今回は落語から、「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)。 「地獄八景」は1時間を越える長い旅噺であり、噺家たちにとってはなんとも「しんどい」噺であるにも関わらず、現代まで聞き手を飽きさせないエンターテインメント性ある噺のひとつである。というのも、桂米朝が物語を再構築し今日に伝えたことによって、古典落語の魅力をそのままに現代人に馴染んだからである。 また、長い噺なだけあって噺家によって個性がある。話の内容も若干異なるものの、今回の記事は私の大好きな桂米朝の「地獄八景」に注目したい。 地獄極楽図 河鍋暁斎 作 (大英博物館所蔵) 読んで文字の通り、この噺は「地獄」を旅するものである。まず登場するのはサバの刺身を食べて食あたりで亡くなった喜六。気付くと冥土への道。そこでつい先日亡くなった伊勢屋のご隠居と再会し、一緒に旅をすることにする。 次に登場するのはその二人の後ろをあるく団体
文化財課では様々な体験型のイベントや講座・展示を行っています。ぜひご参加下さい!! 今後もいろいろな事業を予定しています。詳細がわかり次第お伝えしています。 令和6年度イベント情報
原爆投下前の町並み公開=平和記念公園で発見-広島 道路や建物の基礎など被爆時にあった町並みの遺構を眺める市民ら=15日午前、広島市中区の平和記念資料館前 原爆投下前にあった民家などの町並みの遺構が広島市の平和記念公園で新たに発見され、市は15日、一般公開した。市の担当者は「遺構を見て、(原爆で)町が壊滅的な被害を受けたことを知ってほしい」と話している。 平和記念公園は、原爆投下まで約1300世帯、4400人が生活していた「中島地区」の上に戦後、盛り土をして整備された。遺構は公園内にある平和記念資料館の耐震工事に伴い見つかった。公開された資料館本館前の場所には、寺や幼稚園が並ぶ「材木町」があった。 被爆当時、住民が使っていたとみられる懐中時計や歯ブラシなどの日用品=15日午前、広島市中区の平和記念資料館前 昨年11月から行われた発掘調査で、民家の敷石や道路の縁石、当時の住民が使っていたと
賀茂郡ではもっぱら「火の釜」の呼称でまとめられている。 『国郡志御用郡辻書上帳 賀茂郡 文政二年卯五月』に「寺家村熊野跡村書上帖ニ相見」と、記載のある2ヶ村を挙げるだけでなく、「西條庄高屋庄之内に数々有之由」と、記載していない村々にもあると補足されている。 賀茂郡の火の釜の事 火の釜と唱候もの西條庄寺家村熊野跡村書上帖ニ相見其外書出者不仕候得共西條庄高屋庄之内に数々有之由相聞申候方大石積上ケ上へも大石を覆ひ其上へ土を置戸口有之内広サ大概三四畳敷五六畳敷位ニ仕立候ものと相見申候此儀往古穴居之跡或者先年火雨降なとゝ申事ニて拵候ものニも可有之抔と申出如何様往古蒙(モウ)古火器を以攻来を火雨降と云触候由ニて為要害拵候ものにも可有御座哉と申値候 その内の一ヶ所、熊野跡村は後に安芸郡に変わり、現在は広島市安芸区。 熊野川の湾曲部に「香路山」があり、その麓にある「火の釜」が「熊野跡村書上帖ニ」挙がってい
イチロー 負傷から一夜明け、「人の金で焼き肉が食べたい」Tシャツで登場
Brassai Au bistrot, ca. 1930-1932 ©Estate Brassai 石畳みの路地、モンマルトルの丘へと続く長い階段、凱旋門が構え待つシャンゼリゼ通り――。誰もが溜め息をつくほどの美しさをもつパリの街は、昔から人々が憧れる存在でした。そんな昔のパリの生活の様子が見られる無料写真展が、パリ市役所「Hotel de Ville」で2014年3月8日まで開催されています。 Brassai Montmartre, 1932 ©Estate Brassai これは1924年にパリへやってきた、ハンガリー出身の写真家ブラッサイ(Brassaï:本名ジュラ・ハラース Gyula Halsz)によるパリの写真展です。彼は、サルバドール・ダリ、パブロ・ピカソ、アンリ・マチスなども撮影した写真界の巨匠ともいえる人物。今回の写真展が注目されているのは、ブラッサイを世に広く知らしめる
アジアの街並-東南アジア旧市街・中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室 このブログは中国文化研究者川野明正(明治大学・2008年より)のアジアの街並探訪記です。東南アジアの旧市街や中国の古い街である古鎮と日本の昔町の紹介など(2013年4月から2014年3月まで東南アジアと中国を放浪しています)。 邱奎福著『現代中国風刺詩事情─戯れ謡で読むほんとうの中国』東京・小学館、2007年 ¥1400+税 友人であり、職場の同僚でもある邱奎福さんが本を出されたのでご紹介します。 邱奎福著『現代中国風刺詩事情─戯れ謡で読むほんとうの中国』という本です。邱奎福さんは、日本で中国語教育の教鞭をとるかたわら、実務通訳者としてしばしば中国に帰り、中国社会の現実も熟知している方で、普段のみかけはひょうょうとして笑みを絶やさない人ですが、実は眼光鋭くこんな戯れ謡も集めておられたのだな、と思います。かつて南雲智氏(と
ガボの必見・発見(必験・初験) 50代半ばの私として、残りの人生を考えると必見(験)だと思えること、またこの年で新たに発見(初験)できたことという軸で、美術・街歩き等を中心に書いていこうと思います。 本展公式サイト http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_5/ 美術初心者の私には「小田野直武」も「秋田蘭画」もハードルは高かったのですが、2016年8月26日に「小野田直武と秋田蘭画」プレミアムトークに参加して、ものすごく興味が湧いてきましたので、下記ブログ記事で記載したとおり、「江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴 」、「江戸の好奇心―美術と科学の出会い」、「秋田蘭画の近代―小田野直武『不忍池図』を読む」を読んで準備をしてきました。 http://ameblo.jp/shonan5333/entry-12198353137.html そして
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く