OpenAIの幹部が「Chrome」ブラウザ事業の買収に関心を示した。Googleが独占禁止法の観点で政府の厳しい監視下に置かれ、事業の分離を余儀なくされる可能性も残るなかでの動きだ。 今週行われた独占禁止法をめぐる審理で、OpenAIでChatGPTのプロダクト責任者を務めるニック・ターレイ氏は、Chromeの買収に興味があると証言した。ロイターによると、同氏は「ChatGPTが自前の検索技術だけで問い合わせの80%に答えられるようになるには、まだ数年かかる」と述べた。 また、ターレイ氏は、ChatGPT内でGoogleの検索結果を利用できるようGoogle側に提携を打診したが、拒否されたことも明らかにした。OpenAIとGoogleの広報担当者は、CNETのコメント要請に即答しなかった。 Chromeはブラウザの世界シェアで64%を占め、2位の「Safari」(21%)を大きく引き離し
