「海にも人にも優しい漁業の形」を目指し、岡山県玉野市で全く新しい漁に挑戦する夫婦がいます。「完全受注漁」と呼ばれる新たな漁業のあり方、その現場を取材しました。 【写真を見る】「海も家庭もハッピーに」漁師も究極の働き方改革 注文を受けた分だけ「完全受注漁」とは?儲かるの? ■網から上がってきたのは「瀬戸内自慢の魚」たち…でも逃がします 網から上がってきたのは、生きのいいマダイです。そして、高級魚のハモにカレイなど、どれも瀬戸内で取れる自慢の魚たちです(【写真を見る】に美味しそうな魚たちの画像があります)。 (佐藤訓通記者 リポート) 「お刺身にしたら美味しそうな立派なサイズのマダイなんですが…海に返しちゃって大丈夫なんですか?」 (漁師・富永邦彦さん) 「はい、きょうは十分魚がとれたので。必要以上にとれた分は逃がします。未来に海の資源を残すために」 ■未来に海の資源を残したい…「完全受注漁」