旧国立競技場(東京都新宿区)にあった過去の五輪のメダルなどスポーツ関連資料を保管する「秩父宮記念スポーツ博物館・図書館」が収蔵する資料約六万件と図書約十六万五千冊について、これまで行っていた貸し出しや閲覧のサービスを四月から無期限で休止したことが分かった。人員削減に伴う業務の縮小が大きな理由だが、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向けて両館の資料の活用を考えている自治体などもあり、大会の機運醸成に影を落としかねない。 (唐沢裕亮) 「サービスを継続したい気持ちはやまやまだが、少ない人員で多くの貴重な資料を整理、仕分けするには限界がある。何とか理解してほしい」。両館を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)の担当者は苦しい胸の内を明かす。 両館は旧国立競技場の解体と新国立の建設に伴い、収蔵していた資料と図書は現在、足立区内の倉庫で保管。三島弥彦さんが日本人として初めて一九一二年ストックホ
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