技術をアピールする内容 しかし、公開翌日の17日にWeb動画が閲覧できない(「この動画は再生できません」という表示)状態に。アネッサブランドサイトからも削除されていましたが、サイトや公式SNSでは20日現在、動画非公開に関する告知はさ
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