アパレル企業のアーバンリサーチ(大阪市)は、東北地方の未利用資源を使った化粧品「KAISO」の販売を始めた。サステナブル(持続可能)な環境の保全に取り組む地元団体らと協働して、活用されていなかったコンブなどを原料に利用。同社のオンラインストアで販売している。 せっけん(100グラム、税込み1760円)とハンドクリーム(35グラム、同1870円)の2種を用意した。保湿成分を多く含むコンブと、米を発酵させてエタノールを作る工程で出る「もろみかす」のエキスを配合。子どもから大人まで全身に使えるという。 国内の地場産業などと協業して商品を開発し、地域の課題解決につなげようとするアーバンリサーチのプロジェクトの一環。若手漁師らでつくる一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(宮城県石巻市)が材料を提供、岩手県内にも拠点を置く化粧品製造のファーメンステーション(東京都墨田区)が材料の提供と製造を担った。