従来のただ座って聞くだけの講義は、より能動的な講義形式と比べ落第する確率が1.5倍になるとの研究があるそうだ(Science、slashdot)。 研究ではSTEM(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学の頭文字からなる総称)分野の学部過程の講義形式に関する225の研究を分析したとのこと。その結果、受動的に講義を聴講する形式ではなく、能動的に参加する講義形式の方が6%成績が向上したという。 落第に関しては、従来の形式での落第率は平均約34%、能動的に参加する講義の場合の落第率は22%で、大幅な改善がみられたという。 従来の講義形式が必要とな場合もあるため、それを完全に無くすことは難しいが、講義が一方通行にならないよう、提示するスライドを質問形式にして学生に答えさせる、といった工夫などは有効と考えられるという。 なお、今回