株式投資において長期的に優位性を保っているのはバリュー投資(収益や資産からみて割安な銘柄に投資すること)です。それはバリュー投資が、(市場が見放したことで)本来価値を大きく下回り、非効率な(割安な)株価形成がなされている銘柄に対し投資する、という、非常に本質的な優位性をもっているからだと思われます。 一方で、バリュー投資とは異なるアプローチを用いて、成功している投資家もいます。成功したモメンタム(株価や収益動向の勢いや方向性に賭ける)投資家、リチャード・ドライハウスの投資手法をご紹介します。 原体験 米国の著名ファンドマネジャー、リチャード・ドライハウスはもともと(個人投資家時代)、プロの推奨する銘柄を買っては損をする、という経験を繰り返してきました。 こうした状況が変化するきっかけになったのは、ニュースレター「アメリカの急成長企業」(ジョン・へロイド)を読んだことでした。 そのニュースレ