1980~90年代の歌謡曲やアイドルポップスに深い造詣を持つ中島愛が、初のカバーアルバム「ラブリー・タイム・トラベル」をデビュー記念日である1月28日にリリースした。広く知られる大ヒット曲から“隠れた名曲”と言えるマニアックな楽曲まで、アルバムには中島自身がこだわりぬいてチョイスした7曲のカバーが収められた。また中島はこの作品で初めてセルフプロデュースに挑戦しており、アレンジャーの選定からアートワークの細部にいたるまで、自らのこだわりを貫いている。 今年がデビュー10周年で、6月には30歳の節目を迎える彼女。今回のインタビューでは「ラブリー・タイム・トラベル」に込められた中島のさまざまなこだわりを紐解くと共に、節目の年に感じている今現在のリアルな心境を語ってもらった。 取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 堀内彩香 ──中島さんは歌謡曲やアイドルポップスに深い愛情を持った方ですが、それだけ好き