ブランドショップやヘアサロンが並ぶ東京・南青山の港区立青南小学校の校門前では時折、渋滞が起きる。学校行事などで下校時間が遅くなった日、子供を進学塾へ送る母親らの車の列だ。ベンツなど高級外車も少なくない。 「今年も、都内私立中受験解禁日の2月1、2日は7〜8割が欠席するでしょう」と同小の輿水かおり校長は話す。 東京、神奈川など首都圏で5、6人に1人が受験するという私立熱はおさまらない。同小のようにほとんど受験組の学校もある。 「あと1人休めば学級閉鎖…」。3学期が始まると、首都圏だけでなく近畿の公立小の職員室でも教師のこんなため息が目立つようになった。 理由はインフルエンザではない。すでにスタートしている私立中受験日のほか、準備で学校を休ませ自宅学習や塾通いさせる保護者もいる。 周辺に公務員住宅や都市銀行社宅が並ぶ都内の別の区立小学校もクラス約30人の7割近くが受験組だ。風邪なら2割程度で学
OECDの国際学力調査(PISA)でフィンランドは3回連続世界一である。一方、日本の成績は振るわず、長期低落傾向がハッキリしてきた。学力世界一の理由を「競争やめたら世界一」などと、フィンランドの教育の一部だけを勝手に切り取って平等を誇張し、競争をことさらに敵視する論調が日本では目立つが、情報操作の意図を感じる。日本に問われているのは、フィンランドから何を学ぶかである。 フィンランドの学力は一朝一夕に築かれたものではない。歴史と文化がその背景にある。強大な隣国に挟まれ、民族存亡の危機を幾たびもくぐり抜けてきた国である。1155年からスウェーデンの統治下に650年、1809年からロシア帝国の統治下に約100年、長く続く苦難の末に1917年初めて独立を達成した。第二次大戦中は祖国の自由と独立を守るため、強国・ソ連と2度にわたり戦い、辛くも国土を守り抜いた。戦後にはソ連から巨額の賠償金を求められた
社会に役立つ喜びを体験することで規範意識や公共心を育てようと、東京都立高校で今年度から全国で初めて独自教科「奉仕」が必修化された。生徒の多くは前向きに取り組んでいるようだが、問題はその心がけがしっかり根付いて継続していくかどうか。地域での受け入れ態勢も課題で学校現場は試行錯誤を続けている。(小田博士) ■富士山清掃も 都立高校の「奉仕」は卒業までに1単位(年35時間)を履修するよう義務づけた。多くの高校は1年生の時に実施している。 授業では、体験活動に全体の半分以上の時間を充て、ファイル型のテキストブックを中心とした事前学習、活動発表などの事後学習も組み合わせる。体験活動は平日の授業のほか、夏休みなどの長期休暇を活用して実施。内容の特質性から成績は数値評価ではなく記述評価とした。 体験内容は環境保全、街づくり推進など都教育委員会が定めた10分野に基づいて選択。校外清掃や介護体験、地域活動へ
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 研究発表するということは、自分を「ヴァルネラブルな立場(脆弱な立場)」におく行為である。 誰も知らないあなただけの発見、新たに考案した手法とその有効性・・・あなたが研究発表を行えば - それがセンセーショナルでであればあるほど、他者から「批判」が次々と加えられる。 そこで大切なことは、「批判されている対象」を「誤解しないこと」である。 アカデミズムのルールに基づき建設的な「批判」がなされた場合、他者は「知見」を「批判」しているのであって、「あなた」を「批判」しているのではない。 そこを誤解して、「あの人ったら、わたしを非難しているのだわ」とヒステリックになってはいけない。というよりも、批判をされるたびに一喜一憂して
私がもっともよく利用するT横インというビジネスホテルでは、基本的に全国どこでも朝食の無料サービスがあります。朝食といっても、ふりかけをまぶしたおにぎりと漬け物、みそ汁にコーヒーだけという超簡単なものですが、朝の空腹を満たすには充分なものです。最近は同様のサービスをするビジネスホテルもあちこちにあるようですが、昨年学会で行った某市には、朝食ばかりではなく夕食まで無料サービスしているホテルもありました。どうせそんなに大した食事ではないのでしょうが、無料ですからどんなにひどくても文句が来ることはないというのも、ホテル側としては楽なサービスなのかもしれません。 さて、この朝食無料サービスを大学で始めると聞いたら、だれでも「マジすか」と声をあげるに違いありません。昨今は、あちこちの国立大学でも博士後期課程の授業料が無料というようなところが増えていますけれども、大学のサービス競争がついに食事にまできて
承前*1 「水伝」を批判するのに難しい理系的知識はいらない。文系的な知識(言語学の基礎知識)で十分*2。 さて、http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-551.htmlに、 はじめまして。 疑似科学の事でなんでここまでこじれてしまうのでしょうね? 疑似科学を批判するとなれば、神社仏閣、おみくじ、占い、神に祈る...など、どれもが疑似科学の類いに入ると思うのですが...。 そういう同じ目線で捉える事って難しいのかな? 水からの伝言も、仏像写真集も同じものではないかと考える私。 というコメントがあったので、これを出発点にする。「仏像写真集」と「水伝」は違う。何故なら、「水伝」は〈科学〉を自称しているからだ。「神社仏閣、おみくじ、占い、神に祈る.」、これらは〈科学〉を自称してはいない。「水伝」は、たんなる〈いい話〉ではなく、(学会発表など)〈科学〉をウリ
OECD調査に悪影響が見える ≪さらに低下したレベル≫ 昨年12月に、15歳の生徒を対象とした経済協力開発機構(OECD)による第3回の学習到達度調査(PISA)の結果が発表された。日本は、読解力が15位、数学的応用力が6位、科学的応用力が10位との結果であった。 1回目から指摘されていた、トップレベルの生徒の割合が、他の上位国に比べて少ない、論述式の問題で無回答の多さが目立つことなどは、今回も改善していない。しかも、テストと同時に行われた科学に関する意識調査では、科学を重要と答えた生徒が、57カ国中最低の57位であった。 文部科学省は、次期の指導要領の、理科と算数・数学を優先的に前倒しして、2009年から実施することを決めた。次期学習指導要領は、主要教科の授業時間を1割増やし、総合学習の時間を週1時間削減するなど、これまで続いていた授業時間の減少に歯止めをかけるものである。 これについて
福岡県は、県内の小学校がクラスごとに縄跳びの回数や馬跳びの速さを記録し、ランキングを競うことができるホームページ(HP)「スポコン広場」を開設した。小学生の体力・運動能力の低下が指摘される中、集団での遊びや日常的な体力づくりのきっかけにするのが狙いだ。 先月3日から運用が始まった。記録できる集団遊びは4種類。クラスで3分間に跳べる長縄跳びの回数、5人一組による20メートルの馬跳びのタイムなど。全小学校にIDとパスワードを配布。HPに記録を入力すると、県内の同じ学年でのクラスの順位が分かる仕組み。 またHPでは、リレーや走り幅跳び、水泳など体育の授業で行う競技の学級平均値も入力してランキングを見ることができる。来年度からは握力や反復横跳びなど個人の体力テストの結果を入力すると全国平均との比較やアドバイスが出るコーナーも追加する。 県スポーツ健康課によると、ここ数年の体力テストで福岡県の小学生
エラー内容 以下のいずれかの理由により、該当するコンテンツを表示することができませんでした。 コンテンツの公開が終了した。コンテンツが削除された。 指定したURLが間違っている。その他、やむをえない事情があった。 ご不便をお掛けして申し訳ございません。 何卒よろしくお願いいたします。 イザ! イザ!トップへ戻る
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン その種の施設には合宿制をとっているところも多数あります。親元を離れて、同じ惑いの中にある者同士が共同生活を通じて社会適応力を養う。うまくいきそうにも思えます。けれど無効である場合も多いのです。 ニートと引きこもり傾向は重複しがちです。引きこもり青年は、首に縄をつけて入所させたとしても逃げ帰ってしまう可能性大。それならばと、逃がさぬために軟禁以上の拘束をするなら「事件」になってしまいます。 仮に合宿生活を継続したとしても、それだけで社会適応力を培えるわけではありません。社会との接点は広がるとしても、自活・自立できるまでには至らぬ確率も高いのです。 親御さんの心理変化がニートの社会参加につながる ならばどうするか。ボクは、親御さんに対して以下の要
「ニート問題のカウンセリングは引き受けません」 M夫妻が某カウンセラーから聞いた言葉です。 ずいぶん乱暴な断り方をするカウンセラーだ、と思いつつ、しかし「引き受けない」と尻込みするのも分かります。 M夫妻は50代後半。ニートである息子さんは32歳。30歳過ぎまでニート状態で過ごした人を、一般的な意味での社会適応できる状態に導くのはきわめて困難。それはボクも痛感しています。 100人に2人弱しかいないのは少なすぎると思う 厚生労働省は「若年無業者」を、「年齢を15歳から34歳の年齢に限定し、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」と定義しています。 この若年無業者をニートとすると、2005年時点でのニート総数は64万人としました(2006年労働経済白書)。同白書では、翌2006年にこの数を62万人としています。64万人または62万人。この値は、カウンセリング現場でニート青年と接してきた
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