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ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (105)

  • イジメと「と学会」 - 琥珀色の戯言

    参考リンク(1):山弘のSF秘密基地BLOG:世の中にはこんなにも異常者が多い、という話 この山弘さんのエントリに対して、「と学会」だって、「無知な人たちを『トンデモさん』としてさらし者にして、いじめてきたようなものじゃないか」という反応があって、僕はなんだかすごくモヤモヤしてしまいました。 参考リンク(2):『と学会』(Wikipedia) 『トンデモの世界』が上梓されたとき、僕はこのを半分笑い、半分ゾッとしながら読みました。 世界は、こんなにも疑似科学に満ちているのか、と。 当時はネットも今みたいに普及してはおらず、情報の伝達速度そのものも遅かったのですが、「疑似科学」は少なからず存在していましたし、それがウソかどうかを検証する手段って、僕にはなかったんですよね。 『ノストラダムスの大預言』が、いいかげんなでっち上げだというのを知ったのも「と学会」のおかげです。 もうちょっと早

    イジメと「と学会」 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/08/25
    初期のころはおもしろかったけれど、「似非科学追放」みたいな社会運動にしたから、その弊害が出てるになぁ。今は自費出版の本をネタにしているって……。
  • 【読書感想】ニートの歩き方 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法 作者: pha出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/08/03メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 1,642回この商品を含むブログ (102件) を見る 内容紹介 「ニート」でも「無職」でも「ひきこもり」でも、会社を辞めても仕事してなくても、 幸せに生きることはできる。 こんなに文明や技術が発達した世の中、インターネットさえあれば、 昔ながらの固定した生き方に縛られる必要なんてない。 日一有名なニートが語る、お金がなくても無理なく楽しく暮らすための生き方と考え方。 会社や国やこれまでの常識が信じられなくなった今を生き抜くための「ニート」なヒントが満載です! 著者について pha(ファ) 1978年生まれ。京都大学総合人間学部に入学するも、オンボロ学生寮に入ったことで足を踏み外す

    【読書感想】ニートの歩き方 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/08/09
    子どもが産まれてからは、社会とか、家族がないと、人間はうまくは生きられないんだなとか。既存のシステムを使うと、安心できる感じなんだよねとか。ってなことがこの記事を読んで思った。
  • 昆虫食入門 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    昆虫入門 (平凡社新書) 作者: 内山昭一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/04/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見る 内容紹介 「当においしいんですか?」 「はい。カミキリムシはクリーミーで、ふんわり甘く、ハチの子はウナギの味そっくりで、アブラゼミはナッツの……」 “昆虫をおいしくべる”著者の追究は留まることを知らない。 だが、昆虫の研究はまだ始まったばかり。 前人未到の域に踏み込みつつ、昆虫のスタンダードを探る! 人類の「伝統材」昆虫が、現代で新たなベールを脱ぐ! 「僕はなぜ、昆虫をべない、というか、べられないのか?」 そんなことを考えながら読みました。 べられないのは、「美味しくないから」じゃなくて(そもそも、べたことがないのだから)、べるものじゃないという思い込みのせいなんだろうなあ。 個人

    昆虫食入門 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/05/25
    日本で、好んで虫食ってるのは伊那以外ではどこなんだろう。
  • 「誰かを助ける」ということ - 琥珀色の戯言

    参考リンク(1):「学費を支援してくださる方を探しています」(BLOGOSの「話題」より) もう、この件については語り尽くされているようでもあるのだけれども。 僕はこのstudygiftというのと、その広告塔になった大学生・坂口綾優さんの写真をみて、なんだかすごくモヤモヤしてしまったんですよ。 そして、この件について、あまりに世間の反応が厳しかったことにも。 ネットで、坂口さんを責める声には「学生は学業が分のはずなのに、自分が勉強しなくて留年したツケを、社会にまわすな!恥を知れ!」みたいなのが少なからずありました。 僕もそう思うところはあります。 少なくとも、留年したのは、人の責任です。 でもまあ、大学時代、勉強と部活に明け暮れ、そんなに羽目を外すこともなく、地道に単位を取り、国家試験にもストレートで受かった(って言っても、9割くらい受かっちゃう試験なんですけどね)僕としては、逆に、こ

    「誰かを助ける」ということ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/05/22
    「誰でも「やり方しだいで多くの人やお金を集められる可能性」こそが、ソーシャルメディアの「革命」」 乏しいリソースを声が大きい奴が奪っていく麗しい社会は、もう到来しているか。
  • 『虚構新聞』とネットリテラシーの限界 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化(虚構新聞) 『虚構新聞』のこの記事とその後のさまざまな反応について、考えたことをつらつらと。 僕はネット歴10年以上で、『虚構新聞』というサイトもよく読んでいたので、これが「ネタ」であることはすぐに理解できました。 「ああ、いつもの『虚構新聞』だねえ、はいはい。そういえば、10年くらい前に大学の後輩が、「自分のホームページをつくる実習」っていうのをやらされたって言っていたなあ。いまの世の中だと、ネットリテラシーとやらを鍛えるために、『twitter実習』(とりあえずアカウントをとって、1週間くらい全員にtwitterをやらせてみる)なんてのもアリなんじゃないかなあ、なんて思いつつ、読み流してしまったんですよね。 まさか、この記事がこんなに話題になるなんて、橋下市長関連の話題は、なんかすごくデリケートなんだなあ、と。 それにしても、「

    『虚構新聞』とネットリテラシーの限界 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/05/16
    「「事実の真贋をみきわめること」は難しいけれども、それにくらべれば「人の信頼をみきわめること」の方ははるかに容易」 いやぁ、 「TLで知っている人だから」とリンク先も見ずにRTしちまうからねw
  • 「よかったら、この後、一緒に回鍋肉を作らない?」 - 琥珀色の戯言

    『生きるコント2』(大宮エリー著・文春文庫)に、エリーさんの大学時代のこんなエピソードが紹介されていました。 東大に入りたての頃、あの手この手で、知らず知らず宗教団体に引き込まれる被害が相次いでいた。わたしはそのことを、学内で撒かれている注意を呼びかけるビラで知った。よくある手口は、勉強会という口実の異性からのアプローチだそうだ。そして、被害に遭うのはだいたい真面目な男子学生。場所は生協の前が多く、美女が声をかけてきて、ビデオを一緒に観て欲しい、と言うのが常套句らしい。そんなの明らかに怪しいじゃないか、と思ったが、男子たるもの、美女にちょっとでいいからと言われると、つい、ふらふらとついて行ってしまうものなのか。そのままあっさり洗脳されてしまうのか、男子達よ。 わたしは学で1人、遅い昼ご飯をべていた。キャンパスライフなんて言うけれど、実状、こんなにつまらないものである。味噌ラーメンを、薄

    「よかったら、この後、一緒に回鍋肉を作らない?」 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/04/10
    弱っているや困っていることすら、表面に出せない世の中だよ。ったく。
  • 「イニシエーション」の季節 - 琥珀色の戯言

    昨夜、仕事帰りに何気なく車でラジオを聴いていたのです。 その日のテーマは「宴会に関するあれこれ」。 時節柄、歓送迎会が多い季節ですからね。 そのなかで、こんなメールが紹介されていました(ラジオで一度聞いただけなので、ディテールは間違っているかもしれません。でも、概略はこんな感じでした)。 わたしの会社では、新入社員は、歓迎会で、みんな女装をしてカラオケで歌うことになっています。 若い男はまだ良いのですが、転職組には中年のおじさんもいて、なかなかキツイものがあります。 でも、盛り上がるし、新入社員がひとつにまとまる良い機会です。 そのメールを受けて、番組のDJ(女性)が、こうコメントしていました。 女装といえば、私も昔、ホームパーティというか、男女の仲間たちとロッジを借りてスキー旅行に行ったとき、男性の参加者に化粧をして、写真をとったりしてましたね。 けっこう楽しかった記憶があります。 男性

    「イニシエーション」の季節 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/03/23
    女が味方するのが珍しいなと。OL時代は「上司はバカみたいなことなんでやらせたがるんだろうね」とか気の毒に思う意見が多かったんだが。職場の宴会とホームパーティの強制力の違いが理解できないのか。
  • 「決められる人」の強さ - 琥珀色の戯言

    「ねえ、今日どこにごはんべに行く?」 「どこでもいいよ」 「いや、僕は君が行きたいところに行くよ」 「私はどこでもいから、決めて」 「そんな遠慮しなくていいからさ」 「遠慮なんてしてないって」 「せっかく決めていいよって言ってるのに」 「だからこっちも好きにしていいよ、って言ってるじゃない!」 僕は優柔不断な人間なので、こういう会話をさんざんやってきました。 当に、人間って学ばない生き物ですよね。 とくに、「自分が良いことをしている」と思っている場合には。 夕の店を決めるときに、誰かと相談していて、なかなか店が決まらない。 こういうときの僕は「相手は何か希望を持っているのに、遠慮しているはず。心を引き出して、希望に沿ってあげなくては!」 と、勝手に考えていたのです。 相手の希望をきいてあげるのが「親切」であり、「紳士的な態度」なのだと。 でも、最近ようやくわかってきました。 こうい

    「決められる人」の強さ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/03/12
    「念のために書いておきますが、僕は「反橋下」ではないですよ」って書かせる空気を作る人たちが苦手。
  • 本村洋さんの「再婚」について - 琥珀色の戯言

    参考リンク(1):「元少年の死刑確定に思う」(BLOGOS) 上記のエントリに、僕は基的に同意なのですが、ひとつだけ気になったところがあるのです。 それは、最後の 今日初めて、彼は再婚していたとニュースで聞いて、少し戸惑ったが、まあ、それはそれでいいのかも知れないと思い直すことにしている。 という一文。 参考リンク(2):光市母子殺害事件 村さん再婚していた(日刊スポーツ) 僕のなかの「理性」は、「ああ、村さんは判決が出たら自殺するんじゃないかと心配していたけれど、これなら大丈夫だな。これから穏やかで幸福な人生をおくれますように」と呟きました。 でも、その一方で、僕もまた、「少し戸惑った」のですよね。 自分でも、理不尽きわまりないと思うのだけれども。 村さんは被害者であり、もし、子がこんな犯人の犠牲にならなかったら、いまでも穏やかに暮らしておられたと思います。 あの事件で、すべて

    本村洋さんの「再婚」について - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/02/23
    「被害者に対しても「みんなが望む、完璧な被害者」であることを求める風潮」 自分が望まないイメージに対して逆上する人たちって、日本のそこらじゅうにいる“私の隣人”なんだよなぁ。怖い。
  • 「死を選ぶ権利」について - 琥珀色の戯言

    参考リンク:安楽死法 ‐ 死を選ぶ権利 --- 駒沢 丈治:アゴラ−ライブドアブログ 病院で医師に見守られながら苦痛を伴わない安らかな死を得られるとしたら、わざわざ山手線に飛び込んだり、硫化水素を発生させたり、ビルの屋上から飛び降りようという人は少なくなるはずだ。人にとってはもちろん、周囲の人たちや社会にとっても、そのほうが好ましい選択であると思う。 末期医療の現場においても、安楽死は意味を持つ。死が避けられない、ただ死を待つだけの患者を集中治療室に入れ優秀な医師のリソースを消費するのは、社会全体にとって大きな損失だ。高度な医療設備は回復が期待できる患者にこそ利用すべきであり、優秀な医師もまたその存在によって生死が分かれるギリギリの現場に投入してこそ意味がある。 この記事と、この記事に共感する人たちのコメントを読みました。 けっこう賛同する人が多くて、ちょっとびっくり。 「安楽死」って、

    「死を選ぶ権利」について - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/02/20
    考えさせられる。「安楽死施設」を設けたら、それが自殺をストップさせるポイントになる気もするんだが。
  • 2012-02-01 香山リカさんを「無能」と切り捨ててしまうことへの違和感 - 琥珀色の戯言

    参考リンク:いま、香山リカ女史の無能さがヤバい: やまもといちろうBLOG(ブログ) 僕もあの『朝まで生テレビ』を録画して観たのですけど、それはもう、胸がすくくらいの打ち負かされっぷりでした、香山さん。 なんかもう、「さんせいのはんたいは、はんたいなのだ!」って感じにも見えましたし。 でも、こういうネットでの香山さんへの厳しい反応をみていると、「そこまで言わなくても……」という気がしてくるんですよね。 1年ほど前、香山さんの自伝が新書として発売されました。 『「だましだまし生きる」のも悪くない』感想(琥珀色の戯言) この中で、香山さんは、こんなふうに語っておられます。 自分の半生について、語る。 なんとむずかしいことか。いや、複雑すぎてむずかしいわけではない。 私の場合、人生があまりに単純すぎて、語るべきことも何もないのだ。 「約半世紀前に生まれて、大きな病気もせず、これといって目立った業

    2012-02-01 香山リカさんを「無能」と切り捨ててしまうことへの違和感 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/02/02
    暴走機関車みたいなもんだからなぁ、もう。
  • 「僕のお父さんは東電の社員です」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「僕のお父さんは東電の社員です」 作者: 森達也著+毎日小学生新聞編出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2011/11/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 201回この商品を含むブログ (12件) を見る 内容紹介 2011年3月の震災、そして原発事故。放射能漏れが続く中、 一人の小学生の問い掛けが毎日小学生新聞に掲載され、 大人たちが忘れていた視点を呼び起こす。 「僕のお父さんは東電の社員です」 悪いのは東電だけ?  それとも大人たちみんな? 子どもはどんな責任を持つのか?  真面目に働くことは誰かに不幸を招いてしまうことなのか?  東電の社員一人ひとりは真面目な人物が多い。しかし、 それがなぜこんな無責任な悲劇に結びついてしまうのか?  勤勉に働きさえすれば国が豊かになり、個人が幸せに なるという戦後日がひたすら信じてきた想いにどんな 盲点が含まれていた

    「僕のお父さんは東電の社員です」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/01/30
    3月16日にこれとそっくりな、「私の夫は東電の社員です」という投書をラジオで聞いて以来、どうもなぁ。
  • 「アクマを ころして へいきなの?」 - 琥珀色の戯言

    参考リンク(1):僕は「フィクションに騙されて、現実逃避したいバカ」です。 - 琥珀色の戯言 ↑の話の続きというか、またちょっと考えたこととか。 参考リンク(2):「ゲーセンで出会った不思議な子の話」って実話だとしたら美談なの? – Togetter 以前、長渕剛さんのお母さんが亡くなられたときに、お葬式で長渕さんが「かあちゃんが死んでしまった、という内容の歌」を歌い、マスコミに色紙を公開していたのを観て、僕はなんだかすごく「うんざり」したのです。 ちなみに、長渕さんはお母さんの死を曲にもされています。 『コオロギの唄』の歌詞 自分の身内の死を「ネタ」にするなんて。 しかも葬儀の日に、曲までつくって公開するなんて。 そんな創作活動ができるほど、精神的に落ち着いていられたのか…… でもまあ、考えようによっては、「クリエイター」って、そういう残酷な人種なのかもしれません。 あの震災に対して、た

    「アクマを ころして へいきなの?」 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/01/24
    fujiponさん含め。あの物語に泣いた人は誠実でありたいと思ってる人なんだと思っている。良き真実を見つける目があることは悪いことじゃないと思うが。悪しき嘘を探す眼も大事だけどさ。
  • ヤクザと原発 福島第一潜入記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ヤクザと原発 福島第一潜入記 作者: 鈴木智彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/12/15メディア: 単行購入: 3人 クリック: 947回この商品を含むブログ (308件) を見る 担当編集者から一言 暴力団専門ライターの著者が、ジャーナリストでは震災後初めて作業員として福島第一原発に潜入。高濃度汚染区域でいきなり4ミリシーベルトらったり、熱中症で昏倒したり、汚染水で作ったセシウムスイカをべたり……。著者ならではのヤクザと原発の密接すぎる関係も全部暴露。フクシマ50の中に3人の暴力団幹部がいることや、作業員派遣で暴利をむさぼる親分など、ヤクザにとって「最大のシノギ」としての側面もたっぷりと伝えます。 福島第一原発に作業員として潜入し、働きながら隠しカメラなどで取材を行っていた、ジャーナリストの鈴木智彦さんの著書。 このの発表にあわせて、外国特派員協会で会見を開いた際

    ヤクザと原発 福島第一潜入記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/01/05
    昔、「誰かに死ねと言わないと回らないシステムを、私たちの社会は認めることができるか?」って問いを教授からぶつけられたな。他に代替できるシステムがあるなら、そちらを選ぶよね。
  • 「作家と読者をつないできた人たち」の話 - 琥珀色の戯言

    電子書籍の将来は? 京極夏彦さん「紙のまねしないのが大事」- SankeiBiz(サンケイビズ) 人気作家たちの「自炊代行業者提訴」をきっかけに、「自炊」および、それを業者が代行することの是非についての議論が盛り上がっています。 そんななか、紙の書籍と電子書籍版の同時発売など、「電子書籍に理解がある作家」京極夏彦さんのこのインタビューは、非常に興味深いものでした。 京極さんは、「電子書籍が紙の書籍を駆逐する」と考えているわけではなくて、「紙の書籍と電子書籍は併存しうるし、電子書籍というのは、を読む機会を増やすチャンスにもなりうる」と感じておられるようです。 紙ののなかでも、単行と文庫が「うまくやっていっている」ように。 僕自身は、「紙のの置き場に困っていたり、好きなをスマートフォンに入れて持ち歩きたい人のために、「自炊」の存在は許してほしいと思っています。 実際、提訴した作家た

    「作家と読者をつないできた人たち」の話 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2012/01/04
    作り手の苦労や努力をこのぐらい読みこんでいただけるとうれしいなぁがな。
  • 子育てにおける「長与千種メソッド」のジレンマ - 琥珀色の戯言

    ちょっと遅くなってしまいましたが、以下のエントリを読んで、いろいろ考えたことなど。 参考リンク(1):アルファケンタウリに到着しました! - 北沢かえるの働けば自由になる日記 これを読んでいて、思い出したのが、クラッシュ・ギャルズの長与千種さんのことでした。 参考リンク(2):『1985年のクラッシュ・ギャルズ』感想(琥珀色の戯言) クラッシュ・ギャルズのふたりは、全日女子プロレス(全女)の同期だったのですが、対称的なポジションにいたのです。 体格・運動神経に恵まれ、トップの成績でオーディションに合格し、将来を嘱望されていた飛鳥と、男の子が欲しかった父親からは露骨に失望を見せられ、周囲からは「バーの子」と蔑まれながら、女子プロレスラーになることだけを夢見て「補欠合格」のような形で入門してきた長与千種。 同期のなかにも、強烈なライバル意識やイジメがあり、経営陣からは「使い捨て」にされてしま

    子育てにおける「長与千種メソッド」のジレンマ - 琥珀色の戯言
  • 移りゆく「インターネットの一番の問題点」 - 琥珀色の戯言

    まだ有馬記念の悪夢のことがときどき思い浮かんできて、ウジウジと後悔しながら廊下を歩いていたら、ベテランの職員さんに呼び止められ、「先生、有馬記念どうでした?」と尋ねられた。 場外馬券売場で僕を見かけたらしい。 「いやーサッパリだったよ。エイシンフラッシュとかありえん」と答えたら、「そうですよねー、あんなの当たるわけないですよねー」と、手短かに愚痴り、顔を見合わせて苦笑い。 ああ、なんか気分的にすごくラクになった。 そうだよね、あんなの当たんないよね。今年の秋の戦績からすれば、オルフェは当然としても、相手にはブエナとかジョーダンとかが来ると思ってたよなみんな。 だからオルフェの2着が去年のダービー馬エイシンフラッシュでも、馬連3200円もついたわけで。 高配当は、外れた人が多いことの証拠でもある。 でも、ネットでは、「あんなの当たるわけないよねー」っていう、ごくふつうの「共感」が、なかなか得

    移りゆく「インターネットの一番の問題点」 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2011/12/28
    「10年前は、現実が戦場で、ネットは野戦病院だった。でも、いまは、ネットこそがもっとも油断のならない戦場になっている」 ネットが主戦場になってる人が増えた印象があるね。ただのネットなのに。
  • 10分でわかる「電子書籍の現在」 - 琥珀色の戯言

    昨日の「の尊厳をこんなに傷つけられる世の中になるなんて」にはさまざまな反応をいただきました。 そんななかで、ネット上で「電子書籍推し」をしている人たちは、あまり電子書籍の現状に対する知識を持っていないのではないか、と僕は感じたのです。 そこで、これまで、さまざまな人が書いてきた「電子書籍に関する」を読んできたこともあり、僕なりに、簡単に「電子書籍の現在」をまとめてみます。 2010年4月25日のエントリから。 まずは、アメリカ電子書籍の現状です。 電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/04/15メディア: 新書購入: 38人 クリック: 1,111回この商品を含むブログ (213件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 『2011年 新聞・テレビ消滅』!?では、はどうなる!?キンド

    10分でわかる「電子書籍の現在」 - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2011/12/25
    ま、大規模に本をスキャンして電子化して、ネットに流して、これで困るだろと迫って、電子化を進ませたところで……って話だな。
  • 松嶋×町山 未公開映画を観る本 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    松嶋×町山 未公開映画を観る 作者: 町山智浩,松嶋尚美出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/11/16メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 92人 クリック: 809回この商品を含むブログ (45件) を見る 内容紹介 過激でアブない危未公開映画を大公開! TOKYO MXでオンエア中(金曜23:30~24:30)の「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」がついに単行化! NO.1映画評論家にして人気コラムニストの町山智浩とお笑い界の“迷言女王”ことオセロの松嶋尚美が過激でアブない未公開映画おもしろまじめなトークで大公開!! 町山氏セレクトによる未公開のドキュメンタリー映画を松嶋さんとの軽妙なトークで浮き彫りに。さらに、映画から見えるとんでもない“世界の現実”を説き明かす! 町山氏の書き下ろし解説&ふたりの特別対談付き。 僕がこの「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」という番

    松嶋×町山 未公開映画を観る本 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2011/12/20
    いい番組だから再開して欲しいなぁ。CBSドキュメントもなくなっちゃったしな。
  • 読書感想『スティーブ・ジョブズ』 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    スティーブ・ジョブズ I 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/25メディア: ハードカバー購入: 58人 クリック: 5,321回この商品を含むブログ (358件) を見る スティーブ・ジョブズ II 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/02メディア: ハードカバー購入: 68人 クリック: 1,873回この商品を含むブログ (240件) を見る 内容説明 取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、人公認の決定版評伝。全世界同時発売! 未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!! 書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。 アップル創設の経緯から、iPhone

    読書感想『スティーブ・ジョブズ』 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    kaerudayo
    kaerudayo 2011/12/15
    正月用。