プロ野球日本ハムファイターズの多田野数人投手(29)が10日、札幌ドームで行われた千葉ロッテマリーンズ戦で無安打無得点試合(ノーヒット・ノーラン)にあと1人まで迫ったが、九回2死から大松にライト前ヒットを打たれ、惜しくも記録はならなかった。試合は4−0で日本ハムが勝った。 【写真特集】王、長嶋、清原、バース 日本プロ野球不滅の名勝負 多田野は4四球を与えたほか、味方エラーでの出塁も許したが、要所を締め、最後まで投げきった。多田野は立教大-インディアンスを経て、07年11月のドラフトで日本ハムに指名され、昨年は7勝7敗。今シーズンはこれまで2勝2敗防御率7.71と不振で、2軍で調整。約2カ月ぶりに1軍に昇格後、初めての登板で完封勝ちした。 多田野はプロ初完封でチームの連敗を止めた。「初回に1点とってもらって気持ちが楽になった。ヒット(性)の打球を野手が止めてくれたので(記録は)あまり考