さて、鮨と言えば、誰もが認める高級料理の一つ。ご褒美やお祝いでスシ! というのが一般的かと思います。しかし、筆者は下手すると1日に2軒の鮨店を訪問するほどの鮨好き。 僕が鮨の魅力に目覚めたのは、20代後半のころ。「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、経営者でもなければお金持ちでもない普通の会社員の僕は、給料をやりくりして鮨店に通い続け、今や鮨職人と調理や仕入れについての話が盛り上がるまでになりました。友人からは「食の変態」と呼ばれています。 かの食の賢人・北大路魯山人は「身銭を切って食事しなければ、真の食通にはなれない」という意の言葉を残しています。これは至言。自らのお金を使わなければ、シビアに食と向き合うことは不可能です。今回は、奥深い鮨の魅力を広く伝えるとともに、普通の会社員が鮨を食べ歩くために心掛けていることをお伝えしたいと思います。 なぜ、食にお金をつぎ込むのか? いきなり
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