第152回芥川賞と直木賞の選考会が15日夜に東京で開かれ、芥川賞に小野正嗣さんの「九年前の祈り」、直木賞に西加奈子さんの「サラバ!」がそれぞれ選ばれました。 このうち芥川賞の受賞が決まった小野正嗣さんは大分県出身の44歳。 立教大学の文学部で准教授を務めています。 フランス文学を研究しながら小説を書き続け、平成15年の「水死人の帰還」、平成20年の「マイクロバス」、おととしの「獅子渡り鼻」に続き、4度目の候補作で受賞となりました。 受賞作の「九年前の祈り」はカナダ人の夫と別れ、障害がある3歳の息子とともに東京からふるさとの大分に帰ってきた35歳になる母親が主人公です。 ふるさとで育児に悩む現在と9年前の旅の記憶を織り交ぜながら、息子の障害に向き合う母親の揺れる心情を描いています。 小野さんはNHKの電話インタビューに応じ「とてもうれしい気持ちでいっぱいです。これまで書いてきた作品にもそれぞ
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