10歳くらいからだろうか。 母親との距離感が近い、というのは切腹モノの”恥”という強烈な意識を私は抱くようになった。 その意識は思春期の到来によって引き起こされる内面的変化の表れで抱いたものではなく、別のきっかけによって植え付けられたものだった。 当時の担任教師が帰りの会のときに突然 「〇〇君はなんとお母さんのことを『ママ』と呼んでま~す!!wwwwwwwwwwwwwwwww」 とクラスメートの秘密を大声で暴露したのだ。 その瞬間、教室中が爆笑の坩堝と化したことをよく覚えている。 私は担任教師にひたすらドン引きしていたので笑えなかった。 信じられない人もいるだろうが、少なくとも90年代まではこのレベルのキチガイ教師はザラにいた。 また、当時は『ママ』呼びする男は問答無用で気持ち悪い奴という認識が共有されていて(今どきの若い子で公然とママ呼びしている人は普通にいると大人になってから知って仰天