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2009年10月4日のブックマーク (2件)

  • ethnicとnationは対立概念でも何でもない - Danas je lep dan.

    この前書いた, アイヌの運動を「利権狙い」と決めつけ,彼らを「自称アイヌ」と呼んで恥じない小林よしのりの醜悪な姿 - Danas je lep dan. への補足的なものを書く。 ここで取り上げたいのは,小林の 「nationが民族なのであってethnicは部族に過ぎない!」 という論法。 少しでもナショナリズム論を囓っている人間にとっては,小林の用いた論法は と一瞬で思えるようなシロモノなのだが,そういう分野に馴染みのないひとも多いだろうと思うので,どこがおかしいのかをちょっと噛み砕いて説明する。 まず,小林が名詞として用いている「ethnic」という語は形容詞である。辞書を引けば,「民族の」という意味が出てくると思う。ではnationalやracial*1といった他の語と比べてどういう意味が付与されているかというと,それは民族や国民を規定する要素の中でも,文化的な同質性(言語,習慣など

  • 炭素税とキャップ・アンド・トレード - ローマセットのまとめ - himaginary’s diary

    昨日のエントリの冒頭で触れたジェームズ・ローマセットの10/1ブログエントリ*1だが、温暖化対策には二つの配当(double dividend)と一つの負の効果がある、と書いてる。 二つの配当とは、環境汚染によりもたらされる死荷重を減らすことと、炭素税収入により労働への課税を減らすことである。負の効果とは、炭素を多く排出する“汚い財(dirty good)”のコスト上昇が、労働への課税を悪化させるのと同様の効果になる点である(“税の相互作用効果[tax interaction effect]”と呼ばれる)。一般には最適な炭素税は限界費用より高いと思われているが、この負の効果が2番目の配当の効果を上回れば、実は低くなる、という。 これを昨日のデロングの図を使って考えると、以下のようなイメージになろうか。 炭素税が労働課税軽減に使われ、右下がりの必要財政収入線に沿って動く場合、労働課税が存在し

    炭素税とキャップ・アンド・トレード - ローマセットのまとめ - himaginary’s diary
    kaikaji
    kaikaji 2009/10/04