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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (7)

  • 「おおきなカブ」 Nature 掲載をめぐるゲームと場外乱闘 | 5号館を出て

    結局、Nature に載りそうな論文ネタを持っていれば、次から次へと力になってくれる人が現れるのがこの世界だということがバレてしまったということなんだというお粗末なのかもしれません。 「おおきなカブ」という童話がありますが、最初に「カブ」に相当するアイディアをひねりだした筆頭著者が、とてもひとりではこのカブをを抜けないということに気が付き、まずは早稲田大学に助けを依頼、それでも力不足がわかったのでハーバードに依頼、それでも全然ダメだと気がついて、理研の方々に依頼。さすがに理研には技術屋さん、理論屋さん、さらには実験屋さんまでいて、ついにここでカブが抜けて Nature が落ちました。メデタシ、メデタシ。 で、抜けたカブをみんなで味わおうと思ったのも束の間、そのカブの抜き方がぜったいにおかしいと、世界中に散らばるカブ抜き予備軍が調査を始めたのが大誤算でした。 今までならば、Nature にさ

    「おおきなカブ」 Nature 掲載をめぐるゲームと場外乱闘 | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2014/04/17
  • 原発は正常に稼働している時以外は止められない | 5号館を出て

    今回の原発事故で明らかになったことのひとつが、原発は正常に動いている時以外にはほぼ止められないということです。そして、いったん止められなくなった場合に、それを止める代替手段がほとんどないことも明らかになりました。 昨日、北海道の泊原発で東日大震災と同じ規模の巨大地震や津波を想定した初めての訓練が、行われました。そもそも、今回の大事故がなぜ起こったのかというと、想定外の地震と津波が起こったからということになっていますので、実際に起こることが確認された規模の災害を想定して訓練を行うということ自体が、少しピンボケであることは誰しも感じることだと思います。(泊村の地図はこちらからお借りしました。) HBCニュースiからです。寿都沖10キロで震度7。 訓練は、原子炉が地震で自動停止した後、津波で外部の電源も喪失。 海水ポンプの機能もマヒし、さらに非常用ディーゼル発電機も使用不能という福島第一原発事

    原発は正常に稼働している時以外は止められない | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2011/04/24
    おっしゃるように停めてもあんまり安全じゃない原発だからこそ、強烈なハザードとリスクだけ残してなけなしのベネフィットを捨ててもいいのか、答えが出せない。原発はイヤなんだけど。
  • 発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て

    原子力発電所から漏れ出る放射性物質は、たとえ「微量」でもすぐに全国あるいは全世界レベルで検出されるようになるので、たとえ地上も空も立ち入り禁止区域になっている発電所で起こっていることがわからなくても、発電所で放射能漏れを伴う深刻な事態が起こった場合にはそれを隠すことはできません。逆に、発電所で起こっていることが発表されないにもかかわらず、全国レベルで観測される放射線レベルの異常があった場合には、逆に発表がためらわれるほどの状況であることがすぐに露呈してしまいます。 おそらく今朝(3月21日:注)の未明にそうした事態が起こったのではないかと思われます。 これは、ryugo hayano (@hayano) さんが佐々木、初田、永田、早田さんとともに、文科省の発表したデータを見やすくグラフ化してくださったものです。 3月16日に急激な上昇を示した茨城県で、今日の未明から検出される放射線量がまた

    発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2011/03/22
    「放射線は隠せない」から判断は揺らぎにくいという話かと思ったら違った。
  • コンピューターに殺されたタイプライター | 5号館を出て

    大学院に入学した時に、入学祝いにオリベッティのタイプライター(もちろん手動のもの)を買ってもらったことを思い出しました。当時は大学院に入ったら、日語はほとんど使わなくなり、あらゆる公式な論文はたとえ修士論文といえどもすべて英語で書かなければならないということになっていたので、大学院生はおそらく全員がポータブルのタイプライターを持っていたと思います。 しばらくすると、電動タイプライターというものが出現して、それまでの重いキーとは比べものにならない軽さに感動したものですが、値段が高かったため個人で持っている人はそれほど多くなかったと思いますが、研究室には「清書用」のどっしりとした電動タイプがあったものです。 そうこうしているうちに、電動タイプがどんどん進歩して、調べてみるとずいぶん前からあったものらしいのですが、IBMのセレクトリックという電動タイプが研究室に導入されました。これは印字部分が

    コンピューターに殺されたタイプライター | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2010/10/20
    ボール型のが動くところ初めて見た。/オリベッティのタイプはまだ作られてるし日本でも買える。http://www.noax.co.jp/ /アナログ・レコード(ビニル盤)も再発売とかされてる。
  • ニセ科学と戦い続けたサイエンスコミュニケーター没 | 5号館を出て

    Martin Gardner, 95, math and science writer, dies (AP) MY WORLD IS A LITTLE DARKER… (James Randi) マーティン・ガードナー(Martin Gardner)と聞いても、すぐに誰だかわかる人はそれほどたくさんいらっしゃらないかもしれませんが、「奇妙な論理〈1〉―だまされやすさの研究」や、「奇妙な論理〈2〉なぜニセ科学に惹かれるのか」というのタイトル、さらには「自然界における左と右」、我々の年代ならScientitic American(日系サイエンス)で連載されていた「数学ゲーム」と聞くと知っている方はかなり多いと思います。 私も訃報を聞いたときに一瞬、誰だろうと思ってしまいましたが、上に挙げたAPの記事や友人の弔文を読んで、思い出しました。 95歳だったということなので、天寿をまっとうしたと言え

    ニセ科学と戦い続けたサイエンスコミュニケーター没 | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2010/05/24
  • 未熟なDNA鑑定で無期懲役判決を出したことに対する科学者の責任 | 5号館を出て

    あちこちで話題になっているので、もはや付け足すことはほとんどないのですが、私たちと研究領域が近いところで使われるDNA鑑定が「決め手」のひとつで判決が確定していたこと、さらにそれが新しい鑑定技術の発展でひっくり返されたという最近のニュースに対しては、やはりそれなりに衝撃を受けております。 この事例では、悪名高き日の警察の「決めつけ捜査」と、「どんな容疑者でも絶対に落とせる」というこれでもかという圧迫取り調べ技術による自白だけではなく、それを科学的にバックアップするものとして登場したDNA鑑定によって最高裁で無期懲役が決定していたということがキーになっています。 それまでも、恣意的な捜査と強引な自白の強要、さらには証拠のねつ造でえん罪を繰り返してきた日の警察にとっては、「科学捜査」すらも彼らの「直感」を補完するための新しい道具のひとつに過ぎなかったに違いありません。それまでも、平気で非科

    未熟なDNA鑑定で無期懲役判決を出したことに対する科学者の責任 | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2009/06/09
    本来傍証でしかないDNA鑑定を「決定打」と考えてしまうのは関係者だけ?/「千人に一人」の精度も、無作為抽出の千人ではなく、捜査線上に上がり得る千人と考えてしまいそう。これはなんに関する無知なのだろう。
  • ツボカビとたたかうカエルの免疫システム | 5号館を出て

    でも2-3年前にツボカビの脅威が問題になったことがありますが、その後はそれほど深刻な事態の報告はあがってきておりません。一方、世界的にはまだまだツボカビが両生類を絶滅させるのではないかという論調の記事が時折出ています。 そんな中で、カエルやイモリといった両生類もなすすべもなく一方的にツボカビにやられ、どんどんその数を減らしているなどということはないという論文が出されました。 まずは、EurekAlert!のリリース記事で知りました。 Amphibians may develop immunity to fatal fungus 両生類は致死性のカビに対して免疫になりうる 書いてあることは、要するに両生類もツボカビに対する免疫状態を獲得して抵抗力をつけることがあるという研究結果です。元論文はBioScienceという学術雑誌に出たものなのですが、それを発行しているAmerican Ins

    ツボカビとたたかうカエルの免疫システム | 5号館を出て
    kamezo
    kamezo 2009/04/02
    ツボカビは最後の一押しかあ……。/日本での調査(2007)→http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2007/1130a.html
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