ポスターのPDFはこちらからダウンロードできます:http://kanagawaglobal.com/wp-content/uploads/2017/08/20170810-computational-thinking.pdf プログラミング教育の目指すもの 世界的にプログラミング教育への関心が高まっています。米国など欧米諸国の取り組みの大きな特徴の一つは、「プログラミングはコンピュータサイエンスへの入り口」と位置付けて、その教育を推進しているところです。 例えば米国では「Computer Science for All」イニシアチブの一環としてプログラミング教育の普及が進められています。 また、日本でも有名なCode.orgも、その名のイメージとは違い、コーディングそのものを広めるのが目的ではなく、コーディング体験を通してコンピュータサイエンスを学ぶ子供たちを増やそうというのが創業者の意
投稿日 : 2017年6月12日 最終更新日時 : 2017年6月12日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 知る 「13才からのコンピュータサイエンス物語」シリーズ。第一弾は「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」です。 この記事は、講演資料として作成した「13才からのコンピュータサイエンス物語」スライド資料のうち、主要なスライドの画像を貼りつけて、簡単な説明を加えたものです。 それでは、はじまりはじまり。。。 13才からのコンピュータサイエンス物語「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」のタイトルページ 13才からのコンピュータサイエンス物語「コンピュータって何だろう編」と「プログラミングって何だろう編」の見出しのページ コンピュータサイエンスを知るために、まず「コンピュータって何だろう」を考えてみましょう。 わた
投稿日 : 2017年5月5日 最終更新日時 : 2017年5月5日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 知る 最近ようやく、コンピュータサイエンスへの関心が日本においても高まってきたようです。米国では「コンピュータサイエンス学科」が出来たのは1960年代のことですが、日本はながらく、モノ作りのための工学の枠組みでコンピュータを捉えることが多く、もっと広い学問領域である「コンピュータサイエンス」が存在したことは長らくありませんでした。 今回は、日本にありがちな「コンピュータサイエンスへの10の誤解」を通して、コンピュータサイエンスとは何か、を考えてみたいと思います。 今回取り上げるその「10の誤解」とは以下です: コンピュータサイエンスとはコンピュータの作り方の学問である。 コンピュータサイエンスとはコンピュータの使い方の学問である。 コンピュータサイエンスとはアプ
投稿日 : 2017年4月28日 最終更新日時 : 2017年4月28日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 教える プログラミング教育への関心が高まっています。毎週、何らかの新しい取り組みの報道を目にしているような気がしますし、さまざまな書籍が書店にあふれるようになりました。 しかし、ちょっと気になることがあります。コンピュータサイエンスやプログラミングの有識者は気づいていると思いますが、いまプログラミング教育でフィーバーしている人たちは気づいていないような気がします。今回はその点を、ピアノ演奏とプログラミングを対比させながら説明しようと思います。 ピアノを習うこと わたし自身はピアノは弾けないし習ったこともないのですが、身近にピアノを習っている人がいます。それを眺めていて気づいたことがあります。当たり前なのですが、ピアノレッスンの目的は「曲が弾ける」だけではない
投稿日 : 2017年4月27日 最終更新日時 : 2017年4月27日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 体験する 遊びながら2進数に親しめる「バイナリートランプ」。まずは普通のトランプゲームを、「バイナリートランプ」でやってみると、遊びながら2進数に慣れていくことができます。いつもの数なのに、ゼロとイチだけで書かれていると不思議な感じ。でもだんだん、そこには一定の規則があることがわかってくると、不思議な感動があると思います。 それでは、遊び方です。 誰もが知っている神経衰弱を「バイナリートランプ」でやるのが「バイナリー神経衰弱」ですが、ちゃんとそのルールを説明します。 1.全てのカードを場に、裏面を向けて並べます。 「裏面」は、数字が書いていないほうの面です。 普通のトランプより枚数が多いので、たっぷり遊ぶことができます! ジョーカーも混ぜてしまいましょう。(
投稿日 : 2017年4月24日 最終更新日時 : 2017年4月24日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 教える 教育分野でのテクノロジー活用が論じられることがよくあります。デジタル教科書やタブレット導入、そしてプログラミング教育必修化など。どれもバラ色の夢のようなお話ばかりなのですが、本当にそれらの効用は現実化できるものなのでしょうか。 今回はその例として「大規模公開オンライン講座(MOOC; Massive Open Online Courses)に関する売り文句を検証してみたいと思います。 「MOOCは教育格差を解消する」? MOOCとは一言でいうと「オンライン動画視聴型授業」と言えるでしょう。なぜ「大規模」かというと、教室に入りきらないような大人数の受講者に対して講義することができるからです。米国などでは有名大学もMOOCを提供したりなどしていて、日本人
投稿日 : 2017年4月24日 最終更新日時 : 2017年5月1日 投稿者 : MoriokaTsuyoshi カテゴリー : 体験する 人工知能ブームです。ちょっと盛り上がりすぎていろんな報道が飛び交っていますが、最近注目を浴びたのはこれではないでしょうか: 「ロボットと仕事競えますか 日本は5割代替、主要国最大」、日本経済新聞、2017年4月22日 人工知能とロボット技術が進歩することで、いろんな仕事が機械によってなされるようになる。そうすると人間のする仕事が無くなっていく脅威論がよく言われますが、わたしはもっと楽観的です。技術によって人の仕事が変わっていく(奪われるのではなく)というのは、いままでの歴史でよくあったことだからです。 人工知能が雇用を増やす 例えばATM。ATM以前の時代って、想像できますか?お金を引き出したり、口座に入金するためには、金融機関の窓口に行かなければな
最近、日本でも「コンピュータサイエンス アンプラグド(Computer Science Unplugged)」という手法が関心を集めつつあるようです。 「アンプラグド」とは、電源プラグが壁のタップに挿入されていない、つまりプラグされていない状態を指す言葉。つまり、この手法の名は、「コンピュータをはじめとする電子機器がアンプラグドなままで学べるコンピュータサイエンス」、といったような意味になります。 以下この手法を「CSアンプラグド」と呼称します。CSアンプラグドは、ニュージーランドの大学のコンピュータサイエンス学科で開発されました。その背景には、以下のような経緯があります: コンピュータサイエンスは21世紀の基本的教養である プログラミングはその入口と位置付けられている しかし、Scratchなど教育用プログラミング言語が発展してきているとはいえ、それでもPCなど電子機器が必要で、マウスや
「絵本で楽しむ科学・技術・工学・数学(STEM)」シリーズ、第6弾は2016年に出版されたばかりの新刊、「大坂城 絵で見る日本の城づくり」。STEMのうちの「工学(E)」の要素を持っていますが、小難しいことは何もありません。小学校低学年から大人まで楽しめる、「ウォーリーを探せ」的なノリの良書なのです。 書籍情報: 青山邦彦=作 北川央(大坂城天守閣館長)=監修 出版社(講談社)のページはこちら:http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784061332966 Amazon.co.jpのページはこちら:大坂城 絵で見る日本の城づくり (講談社の創作絵本) 絵本の紹介 ストーリーらしきものはごく単純。殿様(おそらく徳川家康?)に「豊臣秀吉が城を造るそうなので、探って参れ!」と指示された3人の子ども忍者のダイスケ、ケンタ、サオリ。城づくりに潜り込
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