放送概要 長年、日本のモノづくりを支えてきた町工場。しかし、他の企業と同種のモノを作り続けるだけでは立ち行かない時代。町工場の経営環境は年々、厳しさを増している。そんな現状を突破すべく、自らの持つ高い技術力を生かし、今までにない画期的な製品を生み出す取り組みが始まっている。新製品を開発したものの、売れ行きが伸び悩んでいた東京の町工場。しかし、その新製品の特性に目をつけたデザイナーと組むことで、さらに新たな製品を生み出し、大ヒットにつながった。一方、大手との価格競争にさらされ、少量多品種の受注で経営をやりくりしてきた大阪の町工場。そのフットワークの良さが幸いし、顧客のどんなリクエストにも応えることで、新たな活路を見出した。 中小の町工場が集積する東京・大田区。ここに本社兼工場を構えるのが、塗料メーカーの「太洋塗料」だ。1951年の創業以来、道路の白線を引くための塗料など一貫して業務用の特殊塗