中高生を中心とした若者の必須アイテムとなった『モンスターハンターポータブル 3rd』。発売からわずか1カ月で400万本を突破し、対応ゲーム機の「プレイステーションポータブル」普及の牽引役となっている。ただ、カプコンの成功はこれだけではない。国内他社に先駆けて、いち早くスマートフォン向けソーシャルゲームを大ヒットさせたほか、映画やパチスロ機などのライセンス事業でも着実な歩みを見せている。「既成概念にとらわれずに事業領域を拡大する」と語る同社の辻本春弘社長に、今後の戦略を聞いた。 (取材/中村 均) ――発売から4カ月たった今でも、『モンスターハンターポータブル 3rd』(以下『MHP 3rd』)の販売が引き続き好調のようですが、年末年始商戦と昨年を振り返ってみて全体的にはどうでしたか。 辻本春弘氏(以下、辻本氏):昨年は前半戦で苦労しました。例えば『ロスト プラネット2』といった大型タイトル
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