中学・高校の頃は、普通の女の子になれそうにない自分を直視したくなくて、同級生の女の子を好きになりました。その子を一途に想うことで、初めて人を本気で好きになる気持ちに気付きました。 ですがいつまでたっても生理も来ない、自分の未発達な体をその子にだけは見られたくなくて、その子も私を好いてくれていたことに気付いていたけれど、服をはぎとり押し倒すだけの勇気がありませんでした。 その子は体の発育がよく、中学の頃から胸もふくよかで、女の子らしい丸みをおびた体をしていました。触れたい、思いきり抱きしめたいのに、思うまま動けない胸の苦しさのままに、毎晩その子と抱き合う想像ばかりしては、よりいっそう想いは強くなっていきました。 自転車に二人乗りした夜、一生懸命ペダルをこぐその子の腰まわりにこの両腕をまわして、ぎゅっとしがみついた感触が今でもこの両腕の内側にそのあたたかい感触が蘇るほどです。 その子が好きだか
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