沖縄県竹富町の教科書問題で、文部科学省は28日、竹富町への是正要求を先送りしている沖縄県教育委員会の●(=諸の日の右上に「、」)見里明教育長を文科省に呼び、国の指示と法律に従って早急に是正要求を行うよう、直接指導した。諸見里教育長は「要請を重く受け止める」とし、県教委で再度協議の上、年内にも結論を出す姿勢をみせた。 この問題で竹富町は、地区内で同一の教科書採択を定めた教科書無償措置法に違反し、別の中学公民教科書を採択、使用している。このため下村博文文科相が10月18日、同町に対して地方自治法に基づく是正要求を行うよう沖縄県教委に指示したが、県教委は判断を先送りしていた。 この日は文科省の上野通子政務官が諸見里教育長と面談し、「沖縄県教委が竹富町に是正要求を行わなければ、県教委自体が法律に違反することになる。速やかに法律上の義務を果たしてほしい」と強調。 諸見里教育長は「県教委で7回も会議を
全国学力テストの結果をどのように公表するか。文部科学省の専門家会議は、学校ごとの学力テストの結果を自治体がまとめて発表することを認めるという見解を示しました。学校の序列化が進むなどとしてこれまで認めてこなかった方針が、大きく転換されることになりました。この問題について考えます。 目的は、学校が教育の成果を検証して指導の改善に役立てることです。学校はテストの結果の全国的な位置づけを項目ごとに知ることができます。自分の学校の子どもたちはどの分野が苦手なのかを分析し、指導方法を考えることも可能です。ただ、ペーパーテストですので、測れるのは学力の一部に過ぎないというのが、当初からの説明です。 テストの結果について、文部科学省は、都道府県ごとの平均正答率など全体の状況をまとめて公表してきました。学校の判断で、自らの学校の結果を公表することは問題ないとされていますが、都道府県が市町村別の成績を公表
教育ジャーナリスト 野原 明 政府の教育再生実行会議は、先月31日、大学入試の改革についての提言をまとめて、安倍総理大臣に提出しました。 また、大学ごとの2次試験では、このテストの活用で受験生の学力を確認した上で、各大学の創意工夫により、能力・意欲・適性を多面的・総合的に評価・判定する入学選抜者に転換することが必要だと述べています。 「基礎レベル」と「発展レベル」の2つの達成度テストについては、これまでの入試センター試験とどのように違ったものにするのか、そのための組織や人員は入試センターとは別に準備するのか、などが明確にされていません。 また、複数回受験できるようにと言っていますが、それが高校教育や高校生の受験準備にどんな影響を及ぼすのかを慎重に検討しなければ、結論が出ないでしょう。 マスコミや有識者は主に新しいテストについて評論していますが、テストの改変は今後の検討や中教審の審議に待
沖縄県竹富町の教科書採択問題で、是正要求の指示を受けた県教育委員会が従わない異例の事態となっている。下村博文文部科学相が沖縄県教委幹部を文科省に呼び、強く指導する考えを示したのは当然である。 地方自治法で最も強い措置である是正要求の指示が出されて1カ月以上たつ。沖縄県教委は「重く受け止める」としながら、2度の教委の定例会で対応を先送りにしており、是正する意思がみえない。 県教委は、竹富町が町民からの寄付で独自に教科書を配布していることに「大きな問題は生じていない」としているが、考え違いも甚だしい。 竹富町は石垣市や与那国町と3市町でつくる八重山採択地区協議会で教科書を選んでいる。平成23年夏の採択で、協議会は中学公民教科書に育鵬社版を採択したのに、竹富町は東京書籍版の使用を24年春から強行している。 教科書無償措置法で、複数の市町村が組んで選ぶ場合の採択ルールが定められており、これに違反し
小、中学校の道徳の授業を「特別な教科」に格上げする案を文部科学省の有識者会議がまとめ、年内にも最終提言する。教科書の内容を工夫し、指導充実につなげてもらいたい。 教科化で検定教科書を使うことに対し「価値観の押しつけ」などの批判が相変わらずある。 しかし、教科書は、民間の出版社などがそれぞれ特徴を出してつくるものだ。有識者会議では「複数の民間発行者が作成する検定教科書の方が多様な価値観を反映できる」など肯定的意見が多かったという。 教科書検定に「国が内容を押しつける」といった誤解や曲解がある。検定は学習指導要領に沿った内容か、子供の発達段階に合ったバランスのとれた内容かどうかみるものだ。特定の価値観を押しつけ書かせるものではない。難しいと及び腰にならず教科書の質向上にこそ知恵を絞ってほしい。 道徳の授業は、教師や学校によって熱心に指導している所と、おざなりな授業に終始している所の差が大きいと
インターネットの未来を描くために、Yahoo!は「検索」と「3Dプリンタ」を融合させたコンセプトモデル「さわれる検索」を開発しました。検索したものがそのまま立体物として形づくられる、“新たな検索”への第一歩です。インターネットは、見るもの、聞くもの。 それが「さわれる」ようになったら、どんな未来が待っているんだろう? くわしく見る>
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