すしネタなどで人気のサーモンを、ステーキやかつ、しょうが焼きなど、肉料理のように楽しんでもらいたい―。在日ノルウェー大使館が新たなPRを開始した。(時事通信水産部長 川本大吾) ノルウェー産サーモンを「サモ肉」とネーミングし、加熱調理をPR[在日ノルウェー大使館水産部提供]【時事通信社】 80年代から日本に売り込む ノルウェー産サーモンのにぎりずし=2022年10月、東京都内【時事通信社】 ノルウェーは1980年代から、サーモンを国家戦略として日本へ売り込んできた。サケの生食を敬遠していた日本で、焼きサケ用の切り身ではなく、すしネタに特化した輸出を開始。今では回転ずしで人気の定番メニューとなったのをはじめ、日本で大量に消費されるようになった。 当時もし仮に、焼きサケ用の切り身で販売されていたら、現在のようには普及していなかっただろうという見方がある。東京・豊洲市場(江東区)の水産卸会社の担