毎年の猛暑が続く中、永谷園が定番商品のお茶漬け海苔を使った「新しい食習慣」を提案している。冷水や氷を用いた「冷やし茶漬け」だ。調理が億劫(おっくう)になりがちな夏でも簡単に調理でき、食べやすい点をアピールする。インテージSCIの調査によると、実際に「夏にお茶漬けの素の売れ行きが伸びている」という2023年のデータもあるという。 同社が冷やし茶漬けの提案を始めたのは2002年から。きっかけは商品企画担当の社員が「家族が冷たいお茶漬けを食べている」と話したことにさかのぼる。この食べ方が社内で大きな反響を呼び、「夏は冷やしで」をキャッチコピーとしたCMの放映につながったという。 冷やし茶漬けの作り方は、お湯や温かいお茶の代わりに冷水を注ぐだけ。しかし、CMを見た消費者からは「どうやって作ればいいのか」「何をかけるとおいしいのか」という問い合わせが多く寄せられた。 「合う飲み物」を募集、社員も驚く
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