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ブックマーク / note.com/tsugamit (4)

  • 李克強総理さようなら-全人大政府報告を聴いて|T. Tsugami

    5日、既に退任が決まっている李克強総理が最後の政府活動報告を行った。報告内容に目新しいものは無かったが、李克強総理の扱いがあまりに「過去の人」すぎて、ちょっとショックだった。 李克強総理、あからさまな「過去の人」扱い全人代の報告は、前段で過去1年の政府の仕事を振り返り、後段で今年1年の目標を打ち出す習わしだ。過去の例では、前段の分量が全体の1/4、後段の今年の目標が3/4くらいの配分だったが、昨5日の報告は過去5年間の回顧に8割近くを当て、今年の目標については2割ちょっと、かいつまんで紹介する程度だったのだ。 「今月を最後に退任する人は、自分の業績を振り返れば良いのであって、 今後の施政方針を詳しく説明するのは適当ではない」ということだろうか。しかし、10年前に退任した温家宝総理は、任期最後の報告で、例年どおり今後1年の目標に3/4を当てた報告をしていた(下表参照)。 ※実際の演説では予定

    李克強総理さようなら-全人大政府報告を聴いて|T. Tsugami
    kaikaji
    kaikaji 2023/03/10
    "中央財政は債務残高が日本の1/10の20%前後と抜群に健全だが、明らかに地方に皺寄せが行きすぎている。中央と地方の財源や負担の調整を急がないと、経済や国民生活を支える地方財政に大きな支障が出かねない"
  • 中国は新興国の債務危機を救えるかー新たな日中共同事業の可能性|T. Tsugami

    最近、各方面で活躍している金融アナリスト、大槻奈那さんが面白い仮説を披露しているのをyoutubeで観た(「2022/09/14 マネーフローに異変?中国覇権の新説 <萩野琢英 ×大槻奈那>」)。 大槻さんは、要旨次のように述べている。 ①最近新興国に対する世界の貸付を通貨別にみると、人民元がシェアを伸ばしている可能性がある。今後中国が世界的なマネーフローの中で、「資金の出し手」としての役割と影響力を増すのではないか ②中国は財政的に見ると、中央財政はまだ余力があるので、新興国への与信もそう簡単には減らないだろう ③いまのドル高、ドル金利上昇によって、新興国はドル債務の負担が重くなってくる。彼らにとって中国、人民元が困難を脱するための新しいソリューションになる可能性がある ④善し悪しは別として、そうして人民元経済圏が形成されるといった、新しい局面がやってくるかもしれない すぐに想像がつくの

    中国は新興国の債務危機を救えるかー新たな日中共同事業の可能性|T. Tsugami
    kaikaji
    kaikaji 2022/11/23
  • 「中国のパワーは未だピークに達していない」か?|T. Tsugami

    Foreign Affairs 誌に「中国のパワーは未だピークに達していない」という興味深い論考が載った。著者はオリアナ・スカイラ・マストロさんというスタンフォードの研究所に籍を置く中国の外交・軍事研究者とAEIのデレク・シザーズ氏。シザーズ氏は中国の経済、国力の盛衰に関心の深い有名な経済研究者だが、マストロさんのことは不勉強で知らなかったが、軍歴(空軍)もある女性なんですね。 「中国はどこまで強大化するのか、米国は中国に追い抜かれるのか?」は、安全保障、経済を問わず米国研究者の脳裏から離れないテーマだ。シザーズ氏もこれまで何回も論じているが、「中国の成長はやがて限界に突き当たる」という悲観派だと記憶する。最近は米国でもこの見方が台頭しているように思う。 だが、安全保障の観点からは、よく「中国がやがて衰退するからと言って、安心はできない」と主張される。中国の指導者は「国力伸張に限界が見えて

    「中国のパワーは未だピークに達していない」か?|T. Tsugami
    kaikaji
    kaikaji 2022/09/04
    "イチかバチかのギャンブルをするリスクよりも、台湾の独立宣言とか、米・台が正式の安全保障条約を締結するとか、中国が「ぜったい容認できない挑発を受けた」と受け取るような事態が起きるリスクの方がよほど怖い"
  • 中国総人口が減少に転じた?|T. Tsugami

    4月28日、フィナンシャルタイムス紙が「中国政府は50年ぶりに人口が減少したと公表する準備」というスクープを報じた。「2019年に14億人を超えたとされた総人口が、2020年には14億人を下回る結果になった」というのだ。誰もが「遠からず人口が減少に転ずる」と感じていたはずだが、その日が2020年に来ていたとは!!・・・ FT紙は、この報せが中国に及ぼすであろう衝撃の大きさを報じた。 すると翌29日、国家統計局が「2020年も人口は増加を続けた」と発表した。見てのとおり、わずか1行の発表・・・。 人口統計の発表は、元来4月中と予告されていたのに、それを延期した上で、この発表である。ほんとうに「人口が増加した」のなら、社会に衝撃を与えることもないのだから、さっさと発表すればよい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇ このドタバタ騒ぎを知って、2010年の国勢調査結果が発表されたときのことを思い出した。 このとき

    中国総人口が減少に転じた?|T. Tsugami
    kaikaji
    kaikaji 2021/05/11
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