埼玉県警は今月末までに、クロスバイクにヘルメット姿でパトロールする「ハイパー・サイクル・ポリス(H・C・P)」を拡充し、新たに計38台を追加配備する。 H・C・Pは昨年7月、一方通行の多い場所のパトロールやヘルメットの着用促進などを目的に、浦和署と川越署に計10台を導入した。クロスバイクは1台約3万円。21段ギアで時速約40キロまで出る。新たに導入するのは大宮、蕨、川口、朝霞、新座、草加、上尾、所沢、越谷の9署。 5月29日には、さいたま市浦和区で盗まれた原付きバイクに乗った高校1年の男子生徒(15)を浦和署のパトカーが発見。見失ったが、無線を聞いたH・C・Pが住宅街で生徒とバイクを確保した。4月にも、盗んだバイクに乗った男子中学生(14)をH・C・Pが見つけた。 クロスバイクを見て珍しそうに声を掛けてくる人も多く、住民との交流にも一役買っているという。県警地域課は「H・C・Pを増やすこと