以前、お茶の水大、「ニセ科学批判」がらみで提訴されるでも話題になった名誉毀損裁判ですが、2月26日に一審判決が出ています。全面的に被告(お茶の水女子大)、参加人側(天羽氏、冨永氏)の主張が認められて、原告(磁気活水器を販売する吉岡氏)敗訴となっています。判決では争点の名誉毀損に絡めて、磁気活水器の“効能”や、マルチ商法に対する厳しい言葉が並んでおり、とても興味深い判決だと思われます。 今回は、インターネット上での表現の自由と、ニセ科学批判にとって心強い判決となりましたが、原告からの控訴はあるのでしょうか。 事のいきさつは前回ストーリーを参照していただきたい。 今回神戸地裁は、争点となった書き込みの内容は「原告の名誉を毀損する」ものだが、「原告が自らマルチ商法を主宰して磁気活水器(略)の販売を開始する」「(特定商取引法や不当表示防止法の)法律に抵触する販売活動を行う傾向が強い人物である」とい
織田信長 ぼちぼち、元気にやっています。少し薬にも慣れた...んかなぁ。相変わらず食べられないけど。朝、指がこわばって文字なんて入力できなかったけど、それはほぼなくなった。関節もどこも痛くない。薬効いてきたんやろな。 で、ブログを書こうと言う気がまた起きてきた。 …
Beauty Science, Beauty Marketing. バイオな理系出身の化粧品マーケターが、美容や化粧品に関わるサイエンスやマーケティングと、それらにおけるコミュニケーションのことなどを中心に、日々感じたことを綴ります。
Beauty Science, Beauty Marketing. バイオな理系出身の化粧品マーケターが、美容や化粧品に関わるサイエンスやマーケティングと、それらにおけるコミュニケーションのことなどを中心に、日々感じたことを綴ります。
人間は自然界を目的論で説明し、ランダムな現象に必然的因果関係を求め、進化論よりも創造論を信じる傾向があるらしい。 目的論を語る子供たち (2006/11/13) Kelemen and DiYanni[2005]は、英国の児童を調査して、「生物および非生物の自然界の事物について、人工物のような目的機能の説明をつくり、動物と人工物の起源としてインテリジェントデザインを支持する傾向があること」を見つけている When seeing IS believing (2008/10/11) 人間の精神は、世界はランダムであると考えるよりも、神秘的で目に見えない力が秘かに働いていると信じたがる。Whitsonは次のように書いている「あらゆるデータに、人々は誤ったパターンを見出し、株式市場にトレンドを見出し、なじみの人間に陰謀を見出す。コントロールを失うと、たとえそれが空想上の秩序であっても、本能的に秩序
ニセ科学批判が難しい理由はなにかと問われたら、「ニセ科学を信じてそれをウェブに書いている人に、情報発信者としての自覚がない場合が多い」が、わりと上位にあげられるのではないでしょうか。 ニセ科学の蔓延に問題意識を持っている人が、ネット上のニセ科学記事に批判コメントをするのは、記事の影響範囲を見積もってのことだと思います。また、相手の発言の影響範囲を見積もる行為はすなわち、相手を一表現者として尊重し、世の中に影響を与えんとの意志あり、その意気や良し、と認めていることでもあると思います。それゆえ、相手の思慮の浅さ、調査レベルの粗末さを指摘するような厳しい批判も、ときに書かれるのだろうと思います。ニセ科学批判のやり方のなかで、「そんなこともわからないのか」「なぜ気がつかないんだ」といった方向の批判を見かけることがありますが、それらもこうした理由からきているのではないでしょうか。 しかし、ニセ科学を
第3回目(3/8) 今回のゲストは、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠さん。 菊池さんは統計物理学の先生であると同時に、ニセ科学への批評、SF翻訳、テルミン演奏と実に多彩な活動をおこなっています。(テルミンについては「大人の科学マガジン」においてテルミンの解説を執筆。また、NHK「視点・論点」では「蔓延するニセ科学」という題目で興味深い講義もされています。) そこで今回は、自身の統計物理学における活動紹介とともに「ニセ科学」やオカルトへの視点を交えながら、菊池さん的「科学」の思考について、作品づくりの立場から考えてみます。 ※なお、当日の10:00-12:00におこなう「Breakfast Fast」では菊池さんのテルミンの演奏も予定されています。 日時:3月8日(日)13:00-15:00 ゲスト:菊池 誠 ホスト:梅田 哲也 司会:小西 小多郎(AD&Aギャラリー) 会場:A
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く