CTIA2012レポート(3)音楽、ゲーム、ペイメント、それぞれの「地に足のつきかた」 2012.05.10 盛りだくさんの初日が終わり、二日目の今日は、基調講演のラインアップはやや軽量級で、参加者の出足も今ひとつ。この傾向は毎年のことで、二日目はどちらかと言うと、展示を主に見る人が多いようだ。私は、今日もキーノートとワークショップ中心で、展示はまだざっとしか見ていない。 1.CTIAにおける音楽 どういう理由かはわからないが、CTIAで「エンタメ系」というと、音楽関係のサービスやテーマが取り上げられることが歴史的に多い印象がある。2000年代前半のお祭り騒ぎの頃は、毎回のように二日目の軽量キーノートにヒップホップ・アーティストが出てきて公演し、全く浮いていて場違い感を出しまくっていた記憶がある。 しばらくそういった演出は影を潜めていたが、今年は昨日のキーノートの前に、ニューオーリンズ出身
アクトビラは、同社が運営するデジタル家電向けコンテンツ配信サービス「アクトビラ」において、他事業者との連携やサービスの多様化を進める。2012年5月10日に開催した説明会で、サービス利用の現状と今後の事業方針を説明した。 アクトビラはVODサービスの現状として、対応機器の出荷が累積で約4000万台(動画対応機器のみ)となり、このうち累計接続台数が420万台、会員登録数が52万台あると説明した。提供コンテンツ数は6万本以上(カラオケ2万曲を含む)で、VOD作品の提供事業者数は63社である。2011年の売り上げは前年比約2倍で伸びている。このうち月額見放題パックの販売割合が47%を占め、間もなく50%を超えそうだという。またVODの売り上げのうち、映画、アニメ、ドラマの3分野で約80%を占めている。 2012年度に新しく取り組む事業分野として、新サービスの開発が目的の「新アクトビラサービス分野
ニワンゴは2012年4月26日、同社が提供する動画配信サービス「ニコニコ動画」の次期バージョン「Zero」を5月1日から運用すると発表した。ページの再読み込みを減らし、動画を高速に切り替えながら視聴できるなど、使い勝手を改善した。新バージョンはプレミアム会員から先行して提供する。旧バージョンからの切り替えは選択制で、旧バージョンのまま使い続けることもできる。 ニワンゴは、パナソニックとソニーがニコニコ動画を直接利用できるテレビの開発を進めていることも発表した。製品の発売時期は未定だが、既に機能開発などは終了しているという。パナソニックの製品はニコニコ生放送にも対応する。2012年4月28日、29日に開催するイベント「ニコニコ超会議」で、稼働製品を展示する予定である。 ニコニコ動画:Zeroでは、動画視聴の新ユーザーインタフェース「ZeroWatch」を導入し、使い勝手を改善する。ZeroW
NTT西日本とデバイス開発などを手掛けるサイレックス・テクノロジーは2012年4月20日、インターネットに接続したパソコンの画面を、遠隔地のテレビのディスプレイに出力するコミュニケーション端末「TAYORI」(SX-RD4000G-NW:写真)のサポートで協業すると発表した。 TAYORIは、サイレックスが4月23日に発売する新製品。会議室の大型ディスプレイに部内のPC画面をLAN経由で送信する用途で販売していた企業向け製品をベースに開発したもので、「今回、家庭向けにインターネット経由でも利用できるようにした」という。 NTT西日本は、この製品について、情報機器端末の購入相談コールセンター「光Linkホットライン」での案内や、購入者向けに、初期設定や操作について電話やオンサイトでサポートする「リモートサポートサービス」での対応を受け付ける。 TAYORIは、テレビ出力用のDVI-Iポート、
オークローンマーケティングは、mmbiとショッピング番組「モトとるショッピング U字工事の大喜利道場」を共同企画、スマートフォン向け放送局「NOTTV」において4月7日に放送を開始する。 モトとるショッピングは、オークローンマーケティングの商品から2~3アイテムを選定し、商品にまつわるテーマに基づいた大喜利を展開する。「面白い回答を楽しみながらショッピングをお得にできる番組」という。さらに、それらの商品を映像によって紹介していく。 データ放送部分に購入ページへのリンクを設置して、放送中にいつでも商品を購入できる。データ放送部分から購入すると、NOTTVの月額サービス利用料に相当する420円分が値引きされる。つまり、「元を取る」ことができると解釈でき、番組名の由来にもなっている。仮に商品を毎月1アイテムづつこの番組を通じて購入すれば、事実上視聴料は無料になるというコンセプトである。 モトとる
AmazonはKindle Fireで金鉱を掘り当てた。このデバイスはApple iPadから安全な距離を取りつつ、iPadに匹敵する唯一のAndroidタブレットとなっている。Amazonはタブレット領域では後発だったが大成功し、Samsung、Acerといった多くの競合他社に水をあけている。しかし、Kindle Fireがすでにアップグレードされる予定で次世代版が開発中とリポートされている一方、Amazonが将来のタブレット領域に3方面から殴りこむ準備をしているのは明白なようだ。 台湾のニュースチャンネル、CENSによると、Amazonは2種類の7インチタブレットだけでなく、より大きな8.9インチサイズのタブレットデバイスもローンチしようとしている。これが本当なら、現在のKindle Fireに類似したローコストモデルと、特別な機能を備えた追加2モデルを目にすることになりそうだ。 詳細
アクトビラは2012年4月2日、法人向けコラボレーションプログラムの一環として「マイチャンネル」サービスを2012年4月中旬に開始すると発表した。 アクトビラの利用者がマイチャンネルの設定で他社サービスを選択すると、アクトビラボタンを押した際にアクトビラと利用者が設定した他社サービスの二つの入り口がテレビ画面に表示されるようになる。 法人はアクトビラと契約することで、マイチャンネルの登録候補としてそのサービスを表示できるようになる。独自のテレビ向けインターネットサービス(動画配信も含む)を、アクトビラ対応端末約4000万台(2012年3月末アクトビラ推定)向けに簡単に提供できるという。 [発表資料へ(PDFファイル)]
ジャパンケーブルネット(JCN)は2012年3月26日、セットトップボックス(STB)のポータルサービスから、凸版印刷が運営する電子チラシサイト「Shufoo!」を閲覧できる機能を導入すると発表した。2012年4月1日に提供を開始する。Shufoo!の電子チラシサイトには2012年2月29日現在、大手流通各社、地域主力スーパーなど約990社、約7万2000店舗が参加している。 利用者は、JCNテレビのSTBポータルサービス「JCNおすすめナビ」から、リモコンでチラシ情報にアクセスできる「チラシポスト」アイコンを選ぶだけで、電子チラシをテレビで閲覧できる。 初回に居住地域の郵便番号を入力することで、在住地域を中心とした店舗のチラシを表示できる。チラシの情報は毎日更新される。STBの双方向通信機能により、快適に電子チラシを表示できるという。 [発表資料へ]
写真1●「光BOX+」の本体(箱の上のプラスチック筐体)とリモコン。本体サイズは横122×奥行き100×高さ27.2mmと小さい NTT西日本は2012年3月21日、Android OS搭載のセットトップボックス「光BOX+」を3月22日に販売すると発表した。価格は9240円。また光BOX+による映像配信サービスに関して、フールージャパンと協業することも併せて発表した。 光BOX+では、オンライン通販サービス「ベルメゾン」(千趣会)や動画配信サービス「Hulu」(フールージャパン)、映画情報サービス「myシアター」(マイシアター)、IPサイマルラジオ「radiko.jp」(radiko)が利用できる。また、「ひかりTVどこでも」(NTTぷらら)や「スカパー!オンデマンド」(スカパーJSAT)、「U-NEXT」(U-NEXT)といった動画配信サービスと、買い物支援サービス「ネットスーパーオー
ソフトバンクモバイルは2012年2月27日、同社指定の固定通信サービスとスマートフォンをセットで利用した場合に、スマートフォンのパケット通信料を割り引くキャンペーン「スマホBB割」を、2012年3月5日から5月31日まで実施すると発表した。 スマホBB割では、「パケットし放題フラット(iPhone向け)」を利用している場合、通常4410円の月額定額料が、最大25カ月間430円引きの月額3980円となる。同様に「パケットし放題フラット for スマートフォン(SoftBank スマートフォン向け)」を利用している場合、通常5460円の月額定額料が、最大25カ月間1480円引きの3980円となり、それ以降も980円引きの月額4480円となる。家族が利用するスマートフォンも最大10回線まで割引対象となる。KDDIが先立って発表したスマートフォンユーザー向けの割引プラン「auスマートバリュー」に対
アクトビラとヨーズマーは2012年3月14日、テレビを使った法人向けソリューション事業を共同で推進することで合意、業務提携契約を締結したと発表した。 両社は、約4000万台が普及している見られるアクトビラ対応のテレビやレコーダー、セットトップボックスを活用できるプラットフォームと、ヨーズマーのホワイトスペース対応システム、データ放送システムなどの放送技術、CMSなどの制作技術を組合せる。自治体やケーブルテレビ局などを含む様々な法人向けにテレビを使った最適な法人向けソリューションを共同推進していくという。 具体的なサービス開発•提供内容例として、ケーブルテレビ局向けにはVODサービスの展開や各局TVポータルサイトなどを挙げる。自治体向けには、自治体テレビポータルサイトやテレビを利用した各種サイネージシステム、消費者サービスとしては買い物支援や高齢者見守りサービス、求人情報などを挙
米Aereoは現地時間2012年3月14日、Webベースのテレビサービスをニューヨークで開始したと発表した。Web対応のデバイスがあれば、専用アプリケーションをインストールしたり新たに機器や回線を導入したりすることなく、高画質(HD)テレビを視聴できる。 サービス利用料は月額12ドルで、90日間の無償トライアルを利用可能。招待制のため、利用を希望するユーザーはWebサイトのウエイティングリストに電子メールアドレスを登録する。 同サービスは、簡単に言えば、非常に小さいテレビアンテナを、データセンターに多数設置し、サービス加入者にこれらアンテナへのアクセスを提供する。サービス加入者はNBC、ABC、CBS、FOX、PBSをはじめとする20以上のテレビ局の放送を視聴できるほか、40時間録画可能なリモートDVRとしてオンラインストレージを使用できる。タッチスクリーンに対応した番組ガイドで見たいドラ
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
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